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オンラインミーティングの決定版?ZOOMはホワイトボードもなかなかでした

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先日、オンラインでのワールドカフェ形式イベントに参加しました。

そのとき利用したオンライン会議ツールが「ZOOM」。SkypeGoogleハングアウトなどに比べるとまだ知名度はそれほど高くないのかな? とは思いますが、ファシリテーター界隈では高品質と定評のあるツール。初めて本格的に経験しましたので、ホワイトボード機能によるファシグラ中心にまとめてみたいと思います。

ZOOMの特徴

ZOOMについて日本語でもっとも詳しく紹介されているのは、田原真人さんのこのサイトかと思います。

zoom-japan.net

PCでも、iOSでも、Androidでもアプリから利用可能なオンラインミーティングツールです。
大人数で接続しても安定していること、途中でブレークアウトセッションという少人数のグループに分けてセッションができることなど、とても高機能。多くの機能が無料版でも利用可能です。無料アカウントでは1セッション40分の制限はありますが、メンバー間でホストをぐるぐる回せば長時間話せるし、40分くらいってキリがいいかも。笑。
以前のメニューは英語表示しかできませんでしたが、日本語化されてかなり使いやすくなりました。

ZOOMのホワイトボード

以前、オンラインホワイトボードについてはこんな記事を書きました。

facigraworks.hatenablog.com

 この「A Web Whiteboard」は簡単に使えるのですが、解像度の調整ができず異なるデバイスでは画面が途切れるという致命的な欠点がありました。
ZOOMのホワイトボード機能はそれぞれのデバイスに合った表示でとても快適です(iPhoneでは使えないようで、それは残念)。

こちらがMac OS

f:id:nummy:20160818215406p:plain

こちらはiPadです。

f:id:nummy:20160818215405j:plain

iPad版のほうが描画色が少ないなどやや機能制限されているように思えますが、そんなに凝る必要もないと思いますし十分ではないでしょうか。ペン先の太さも細かく調整できますし、いわゆるグラフィックレコーディングにも耐えられるクオリティでした。

※でも、グラレコががっつり必要ならもっとドローイングに特化したアプリで描いて、その様子を画面共有するほうがいいかもしれません。レイヤー機能はありませんので。この画像はMacペンタブレットで書きました。

f:id:nummy:20160819060911p:plain


ホワイトボードの保存には気をつけろ

今回参加したイベントはワールドカフェ形式でしたので、ブレークアウトセッションを設けて4人ほどのグループでセッションがありました。
このブレークアウトセッションは会議のホストがメンバーや時間を設定します。そして、時間が来るとシステムが無慈悲にセッションを終了します。そのときホワイトボードは……どこにも保存されていません(涙)。
ワンクリックで保存できますので、こまめに保存しておくほうがよさそうです。ブレークアウトセッションでは終了30秒前に注意が表示されますので、そこでしっかり保存、話を終えるようにすることが必須かと思います。

保存したホワイトボード画像(PNG形式)はMacなら「書類」>「ZOOM」の中のフォルダ、Windowsなら「ドキュメント」の中を探っていくとあります。

f:id:nummy:20160818215409p:plain

iPadのホワイトボードはもっと大変だった

iPadのホワイトボードを使いながら「保存」メニューを探したのですが……なくない?
保存メニューがないような気がします……。スクリーンショットをとっておけということなのでしょうかorz

f:id:nummy:20160818215403j:plain

 

ゲスト参加だと描画の遅延が起きやすいらしい

今回、2回のセッションとも私がホワイトボードのホストだったので感じませんでしたが、他の方からは「描いたつもりでも反映が遅かった」という声も聞かれました。あり得る話ですね。次の機会にはゲストとして試してみたいと思います。

字はやっぱりテキスト入力がいいだろう

ペンタブレットでへろへろ書くより、字はテキスト入力のほうが断然おすすめです。フォントサイズも調整できます。字を書いていると、線が引っ張られてしまうこともあって修正がなかなか面倒ですし、ある程度のタイピングスピードがある方なら、絶対テキスト入力のほうがやりやすいです。それを絵と組み合わせたらけっこういいグラフィックになりそう。

事前に練習できます

自身で一人だけのミーティングを開始すれば、ホワイトボードの機能を試すことができます。
セッションに入れば待ったなしの状態になりますから、グラフィッカーをしようという方は事前に練習しておく方がいいですね。

初めての本格的ZOOMだったのでわたわたしながらの参加でしたが、とても可能性を感じるセッションでした。次の機会にはさらに「グラフィックは? ハーベスティングは?」という点に注目して参加してみたいと思います。

 

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