いわゆるビジュアルファシリテーションやグラフィックファシリテーションの「元祖」といわれるデビッド・シベット氏のコンサルティング会社がGrove Consultants International(以下Grove)。
ファシリテーター、コンサルタントの派遣やトレーニング提供だけでなくビジュアルミーティングのテンプレートなどを販売しているのですが、オリジナルのファシグラマーカーも商品ラインナップに揃っていたりします。
Charters® Markersgrovetools-inc.com
その名も「Charters® Markers」。おそらく、日本在住者にとってこのマーカーがいちばん入手しにくいのではないでしょうか……。送料がね、えげつないのです。
20ドルの商品の送料が175.88ドルからって、なんだよ、アハハハハハハ
(おそらく、ロールペーパーなどの大きなものと一緒に買うのが基本なのだと思います)
そんなCharters Markerですが、実際使われてているところを見るとなかなかあこがれます。
例えばこの動画をご覧ください。
※平芯(この場合は斧型?)の短い方の角っこ(動画ではheelと言っている)を使うなんて、その発想はなかった。プロッキーやNeulandでもこの使い方はできるのですが、ニブがGroveより少し短いのでこれほどうまく行かないのです。
私個人は2年前のFAJ関西支部イベントでレイチェル・スミス氏のワークショップに参加して、それ以来気にかかっていたマーカー。
思えば叶う? ものです。Groveのトレーニングに参加した方からお土産でいただきました。(ずっと置いてあったものなのでインクがかすれてるのもあるけど……との注釈つき。確かに黒はかすれてた)
全8色。
底面に三角のスタンド? がついていて、自立します。これは他のどのファシグラマーカーにもない特徴(でも、立ててたらインクがかすれてしまうではないですか……)。転がりにくくするためのものなのかな。
描画線はシャープです。heelで描くって、こういう発想なのかも。Sharpieよりずっと濃い色で描けていいですね。もちろん裏写りしません。さすが元祖発のファシグラマーカー。紙用マッキー好きの方はたぶん好きだと思います。
ペン先は他のマーカーとの比較でご覧くださいね。
今回のお試しで、ペン先によって描く絵や字のテイストが変わることが実感できました。このマーカーだと英語描きたくなるし、アイコンもGrove風というか、bikablo風というか、そんなの描きたくなりますよ。

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