10/25に参加したワールド・カフェ20周年記念イベント。
↓記事はこちらから
この時は、参加者として手元で描くものと、流れがレコーディングされていくもの、両方のグラフィックをその場で体験することができました。
まず、手元で描いたグラフィック。
TWCでは考えを拡げ、つなげるために手元の用紙(今回はリッチにイーゼルパッド!)にどんどん落書きをしていくことが推奨されます。
ただ、みんな書く(描く)ことは書くんですけど、誰かがあまり絵をどんどん描き出すと、他のメンバーの手を止めてしまうのではないか? という気もしました。
「どんどん落書きしましょう!」と言っても、絵の巧拙の部分で自信がない人にとっては、(下手でも)大きく絵を描く人を見ると気後れするのか? それとも、誰かが記録しているから自分は描かなくて大丈夫、な気になるのか…? 手が止まってしまう場面がありました。
そこを上手く、テーブルでカバーしあえたらいいですねえ、と強く思います。
ていうかみんな、落書きしようよ。ホンマ。要点まとめたりしなくていいから。
そしてもう一つ、グラフィックレコーディングの話。
神戸会場のグラフィックは「おじょぉ」さんが担当されていました。
↓実際のグラフィックは、おじょぉさんのWebサイトでどうぞ!
おじょぉさんのお仕事はイラストレーター。当然イラストは素晴らしいです。
しかし私が言いたいのは、それ以上に何かがちがう! すごい! ということです。
何が違うのか。それは、おそらく、場と流れをつかむ力なんだろうな…と感じています。
今回はビデオメッセージや、遠隔地からのプレゼン中継でストーリーが語られて行きました。
用紙が貼られている壁と、映像が映し出されるスクリーンの角度は90度から180度。そう、画面を見ながらは描けない状況なのです。ましてや、ビデオメッセージは日本語字幕でしたから。
ある程度の予習はしたとのことですが、非常にタフな状況で、これだけことばを拾い、構造的に描きとっていく…見事としか言いようがありません。
すばらしい勉強の機会になりました。
対話そのものがオンラインになっていくと、当然レコーディングもオンラインになっていきます。また、リアルな場の対話でもデジタルで描いていく方が有利な状況はもっと増えるはずです。後日行われたオンラインTWCのレコーディング(デジタルファシリテーションの第一人者、レイチェル・スミスさんによるものです!)を見て、その思いを新たにしました。
これからはデジタルのファシグラにも挑戦しなくては! と、またやりたいことが増えました。