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神戸の未来を創る300人のBE KOBE会議:ホワイトボードの力を実感しました

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去る9日、神戸市と神戸新聞社の共催による「神戸の未来を創る 300人のBE KOBE会議」にボランティアスタッフとして参加してきました。実はこの「300人のBE KOBE会議」、企画段階から日本ファシリテーション協会(FAJ)の有志がボランティアとしてプログラムデザインに参画しました。私にとってはなんと言っても地元神戸の企画ですので、うきうきとお手伝いさせていただきました。


ていうかうきうきするよね! この会場!

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会場は「ラ・スイート神戸 オーシャンズガーデン」。三宮のベイエリアに最近オープンしたコンベンション施設です(基本は結婚式場?)。

https://www.instagram.com/p/BATdSZMuuvV/

ほら、ゴージャス。楽しいワークショップ。

夜景はこんなのですよ。皆さん結婚式を夜に挙げませんか。

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さて、FAJメンバーの役割は小グループに分かれての話し合いの際のテーブルファシリテーターなのですが、私はもう一つ、グラフィッカーも担当しました。


この日の進め方は↓のような感じ。

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最初に集まったグループで「神戸の都心でやりたいプロジェクト」の概要を考え、挙がったアイディアを見てさらに具体的なアクションを考えるグループに分かれ、プロジェクトプランをつくる、というものです。
具体的アクションを考えるのに必要なのは、最初のグループで作ったプロジェクト名の一覧表。その場で生まれるものなので、あらかじめ用意することはできません。紙に書いたものを回収してスライドに転記し、プロジェクターで投影するのですが、一応補完としてホワイトボードも用意していただきました。そして、早書き自慢(?)の不肖私がホワイトボード担当を仰せつかりました。

もちろん、300人も収容する大会場。ホワイトボードは小さすぎて見えないし、ほんの補完に過ぎない…と思っていたのですが。

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PowerPointが不調で、ホワイトボードに書き出す文字をビデオカメラで撮り、会場のスクリーンに映し出すことになったのでした。。。ファシグラ生中継! です。
なんだか、会場内は「書き切れるのか、あんな大量の言葉!!」ってハラハラされていたようですが、読み上げはラジオ関西アナウンサー・池田奈月さんのプロのお仕事ですので、そんなに苦ではなかったんですよー(笑´∀`) レコーディングって、だいたいあんなものです>当日会場にいらしたみなさまへ
総勢50件ほどのプロジェクト名、リアルタイムでは95%くらい拾っていけたかなーと思います。

事務局側としての感想に「手書きのほうが皆さんを引きつけるのでは?」という意見もあったほど、皆さんにしっかり見ていただけてありがたい限りです。スライドが表示されてもホワイトボードのほうに来てくださる方多数でした。
終了後、ホワイトボードの写真をFacebookにアップしてくださった方もたくさんお見かけしました。ありがとうございます☆

ファシリテーターとしては未熟さを痛感したのですけれども、(もちろん、グラフィッカーとしてもまだまだ修行は続くのですが)ホワイトボードを指さしていただくことがグラフィッカーの喜びです。今後も、話し合い当事者のサポートになるグラフィックを探求していきたいと思ってます。

追伸:私が神戸の都心でやりたいことは、やっぱり、でーーーっかくファシグラすることかも!

追伸2:当日の様子が神戸新聞に掲載されました。後日、特集も掲載されるそうです。

www.kobe-np.co.jp

 


マーカーは会場に合わせて選ぶ:パイロット・ボードマスター極太の威力

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「神戸の未来を創る 300人のBE KOBE会議」は、その名の通り300名以上を収容できる非常に大きな会場で開催されました(立食だと700名以上ですって)。

フロアガイド 1F|ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン


以前の投稿のとおり、ホワイトボードを用意していただきましたが、こんな大きな会場では字なんか絶対見えない。 

facigraworks.hatenablog.com

 とはいえ、書くからには少しでも見やすくしたい。
一応、悪あがきとして、極太のホワイトボードマーカーを用意していきました。きっと会場に用意されているマーカーは細字だと予想していましたので。はたして、その通りの細いマーカーがおいてありましたorz

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さて、今回お出ましいただきましたマーカーは「パイロット ボードマスター 極太」であります。

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A4版のNu Boardに描きました。極太でしょう。

ボードに書かれる字の大きさは、マーカーの字幅に依存します。
※普段ボードに書く字が小さいと感じている方は、中字か平芯のマーカーを使ってみてください。自然と読みやすいサイズの字になるはずです。
今回もその効果を狙ってのマーカーチョイスでした。ここまで字幅が太いと字画が詰まって読みにくくなる、という弱点はありますが、そこはテクニックでカバーの領域かもしれません。

と、順調に見えたのですが、今回は思わぬ落とし穴が!
ホワイトボード2枚半ほど書き上げたところで、インクがかすれてきてしまいました。
インク残量はまだあるはずなのに……!

実は、通常のミーティングでは、それほどずーっと何かを書き続けるという場面は多くありません。発言の要点を書いていけばいいのですから、必ずインターバルがあります。その際は、ペンにキャップをはめたり、ペンの向きが変わったりしてインクは自然にペン芯(ニブ)に供給されていきます。また、中綿式のペンは毛細管現象で常にインクがニブに送られるので、インク切れの心配もほぼないわけです(別の弱点があるので、私は中綿式を好まないのですが)。
しかし、「パイロット ボードマスター」は直液式。
ずっとペンを上向きに書き続けると、インクカートリッジとニブの間には空洞ができ、インクが供給されなくなってしまうのでしたorz

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これは、焦りました。カートリッジを見てもインクはあるように見えるし、また、カートリッジ交換も間に合わない(スペアカートリッジは常に持ち歩いています)。
結局は中字平芯(いつもの愛用品)に切り替えて事なきを得ましたが、やはり、バックアップ用に同じペンは2本用意すべきだなあと実感しました。
極太なんてあまり使わないだろうからと、1本しか買ってなかったのです……反省。

とはいえ、ニブに溜まったインクだけでボード2枚半描けるなんて、ものすごく優秀じゃないですか?
さすが、文具界のトヨタ(と勝手に私が思っている)パイロットさんです*。


*万年筆の精度の高さや、フリクションのポジショニングがプリウスっぽいなーとか、勝手に思っています。

 カートリッジももちろん持ち歩いています。

 

コンセンサス・デザイン・フォーラム2016でグラフィックしました

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コンセンサス・デザイン・フォーラム2016(主催:三菱UFJリサーチ&コンサルティングコンセンサス・デザイン室)というイベントが1月13日に東京で行われました。

www.murc.jp

市民同士で対話し、コンセンサス(同意)を形成していくプロセスを体感しようというイベントで、主に行政関係者の方が全国から参加されていました。
ファシリテーター市長のツートップ、西原茂樹・静岡県牧之原市長、本川祐治郎・富山県氷見市長がファシリテートする対話のセッションを実際に体験できるのです。贅沢。

このイベントに「グラフィック・ハーベスティング・チーム」の一員として参加する機会をいただきました。 なんと、総勢10名のチームでグラフィックレコーディングとランドスケープ(全体像)、その他のグラフィックを担当するのです。こんなおもしろい機会、東京まで行きますとも!
ただ、今までほぼ一人で描くことしかしてこなかった(しかもマイペース人)な私…ちゃんとチームとしての仕事ができるのかと不安もありました。が、チームの皆さんのおかげで楽しく実りある時間を過ごせました。

今回多く担当したのは「ランドスケープ」。 プログラム全体でポイントとなる場面や言葉を描き出し、全体を俯瞰できるようなサマリーとなる一枚です。 これまでランドスケープを経験したことがほとんどなかったので、このたびはチャレンジすることにしました。さあ、どうなることやら。

 

で、これが(フォーマットはチームで決めて描いていきました)

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こうなる(超合作!)

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もちろん、プログラムに合わせて「このあたりにこのパートを描きましょう」「このパートは誰がメインで描きましょう」といったことは決めてありますが、それ以外は即興です。誰かが描いたものに、他の誰かが色をつけ、描き足し。ジャズセッションのようです。楽しいだけでなく、複数のグラフィッカーからのアウトプットはより洗練され、より場の本質に近づくような気もします。

今回のチャレンジその2はグラフィックレコーディングも2名で担当したこと。 これは、もっとセッション感がワクワクします。セカンダリを担当した氷見市職員のちいちゃんがノリノリに描いてくださったので、私はちょっと合わせてみた(笑)。

このセッション、当初の予定では数名の方が全体発表をする予定だったのですが、時間の都合で全体共有のみで終わり。全体共有を描くつもりだった右半分のスペース空いちゃった! と焦りましたが、みんなでなんだかんだ持ち寄り、描き足し…で、なんとなくまとまりあるでしょう?

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臨機応変、当意即妙なノリもグラフィッカーには必要なのでしょうか(そういえば、私も含め演劇経験者が結構多いのですよね…)。

ほんとに貴重な経験をさせていただいて、声をかけてくださったゆりさん&たまちゃんには感謝。そして全国から集まったハーベスティングチームの皆さんとも一緒に描けてよかったなあ。これが今回のチームメイトです。

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全体の様子は、こちらのサイトにたくさん写真が載っています。まり子さんありがとうございました☆ 写真も、重要なグラフィック素材ですねー。

wakuwaku-ws.com

【マーカー編】ホテルや公共施設などコンベンション施設のみなさまへ:ちょっとした文具と設備で差別化できます!

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先日、大会場でホワイトボードにグラフィックしたエピソードをこのブログに書きました。

 

facigraworks.hatenablog.com

 

その関連で思い出したのですが、会議室の設備としてホワイトボードやマーカーって意外と無頓着に用意されていることが多いような気がします。というわけで、今回は施設の運営・経営をされている方向けの情報商材的エントリー(無料)です。笑。

ホテルの宴会場などでワークショップをする際は、会場側でホワイトボードとセットでマーカー&イレイザーをご用意くださることが多いです。でも、申し訳ありません、仲間うちを見ると、私をはじめとして会場のマーカー類を無条件に使うファシリテーターはそう多くないように思います。いつも「Myマーカー」を持参しています。
それは、書き味が好みかどうか、というよりも、備え付けのマーカーは実用に耐えないことが多いから。
では、どんなマーカーが「使えるマーカー」なのでしょうか。

☆書けること
いやそんなの当たり前でしょう、と矢のようなツッコミを覚悟していますが、会社の会議室では「書けるマーカーが赤しかなくてボードが流血沙汰!」「ていうか備え付けのマーカー全部インク切れ!」みたいなこと、「あるある」ネタではないですか? 実はこれ、貸施設でも「あるある」なのです。

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ホテルなど、臨時に会議室づかいをする施設では新品のマーカーを準備してくださることが多いですが、常設の設備ではマーカーの替え時に気づいていないことも*。利用の都度貸し出していただく施設でも時々切れていたりするので……。この一点気を付けるだけで相当ポイントアップです。
*これは利用者の責任でもある。施設側では「インク切れに気づいた方は受付までご連絡ください」などと部屋に書いておくことが必要かもしれませんね。

☆適度な太さ
会場の大きさに対して、マーカーの字幅は適切でしょうか。
多くの会場では常に「丸芯・中字」をご用意くださっていることが多いような印象があります。 これは一般的で誰でも使いやすいのですが、字幅が細いと書かれる字も細くなりがちです。
ただでさえ人前で字を書くのには抵抗感がつきもの。ましてや、大きく字を書くことに慣れている人はそう多くありません。どうしても、字は小さくなりがち。
字幅をある程度太くしておくと、自動的に字も大きくなり、視認性が上がります。するとなんだかよい結果が生まれ……「快適な会場だと“決まる”ねえ!」なんてことになりませんかね。そこが貴施設の訴求ポイントになります! ただ、誰もマーカーのおかげなんて気づきませんけど……。

一般的な「丸芯・中字」のマーカーが機能するのは、経験的には5~6名のミーティングが限界かと感じています。 キャパシティがそれ以上になる場合は平芯か、丸芯なら太字を用意されるほうが良いかと思います(ただし、ボードの面積にもよります)。

100人以上収容のイベントでは、極太マーカー&モニターでの中継をご検討ください。それはファシグラではなく、講演者がポイントを書くだけ、みたいな感じになると思いますけど……(そんな時はグラフィックレコーダーの出番です。笑)

 

もちろん、ホワイトボードやイレイザーも会議の快適度をぐっと左右しますよ! というわけで、そのうち【ホワイトボードとイレイザー編】をお送りいたします(まだあんまりお試しできてない)。

 

やっぱりオススメはボードマスターかなー。

インク残量がわかりやすいので、お知らセンサーもよいと思います。

 

 

100円ショップの模造紙は意外とお得で使えますよ!

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以前、職場の引っ越しに際して、会議室のホワイトボードだけが先に持って行かれちゃったことがありました。その時、近場のダイソーで模造紙を買ってみて以来、100円ショップの模造紙もわりと便利に利用しています。

模造紙って、普通に買うと1枚30~40円するのですが、実は100円ショップの模造紙パックには5枚くらい入っていたりします。紙質はやや薄いですが、ちょっとしたミーティングや練習につかうのなら十分です。 なんといっても、手近で買うことができるのがうれしいポイントです。大手三社(ダイソー、セリア、キャンドゥ)どこでも売られています。

この週末はひさびさにダイソーの模造紙を使ってみましたので、詳しくご紹介します。

まず、ダイソーの模造紙はハーフサイズなのが一番の特徴です。 通常、模造紙のサイズは四六判といって788×1091mmが標準なのですが、ダイソーのものはその半分、545×788mmなのです。小さくて書くところがやや少ない反面、この程度なら貼るスペースを確保しやすいので取り回しがよいともいえます。

また、ダイソーは種類が豊富。 白無地模造紙だけでも3品番あります。というかこの写真の薄口2種類の違いがわかりません…品番違うんだけど、あとは何も違わないような気がする。

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紙の厚みは厚口・薄口だいぶ違っていて、薄口はまあまあぺらぺら感があります。その代わり、厚口は普通の模造紙より分厚い印象。用途によって使い分けかな、と思います。薄口でもプロッキーや紙用マッキーで書くぶんにはなにも不都合ありませんので、枚数が必要なときは8枚入りの薄口にするとか(ただ、コピックは厚口でも裏抜けしてました)。

このほかにも色上質紙やマス目入りや用意されていて、さすが品目の王ダイソーという感じです(それと、私の最寄りの店が上から数えた方が早いくらいの大型店だったから品揃えすごい)。

セリアやキャンドゥの模造紙もおいおい試してみます。この二社のサイズは、どちらもフルサイズ(788×1091mm)ですよ! 

Flying Tigerの付箋を使ってみたけど、これはどうなんだろう

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何かファシリテーションに役立つグッズがないかと思い、Flying Tigerに寄ってみました。

バレンタイン前ですので、ハートのグッズがたくさん売られており、その中に付箋もありました。

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カラーは薄いピンクと濃いピンクの2種類。1パック200円で150枚入りです。 ポストイットのハート形(強粘着)は90枚で450円ですので、そうとうお安いですね。こんなかわいい付箋で壁を埋め尽くしたら、なかなかよくないですか。上下ひっくり返して桃にしてもよい。あるいはおしり。

ところで、雑貨系の付箋で心配なところは、糊の強度です。100均で買った付箋って、糊が弱くてぽろぽろはがれてきません? 結局テープや糊で補強したりしてね。逆に糊が強力すぎて、貼った面を傷めてしまうってこともあり、いい頃合いのものが少ないです。
このFlying Tiger付箋は、糊はまあまあほどよくついていました。下地がよっぽど悪くなければ、ちゃんとくっつくでしょうし、壁紙などを傷める心配もなさそうです(長期間貼ったらどうなるかは不明です。本当は、糊が壁紙などにしみこむのがいちばん厄介ですよね)。

じゃあ、Flying Tigerの付箋は「買い」か? というと……残念ながら、「使えない」判定です……。

原因は、インクの乗りです。

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裏に糊がついている部分、字がきれいに書けないのです。プロッキー、紙用マッキーともに上の方はインクをはじいていますよね。書いてすぐに手でこすって、周りを汚してしまいそう。これはちょっと使えないなあ(マーカーのニブに糊がくっつきそうなのもいやだ)。

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こんなふうに、ボールペンのインクでさえはじいてしまうのですよ。上の「こんぶ」はBIC(フランス)のボールペンで書きましたが、読めませんね。Flying Tigerデンマーク)の商品がヨーロッパのボールペンで書けないのはイケてないと思う……。 「パスタソース」はジェットストリームです。日本製優秀。
*書かれている文字は気にしないでください。ワークショップでは使えないから買い物メモにしました。

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Flying Tigerにはこんな吹き出し型の付箋も売られていて、すばらしい! って思ったんですけどこちらも糊の部分がインクをはじいてしまいました。あと、なぜかカットがおかしいです……。

やっぱり3Mが最強なのか……。 

 

第61回 神戸オフィスフェア(2016年)に行ってきました

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1/28(木)、神戸サンボーホールで「第61回 神戸オフィスフェア」が開催されました。

第61回神戸オフィスフェア公式ページ

これは、神戸文具事務用品協同組合が主催するオフィス周りの展示会。主たる対象は企業や商店の方なのでしょうけれど、個人もWelcome! な雰囲気満載でしたので昼休みを使ってのぞいてきました(職場がすぐ近くなのです)。

今回のテーマは“変化する「文房具」の役割”。出展社は文具メーカーにとどまらず、システム会社やセキュリティ会社など、多岐にわたっています。今や文具業界、デジタルもアナログも切り離せないですものねえ。
そういえばキングジムさんのパソコン・ポータブックも展示あったよ……。

時間がなかったので本当にざーっと見た印象なのですが、中心はノベルティ、ディスプレイ、セキュリティ(マイナンバー絡み)関連だったのかなーと思います。ファシリテーションに関連ありそうな展示商品は「うん、だいたい使ったことある」。……なんか、アレだな……。

その中でも異彩を放っていたのはやっぱり3Mさん。ミーティング・ソリューションを売りに来たのか! って感じの(たぶんその理解で合ってる)、イーゼルパッドとポストイット満載のブースでした。あ、写真撮り忘れた……残念。

www.mmm.co.jp

サンプルに、新商品の「ポストイット強粘着・パステルカラー」をいただきましたよ。これまで強粘着タイプの色展開はネオンカラーだけだったのですが、「ハンコください」みたいなメモには色がきついんじゃない? と、このたびパステルを展開されたとか。なるほどねー。

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カタログとサンプルいただきました。ラベルのエーワンはいまや3Mグループ。

個人向け商品では、各社クオリティにこだわったノートや筆記具に力を入れているなーという印象でした。 ただ、この流れもずいぶん定着した感があります。
次は「コラボレーション文具/ファシリテーション文具」の展開、いかがでしょうか? 
各社さま、日本ならではの高品質なファシリテーション文具、よろしくお願いします☆なんなら一緒に作ります。くらいの勢いです。

しかし、昼休みの1時間(移動があるから正確には45分くらいねー)で、ざっくりも見て回れない! というほど濃い展示会でありました。次回もぜひ、行きたいと思います。文具界、ますます不思議な発展と盛り上がりを見せています。

*次回はトークイベントして、グラフィックレコーディング使いませんか? とかご提案。笑。

マーカーを持ち運ぶ問題:クツワの文具エプロンバッグが解消します

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模造紙にカラフルなマーカーでファシグラをしだすと問題になってくるのが「マーカーをどうやって持っておくのか」ということ。 描いているまさにその時必要な数本なら指の間に挟んで持っておく、いわゆる「ハリネズミ」式でよいですが、多色使いやグラフィックレコーディングになってくるとそういうわけにはいきません。

そこで、ポーチで身に着ける人々が発生します。「マーカーを入れるポーチがほしいなあ」と感じたら、あなたもファシグラの沼にハマっているのかもしれません。

取り出しやすいためか界隈では「チョークバッグ」を使っている方をよくお見かけします。こんなのですね。ボルダリングとかでつかうアレ。 

BLACKDIAMOND(ブラックダイヤモンド) モジョ BD14230 ブラック SM

BLACKDIAMOND(ブラックダイヤモンド) モジョ BD14230 ブラック SM

 

 

私のお勧めはクツワの「文具エプロンバッグ」です。これに私は15、6本のマーカーを入れて、腰に下げています。ファミリアのアップリケは買ってきて自分で貼りました。

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この「文具エプロンバッグ」の良いところは(特にこのタイプは)、高さがマーカーにぴったり、そしてファスナーで閉まること。このまま一式持ち歩き&収納できます。そしてほんとにたっぷり入るのです……たっぷり入りすぎて、重くて腰にきます……(物入れすぎ)。
マーカー、修正用ラベルシール、ハンドサニタイザーとコットン、名札、名刺、iPhone、手ぬぐい、資料などなどその時に必要なものはすべて持ち運んでおります。

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ちなみに、写真では外ポケットにマーカーを差し込んでいますが、これは撮影用。もっぱらファスナーの部屋にすべてのマーカーを入れて使っています。照明が暗めの会場ではフタで影ができて、マーカーの色が識別しにくいという問題はありますが、最近はキャップに色名を描いたシールを貼ってあるので気にならないです。自分のためのユニバーサルデザイン

そんな文具エプロンバッグはなかなか人気商品らしく、この春にリニューアルされるそうです!

「第61回 神戸オフィスフェア」でクツワさんのブースに行くと、なんだか見慣れたバッグの、見慣れない色がかかっている! こんなの売ってたっけ?

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このピンクとカーキは新色なのだそうです。それから、新たに小さなサイズのバッグもラインナップに加わりました(写真左上)。


伺ったところ、この商品は女性を主なターゲットとしているのだとか。そういえば「働く女性のための」って銘打たれてますね。女性はポケットのない服を着ることが多いので、立ち仕事のときにはこういうグッズが欠かせません。というか、男性もポケット(特にスーツ)が物で膨れているのはいかがなものかと思いますし、お話を伺った担当の方(男性)も、倉庫作業などではお使いだとか。便利なものだから、ターゲットを女性に絞ることもないかも。

あ、腰ベルトはかなり大きなサイズまで調整できますので大柄な方もご心配なく。逆に細身の女性が夏服でつけるとぶかぶかして、かえってしんどくなるかもしれません。広げる方はゆとりがあるので、細身の方はあらかじめ縫い縮めるなどして調整しておくほうがいいかも。このサイズ感も、「別に女性向けと銘打たなくても」と思う理由のひとつです。

これは現行品。私のはネイビー。

 神戸オフィスフェアについてはこちら。

 

facigraworks.hatenablog.com

 


FAJ関西支部イベントにお越しください:湯水のようなポストイットをあなたに

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今日のエントリーはNPO法人日本ファシリテーション協会(FAJ)関西支部イベントのご案内です。

FAJでは毎月会員向けに定例会として研鑽の場を持っていますが、こちらは初回見学を除いて会員ONLYの勉強会なのです。しかし、各支部が年に一度行う「支部イベント」は一般の方も参加OK! ファシリテーションを学び、ファシリテーションに興味を持つ方同士で交流を深めることができます。

今年は不肖私、実行委員会に参加しております。(完全ボランティアです)
そして、かなりおもしろいイベントに仕上がってきてますので、みなさまにご紹介したい次第です。来てね。

www.faj.or.jp

日時:2016/2/13(土)10:00-18:00

場所:アネックスパル法円坂(JR環状線森ノ宮駅より徒歩10分くらい・地下鉄谷町四丁目から徒歩8分くらい)

 

ところで、今年のイベント、テーマが「ファシリテーションフレームワーク」なのです。もちろん、ファシグラにはフレームワークも必須科目! ですけど、文具クラスタの皆さん、そんなにテンション上がらないことないですか。

ご安心ください。文具×ファシリテーションクラスタのみなさまには、この分科会!
分科会 07
ポスト・イット® ミーティング・ソリューション™
ワークショップ&使いこなし方説明会

2016fajkansai-07.peatix.com

ファシリテータースリーエムジャパン・藤丸周一郎氏。
藤丸氏もおっしゃってるでしょう、「当日のワークショップでは、思いっきり沢山のポスト・イット® 強粘着タイプをご利用ください。」ですって!

ミーティング・ソリューションは先日のエントリでも書きましたが、ほんとに楽しくアイディアを形にできるんですよ。
そして、ミーティング・ソリューションワークショップ、普段もスリーエムさんが実施されているのですけど、基本的に招待制なのです。オープンに開催する機会はわりと少ないので、ぜひこの機会に! 

facigraworks.hatenablog.com

もちろん、他のプログラムも魅力的ですので、ぜひお越しください。 
というわけで本日は宣伝でした! 2/13は森ノ宮でお会いしましょう!

「とくしま若者フューチャーセッション03 アート・クリエイティブ×とくしま」でレコーディングしました

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1/31、「とくしま若者フューチャーセッション03 アート・クリエイティブ×とくしま」にグラフィッカーとして参加してきました。またまた、グラフィックレコーディングしてまいりました!

とくしま若者フューチャーセッション03「アート&クリエイティブ×とくしま」 | 一般社団法人しこくソーシャルデザインラボ

今回の会場は徳島県海部郡牟岐(むぎ)町の、旧牟岐小学校。家庭科室を素敵なパブリックスペースにリフォームしたお部屋です。牟岐町は県南部、太平洋に面した小さな町です。 学校が会場だと、完成した模造紙が貼りやすい☆ 

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このフューチャーセッションは10:00-16:30、一日たっぷりと「アートやクリエイティブ(Webとか…)で徳島を魅力のある場所にするには?」を語り合います。そしてグラフィッカーは私一人! 一日ワークを一人で担当するのは初めてです。脳みそがもつのか? という一抹の不安を抱えつつも、ランチの「アオリイカの黒焼きそば」を楽しみに出かけてまいりました。

https://www.instagram.com/p/BBMGy5uuuvl/

牟岐町名物アオリイカのイカスミ焼きそば(´∀`)

 

感想は。5人立て続けのトークセッション(!)は修羅場でしたが、ワールド・カフェ形式のセッション中はわりと余裕があり、全体としてはそれほど疲れたーという感じはありませんでした。帰りのバスは爆睡だったけど。

トークセッションの模造紙はもう少し事前準備で書き込んでおけばよかったですね。当日プログラムが変更になる可能性があったので、書き込みを躊躇してしまっていたのでした。とはいえ、ゲストの方にも喜んでいただけたようです。何よりうれしいこと。

(坂東幸輔さん)

(J子さん) 

ameblo.jp

 

今回は一人で長丁場=一人で勝手にできる、という面もあり、「ランドスケープ的ライブレコーディング」にチャレンジしてみました。なんとなーく、セクション区切りがわかる感じで…なかなか難しいですね。 写真は、加工する時間がないのでまた今度全面アップします(FAJ支部イベントの準備で死にそう)。

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本当は、ゲストのすぐ横で描きたかったなあ。会場の都合で、一番うしろの掲示板スペースしか描くところがなかったのです。ホワイトボード一台でもあったら、ずいぶん違っていたかも?
あとは、自分のやっていることをもっと言語化して、お手伝いしてくださる方にちゃんと言葉で伝えられるようにしなくちゃね、というのが今回の反省です。みゆちゃん、雑な指示だったのにありがとう!!!

ファシグラ/グラレコ 予定のアップデート(2016/2月)

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直前ではありますが、新しい予定が入ってきましたのでお知らせします!

2/13(土)10:00-18:00
NPO法人日本ファシリテーション協会(FAJ)関西支部 2016年支部イベント
「発見! 実践! ファシリテーションフレームワーク
@アネックスパル法円坂大阪市中央区

www.faj.or.jp

オープニングセッションのグラフィックレコーディングを担当します。

オープニングセッションはFAJフェロー・堀公俊氏、加藤彰氏とFAJ会長 平井雅(ラティーノ)氏によるフレームワークについてのディスカッションです。
ファシリテーションにおける、フレームワークの有用性、可能性、そして限界などなどについて濃ゆ~いお話が繰り広げられるのではないでしょうか。
午後からの分科会も、FAJ外部からのゲストを含む豪華ファシリテーター陣のセッションが8分科会も。目移りするわ。
(私はスタッフとして、分科会03 荒金雅子氏のセッションに入る予定です)
まだお申込みできますので、予定の合う方ぜひお越しくださいね☆


2/27(土)13:00-16:30
ファシリテーション・グラフィック講座
一般社団法人しこくソーシャルデザインラボ(SoLab.)主催講座
@とくぎんトモニプラザ3階 大会議室(徳島県徳島市

ファシリテーション・グラフィック講座 | Facebook

なんだか豪華なファシグラ講座を徳島でやります。私も講師として参加します。
どのくらい豪華かというと。
京都をベースにグラフィッカー/ファシリテーターとして全国で活躍している石橋智晴さん(ハルくん)がメイン。
徳島の誇るファシリテーショングラフィッカー・玉有朋子さん(たまちゃん)が満を持してゲスト参加。
神戸からじわじわゲリラ活動中の青波ゆみこ(ナミ)が皆さんの心理ハードルを下げるべく、ゲスト参加。
ハルくんは春から横浜に拠点を移しますので、今後西日本での活動が少なくなるかも。このチャンスをお見逃しなく。

2/28(日)
ファシグラ講座の翌日は同じくとくぎんトモニプラザにて「とくしま若者フューチャーセッション」発表会のグラフィックレコーディングを担当します。
この日は飯泉知事もいらっしゃるとか。カモーン。
お申込み詳細はわかり次第アップデートしますね!

(余談)とくぎんトモニプラザの利用案内に「阿波踊りの練習」「鳴り物(阿波踊りのお囃子のこと)」とか明記してあるのが素敵すぎると思いました。地元にとってはこれ、切実なんですけどね。

2016年FAJ関西支部イベントでオープニングセッションをグラフィックレコーディングしました

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2/13に大阪で行われた、NPO法人日本ファシリテーション協会(FAJ)関西支部イベント「発見!実践!ファシリテーションフレームワーク」で、オープニングセッションのようすをグラフィックレコーディングしました。

ファシリテーションスキルの一つである「フレームワーク」。
オープニングセッションではまずFAJフェロー・堀公俊さんによる「フレームワーク概論」レクチャーが30分ほど。そのあと、FAJフェロー・加藤彰さんとFAJ会長・平井雅(「ラティーノ」の方が通りがよい)さんが加わってのパネルディスカッション? 放談? みたいなお時間。独立ファシリテーターの堀さんとラティーノ、そして日本総研コンサルタント・加藤さん。プロ・ファシリテーターのお三方が「どんなふうにフレームワークと向き合うのか? その限界は?」などなどをざっくばらんに語ってくれました。

この日はほりりんアワー(概論)⇒3人衆のディスカッションになるのは聞いていたけど、それ以外はまったく知らされておらず、ぶっつけ本番の結果がこんな感じ。
(あえて、懇親会場に貼ったときの写真。笑。もう少ししたらFAJのサイトにレポートとともにアップされますので全体像はそちらでどうぞ)

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実は、このイベントでは当初グラフィックレコーディングをする予定はありませんでした。実行委員会スタッフの一人として、ITやロジスティクスに専念のはずだったのですが、直前にコンテンツチームからグラレコが欲しいというリクエストを受けて急きょ実施。
イベント運営リソースが不足気味の中、グラレコは本当に必要なのか、プログラムの進行に不具合は出ないのか…などなど問い直して、それでもなお「ナミのグラレコが必要」と結論付けてくれたチームメンバーに感謝です。

さて、参加された皆様。このグラレコは役に立ったでしょうか。
レコーディングするときは、みんなの代表ノートになることを心掛けて描いています。人によって「わかり方(認知の方法?)」は違うから、できるだけイメージを限定することなく、でも意味やつながりはちゃんとわかるようにしたいと思います。もっと構造化や表現を勉強しないといけませんね。そういったこと、今はとても苦手なので、習得すればきっと再現性の高いスキル(つまり教えられる)になると思いますので見守ってやってくださいませね。生暖かい目でいいです。笑。
描けば描くほど課題が見えてきます…。

よかったこと:堀さん(私の最初のグラレコを見ている)や加藤さん(ファシグラの鉄人である)に上達したねーって言ってもらえたのがご褒美です! 先達から厳しくもあたたかいフィードバックをいただけるのもFAJの良いところです。準備中、イベント企画じたいにに森時彦さんから頂いたフィードバックはたぶん一生私の心に残り続けるはず。

ホワイトボードマーカーの替え芯を交換してみたら意外と簡単でした

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ホワイトボードマーカーはいつもカートリッジ式の「パイロット ボードマスター」を愛用していてなかなかエコに使っている自負があったのですが、ペン先(ニブ)がつぶれたときはペンごと新品に買い換えていました。説明に、古いニブは「ペンチなどを使って引き抜いてください」なんて書いてあって面倒そうなんですよね……。以前、プロッキーのニブ交換をした人から「ペンチが必要で面倒だった」と聞いていたこともあって、なんとなく避けていました。

ただ、せっかく替えのニブを売っているんだし、安いものだし、一度くらい試してみようかなと思って買ってみました。
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じゃーん。3本入って72円なり(2割引きのお店)。定価は90円です。

ニブがつぶれてきた赤ペンの、インク切れのタイミングで取り換えにチャレンジ。
ペンチを用意するのが面倒だったので、ナイロン手袋をはめた手で直接引き抜く作戦。抜けなかったらペンチを使おう。

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意外と簡単に抜けました。

そのまま手袋をひっくり返して脱げば、捨てるのも簡単(ここからの工程でナイロン手袋は必要ありません)。

新しいカートリッジを挿して、15分ぐらいでニブへのインク浸透完了。
超お手軽でした。使う手袋は片方でOKです。なんならいらないビニール袋でも十分。あと、チラシとか新聞紙とか、念のため机の汚れ対策だけすれば問題なしです。
(今回使ったチラシはめっちゃいい感じのデザインです)

カートリッジとペン先が交換できるとなると、キャップが緩くなったときぐらいしか新品を買うタイミングがないかもしれません。なんてエコなパイロットさん!
ということは、軸とキャップをもっとデコデコ飾っても大丈夫ですね。どうせそのうち買い替えると思うと、目印にはせいぜいマステを貼るくらいしかできなかったのですが、もうちょっと凝ったことができそうです。うひひ。

【課題】
・カートリッジにインクたっぷり状態でニブを取り換えるとどうなるのか、やや怖いですがチャレンジしたほうがいい?
・プロッキーも一度この方法を使ってみようかな? と思うけど、替え芯お店で売ってない……。芯だけ通販で買うの、ばからしい……。プロッキーの芯はホワイトボードよりはつぶれにくいですが、淡色だと汚れることがあるんですよね。

  替え芯使えば、10本もいらないし(個人用なら)。

 これこれ、これ!

 

 

とくしま若者フューチャーセッション03のグラフィックレコーディングをアップします(テクノロジー万歳)

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なんと今週末はもう「とくしま若者フューチャーセッション」の成果報告会です。
昨年10月から徳島県内を巡回して3回行われたフューチャーセッションの、上位各3チームが集合してアイディアを報告します。飯泉知事もコメンテーターとして参加されるとか。素晴らしいアイディアは事業化かも……!
この成果報告会はどなたでも参加自由ですので、この回だけ参加という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、過去3回のグラフィックレコーディングをこちらでご案内します。
これを見れば、だいたいどんなことが行なわれてきたかわかるんじゃないかと。
あ、参加申し込みはこちらまで。まだ間に合いますよ。

とくしま若者フューチャーセッション04 傍聴者募集について | 徳島県

 
 

今回の とくしま若者フューチャーセッションも、とても楽しい場でした! 今回のテーマは、「フード(食)でとくしまを素敵にする」。県内各地の高校生・大学生が30名近く参加してくれて、社会人も幅広い年代の方に参加していただいて、たくさんのアイデア...

Posted by 一般社団法人 しこくソーシャルデザインラボ(SoLab.) on 2015年11月16日

03:20160131とくしま若者フューチャーセッション03Nummy

先日私が描いてきた第三回の「アート&クリエイティブ×とくしま」はまとまった写真のアップがないかも? ということで、この記事内でのご紹介です。

この写真、直後のエントリーでは「加工の時間がないーーー」などと言ってアップを先送りしていたのですけど、「Office Lens」というすばらしいアプリのおかげで成果発表会に間に合いました。
斜めになっているホワイトボードの写真もたちまちきれいに補正してくれます。補正だけなら5分で済んだよ……。もっと早くインストールしておけば!

この「Office Lens」にだいぶ感動したので、後日アプリ紹介のエントリーを書こうと思います。
今の気持ちは「やるやんMicrosoft!」。笑。

*そもそも私のキャリアの半分はMS製品でできているんだから、もっと感謝しなさいって感じです。
(元Officeのオフィシャルトレーナー/現SharePointユーザーサポート)

ホワイトボードイレイザーに発想の転換を

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先日来気になっている商品が3Mの「洗えるイレーサー」。ふきんタイプのホワイトボードイレイザーです。

 実は、ホワイトボードイレイザーもマーカー同様会場側のメンテナンスが行き届きにくいアイテムです。いや、マーカー以上に気を使われていないかも。汚れがこびりついていて拭くとよけいに盤面が汚れるなんてことも……。

イレイザーもできたら持ち歩きたいのですが、かさばるのでちょっと躊躇してたんですよね。

そんなときにこの「洗えるイレーサー」を知って、欲しいなーと思いつつなかなか買えず。お店にあまり売ってないのです。

頭の隅っこにこのことが引っかかりつつ過ごしていたら、会社の会議室でマイクロファイバークロスが貼ってあるホワイトボードイレイザーを発見しました。普段はあまり使わない部屋なので、気づいてなかったのです。

たしかTanoseeって書いてあったんだけど見当たらず…。こんな感じので、消す部分がマイクロファイバークロスです。取り外して洗えるようになってました。

コクヨ ホワイトボード用イレーザー 青 RA-11NB
 

 その時思ったことが「じゃあ、100均のマイクロファイバークロスでよくない?」。

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うん。

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十分。

洗っても汚れが落ちなくなることもあるかもしれませんが、100円なら割り切れます。2枚も入ってるし!

とはいえイレイザーは持ちやすさも重要なのでクロスだけに頼ることはないと思いますが、バックアップのために持ち歩きたいアイテムだなーと思いました。

あ、3Mさんのにはきっとなにか100均のものにはない素晴らしさがあるに違いない。と信じてます。


ファシリテーショングラフィック講座でお話ししました:「中の人」が「書く」ことがなにより大切

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2/27は徳島市でしこくソーシャルデザインラボさん主催の「ファシリテーショングラフィック講座」に講師として呼んでいただきました。徳島界隈でファシリテーションファシリテーショングラフィックに興味のあるかた20名ほどにお越しいただき、アットホームな感じで書くことを楽しんできました。

ファシリテーション・グラフィック講座 | Facebook

ハルくん・たまちゃんとのコラボ企画ですので、主催者の方も参加される方も「イラストたっぷりの楽しいファシグラ」みたいなものを思い浮かべていたかとは思うのですが……「ファシグラ」っていうと私の場合は文字たくさんの、会議録みたいなものの方がしっくりきます。それに、多くの人にとって実際の現場で役立つのは「議論を見返せる状態にして、かみ合わせる」ことだと思うのです。そこで今回は「ホワイトボードにほとんど字」のファシグラを中心にお話ししてきました。

なんかリアルではうまく話できなかったけども(ハルくんが書き落としている、ということはうまく話せてないのだ)、お伝えしたかったことはこんな感じ。

  • あなたの組織で、壁に模造紙貼れますか? そんなお膳立てができている(ファシグラが受け入れられている)環境は少ないと思います。「書くことすら躊躇する」というお話しはよく聞きます。でも、ホワイトボードなら会議室にあるよね?
  • 模造紙にカラフルにイラストや図を交えて描くことだけをファシグラと思わないでほしい。そして、そういうものを見て「私にはできない」と思わないでほしい。
  • 外から呼んできて描いてもらうような場は、一時的なカンフル剤になるけれど、長期的な取り組みにはなりにくい。本当に結果を出したい、何かを変えたいと思うなら「中の人」がやりきらなくてはいけない。
  • というわけで「字」だけでいいから「ホワイトボード」に書くことから始めましょう。「書くな!」っていう人はめったにいません……と言いつつ、私は言われたことがあります……。でも、そんなことを言う人は実は「可視化することの威力を誰よりも(本能的に)知っている人」。だから自分に不利になるようなことを止めるんです。アホの子のふりして、まずは「数字」「要するに〜みたいなまとめワードの後」などをメモ程度に書きとめることから始めましょう。
  • ホワイトボードマーカー一本で、いろんなことが進みます! ぜひ挑戦してください。

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↑ハルくんがレコーディングしてくださいました!

そして、皆さんの心理的ハードルを下げるべく、話し合いの内容をホワイトボードにファシグラ。
(話し合いというより、発散フェーズの記録ですね)

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字と、矢印だけでシンプルでしょう? こんなもんでいいんだと思います。わかればいいんです。みなさまにおかれましては、自信を持って書いていただきたく!
※このボードの書き方のプロセス振り返りもしたほうがいいかな?

ところで、私の仕事はコラボレーションツールのサポート&トレーニングなので、単にシステムの操作案内だけではなく簡単なコンサルティングみたいなこともやっています。
今日もちょっとした打ち合わせがあり、その際、構成図だけではなくて、「確認すること」「決まったこと」なども一緒にホワイトボードに書きだしていきました。
そしたら、最後に「このホワイトボードをそのまま議事録に付けられたらいいですねえ」「消しちゃうのもったいない」って言ってもらいましたよ! 思わず心の中でガッツポーズです。
今日のボード、全然きれいに書いてないんです。読める程度の殴り書きなんです。でもこんなふうに言ってもらえますよ。中の人がまず書き出してみること、ほんとうに大事だと思います。チェンジはそんな小さなところから起きるはず。

備え付けホワイトボードマーカーを何の疑いもなく使ってはいけない

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このたびの「ファシリテーショングラフィック講座」では参加者のみなさんに書き比べしていただこうかと思って、何種類かのマーカーを持って行きました。 

facigraworks.hatenablog.com

ラインナップは以下の通り。 

■パイロット ボードマスター(中字平芯) 

 愛用品です。ボードマスターのことなら半日は語れる。

ぺんてる ノックルボードにフィット 

 このブログでも以前ご紹介しました。

facigraworks.hatenablog.com

 ■三菱鉛筆 お知らセンサー(中字丸芯)

 わりあいよく採用されているのが三菱鉛筆の「お知らセンサー」。中綿式ですが比較的濃くはっきりした線が書け、さらにインク窓で替え時が表示されるという優れものです。いろいろな場所で採用されているのを見かけます。

「お知らセンサー」はとてもよい商品なのですが、今回は「中字丸芯を会議で使うのって、どうなの?」という投げかけが目的で持参しました。
その他に今回会場で備品としてお借りしたカウネットのオリジナル(カウネットだからコクヨ製なんでしょうか)やパイロットの中綿式と書き比べ。
カウネットのマーカーは中綿式・中字平芯。

www.kaunet.com

パイロットのはこれ。こんなマーカー、よく見るでしょう? 

会場備品以外はほぼ新品を使用しています。見比べてみてくださいね。

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「ボードマスター極太」が目立ってますけど、今回はその他のペンに注目。


中字丸芯は読みにくい。同じ丸芯でも「ノックルボードにフィット」は筆ペンのようなソフトペン先なので太字相当の字幅になり、なかなかの視認性。
「ボードマスター中字平芯」ははっきりくっきり。
字の大きさもペンの太さによって変わってしまうのがお分かりでしょうか。
はっきり濃い字で書かれていなければ、話し合いのメンバーにせっかく書いたものが届かない!
そう考えると、中字丸芯はファシグラには不向きですね。メンバーが多くなればなおさらです。逆に、ある程度の文字幅さえあれば中綿式でも使用に耐えるということもわかりました。

ファシグラで会議をどうにかするぞー! と思っているレジスタンス諸君(笑)はぜひ、マイマーカーを持ち歩いてみてくださいね。黒・赤・青の3色あれば十分です。組織で備品選定担当の方は、次の発注からちょっと工夫してみませんか? きっといいことあります。

イライラしないホワイトボードマーカー:もしかして私も3Dプリンターに走るのか?

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こんなものを試作された方がいらっしゃいます。イライラしないホワイトボードマーカーですって。

www.wemake.jp

実際に3Dプリンターで試作品を作られたようですよ。すごいね。
私の愛用品「パイロット・ボードマスター中字平芯」対応で試作されているところを見ても、実際にファシリテーターとしてお困りで、それを解決しようと作成した実用品の香りむんむんです。素敵。

インク残量センサーは大げさかなとか、横並びではペンの抜き差しで隣のペン軸を汚しそう(気になるタイプ)とか、そもそも結構な重量になりそうで、ペンの取り出し時に手首のスナップが必要になりそうな今の形状はしんどそうとか、個人的に「今のまま、あるいは踏襲」だったらそれほど欲しくないかな……という感想ですが、「ファシリテーター目線」「ワークショップ目線」の文具デザインがメーカーの目に触れようとしているのはとってもいい感じ!

ディテールに関してはまだまだツッコミ入れたいのですが、それもコンセプトに対する期待の裏返しなんだと思います。いざ使ってみたら、私のモットーの一つでもある「テクノロジー万歳」になるかも。さらに使いやすく進化して商品化されるといいなあ。

ホワイトボード周りではこんなアイデアもありました。ファシリテーション文具は、まだまだ進化の余地ありですね。

マーカーでの色分けがとっても楽になる便利なホルダー

www.wemake.jp


お部屋に固定式かな?「イライラしない〜」と同じようなお困り感から生まれたアイデアっぽいですね。これをホワイトボードにくっつけておけば常にお片付けができていそうです(マーカーを机の上に放置していく奴、出てこい)。もともとのキャップを外して装着するので、気密性が気になるかな。

ペン先が2色のホワイトボードマーカー

www.wemake.jp


これは中綿式が必須かな。筆記時はペン先が上を向いていることが多いので、直液式の場合はインクが充分あってもペン先へのインク供給が止まってかすれちゃうかも。(過去記事参照)
「ずっと書き続けるためにこのデザイン」ということなので、特にインク供給の条件はシビアでしょうね。赤青鉛筆みたいに両端にペン先をつけてくるくる回して書けば、直液式でもいけるかな?

※なお、私はプロダクトデザインの知識はまったくなく、このブログの見解はあくまでヘビーユーザーとしての経験から書かれているものです。文具界の技術はすごいので(テクノロジー&アートの集合体だと思う)、他にも何かいい方法があるかもよ!

※これまでもときどき言及している「中綿式」と「直液式」についてはこのサイトが詳しいです。さすが業界団体。
日本筆記具工業会

マーキングペンのしくみについて

ホワイトボードマーカーの特性も必読☆

ホワイトボードマーカーのページ

とくしま若者フューチャーセッション04で総まとめのグラレコと若者のコーチだよ!

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とくしま若者フューチャーセッション、最終回は各回上位チームの発表会です。
各チームは午後からのプレゼン大会に備え、朝から集まって模造紙での展示やプレゼン内容をブラッシュアップ。私もスタッフの一員として、コーチ的なお手伝いをさせていただきました。
模造紙を書きなおす、っていうのはその時の勢いが失われることにもなる危険性があるのだけれども、ともかく中心メンバーである高校生〜大学生のみなさんのポテンシャルを信じて、会場をうろうろ、オレンジやグレーのペンを貸してあげる係(笑)。字の目立たせ方や、レイアウトについてちょこちょこ相談に乗りましたが……ほんとに若者のイマジネーションはすごいね。ちょこっと「こんなパターンもあるよ」って見本を描いてみるだけで、発想がどんどん広がりますね。立体になったり、動きがついたり。私はふだん大人(というかおっさんおばちゃん)ばかりの中で生活しているので、若者やお子達のクリエイティブを見ると本当に新鮮。今後も若者をけしかけるBBAとして生きていきたい所存です。うひひ。

グラフィックレコーディングは午後から、たまちゃん&ハルくんと分担しました。
こちらはスライドで共有しますね。(埋め込みスライドが見えない場合、お手数ですが下記の文字リンクをクリックしてください・・・)

合作でランドスケープ的に描いてみた、それから、順位発表がありましたのでメダルで表現してみた……あたりがチャレンジかな。
後から見ると課題はやたら目につきますが、

午前も午後もそれぞれエキサイティングな時間でありました。
よい経験をさせていただいた半年間の徳島シリーズもひと段落。実践こそが最大の成長機会、そんなチャンスをいただいた関係者のみなさまには感謝の一言です!
なんてったってふつうに「隣県」、今後も馳せ参じますので、呼んでね!

とくしま若者フューチャーセッション、これまでのまとめはこちらをご覧ください☆

 

facigraworks.hatenablog.com 

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ホワイトボード撮影に!Office Lens(オフィスレンズ)はファシリテーター必携アプリ

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話し合いに利用したホワイトボードの写真をスマホで撮影、共有、なんなら議事録もそれで済ませちゃおうなんて方も多いかと思います。
そんな時に役立つのがこの「Office Lens」というアプリ。どうしても斜めになったり、周りの背景が映り込んでしまって雑然とした印象になるファシグラ写真をスッキリ見やすく補正してくれます。
結論から言うと、ファシリテーターは全員、このアプリをインストールしておくべきだと思うよ。

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この補正力!
「斜めからしかホワイトボード写真撮れてない……報告書イケてないorz」なんてシーンは大きく減るのではないでしょうか。
ホワイトボードモードでは、盤面のテカリ(照明などの映り込み)も補正してくれます(この機能はまあそこそこ、かな)。
また、PDFやWord、PowerPointなどさまざまなファイル形式に変換でき、共有しやすいです(もちろんJPEGでも保存できます)。
テキストで必要な議事録はOneNoteでとって、そこにファシグラ写真を統合するなんていうのが理想の使い方かな(OneNoteはOneDrive/OneDrive for BusinessやSharePointで共有ですね)。
会社や学校でOffice365を利用されている方には便利だと思います。私はOffice365 Soloを契約しているのでなかなか重宝しています。ぜんぜんコラボレーションじゃないけど(さびしい)。

グラフィックレコーディングなど模造紙の写真は、ドキュメントモードで補正します。ホワイトボードモードほどはペンの色が変わりません(とはいえ、少し雰囲気は変わります。色調が均されちゃう感じかな)。
以前に撮影した画像をインポートして補正することもできます。どうしても背景などが写りこんでしまうグラレコ、過去の写真をせっせと直してみました(iPadと行き来してPhotoShop系アプリで頑張ったのはなんだったんだ……)。こうして見ると、養生テープは透明のを使った方がいいですね。

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この「Office Lens」はiPhoneAndroidWindows Phoneに対応しています。スマホを持つほとんどの人が幸せになれそうですね。

Office Lens

Office Lens

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残念ながらiPad対応ではないのですが、画面のオプティマイズができていないだけみたいなのでまあ何とか使えます(私のiPad Pro上のダサい画面をご覧ください)。

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ださっ。でも機能的だから許す。

もちろん無料、OCR機能もついています(ネットではむしろスキャナ&OCR機能について紹介している方が多いですね)。ぜひぜひお試しあれ!

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