「bikablo®(ビカブロ)」ってご存じでしょうか。
Neulandのショッピングサイトや、グラフィックファシリテーションのワークショップでこんな本を見かけたことはありませんか。
これはアイコンやフォーマットを集めた「ビジュアル辞書」で、bikabloというのはそもそもドイツ生まれのグラフィックファシリテーションメソッドそのものを指すのです。単なる図案集というわけではないのね。このメソッドのトレーニングは世界各国で開催されています。
このたびグラフィッカー仲間の小針さんがドイツのケルンまで4日間のコース(基礎+アドバンス)を受けにいったというので「ええなー、話聞かせてー」と無責任に言っていたら報告会しようということに。もう一人巻き込まれたナカムラさん*1と一緒に企画して、7/7(金)、七夕の夜に東京は大崎でイベント開催して参りました。
当日は18名もの方が来てくださる大盛況。そうそうたるグラフィック実践者が集まって、なんかすごいことになってましたよ……!
先に結論から言うと、たいへん楽しく有意義で暖かい場になったので、関西(神戸)*2でも開催することにしました! だから内容についてはあまり細かく触れませんが、「グラフィックファシリテーションのメソッドを知る時間だったはずなのに、それだけではなく"appreciativeな場"づくり、みたいなことまで気づきがあったよ」となったのが特筆すべきことでしょうか。アプリシエイティブとはひとことで日本語に訳すのがとても難しい言葉ですが、「感謝する」とか「よいところを発見する」とか受容的というか楽な気持ちになるというか、うれしくて快適な感じ……と思う、そんな場になりました。イベントのファシリテーターは私が担当しましたが、たぶん私の場作りではなくbikabloメソッドの持つ哲学と、小針さんの勇気、そして参加してくださった方々の好奇心がそんなふうにさせたんじゃないでしょうか。システムとデザインで世の中だいたいどうにかなると信じている私としては、bikabloスゴイ! と興味津々度がさらに増しました。
(おやつはappreciativeだ←なんだそれ)
もちろん「bikabloアイコンを描いて、そこから考える(しかもNeulandのマーカー使える)」機会も作りましたよ。
これはみんな収集つかないほど盛り上がりました笑
最近、多くのグラフィック実践者の目が海外に向いているような気がしているのですよね。文化の違いを感じたり、文化を越えてわかり合ったり、そんなことにグラフィックファシリテーションはきっと役立つものなので、海外に目が行くのも必然なのかもしれません。そんなことを思いつつ、私はいつbikabloトレーニングにいけるんでしょうねえ*3。