Quantcast
Channel: ファシリテーション文具案内
Viewing all 206 articles
Browse latest View live

100円ショップ模造紙アップデート MAY2016

$
0
0

相変わらず100円ショップ模造紙について書いた記事が人気を集めております。模造紙、需要あるよね!

facigraworks.hatenablog.com 

facigraworks.hatenablog.com

 ダイソー、キャンドゥときてそろそろセリアの模造紙レビューをしなきゃ、と思っているのですが……最寄りの店でずーっと品切れ中です。ハーバーランドまで足を伸ばしても方眼模造紙しか見つけられなかったのですよね。うーん、まさか無地模造紙はもう扱いません、なんていうことだったらどうしましょう。方眼罫は私にはどうも使いにくくて。無地カムバーック、な気分です。

さて、本日はもう一つ100円模造紙の話題を。
ハーフサイズ模造紙が欲しくてダイソーに行ったら、なんと厚口模造紙が5枚入りになっていました。
これまでが4枚入りでしたので、増量ってことです。このご時世にびっくり。

f:id:nummy:20160524224112j:plain

紙の厚みや品質で調整しているのかと思いましたが、厚みは全く変わらないし、使ってみた感じもそんなに見劣りしないのですよね……。

ほんと、100円ショップって謎ですね。便利なんだけど。


「えんたくん」の用紙が茶色なのには意味がある(のかもしれない)

$
0
0

「えんたくん」という、ワールドカフェなどの対話型ワークショップでよく利用されるツールがあります。

www.xn--zdk4ayc8078a.net


落書き(メモ)用の大きな紙はふつうテーブルに置くものですが、この「えんたくん」はちゃぶ台くらいの大きさの円盤状の段ボールで、参加者はそれをひざの上に置いて円座になります。脚のないちゃぶ台のような感じですね。私自身は使ったことがないのですが、体験した方によると距離感や一体感がほどよく、成果につながるツールの一つであるようです(個人的には背が低いので、ひざでみんなと盤面の高さ合わせるのたいへんそう、脚つりそう……なんて思いますけど。笑)

落書きは「えんたくん」の形に合わせて作られている無地のクラフト紙に描き込みます。グラレコ参加した会場で「えんたくん」を初めて見たとき、描く面が茶色いことに驚きました。なんでこんな荷物みたいな色? と。

でも、どうやらこの「茶色」がいいらしいですよ。5/28、29に名古屋で開催された日本ファシリテーション協会(FAJ)の「ファシリテーション・シンポジウム」でそんな話を聞きました。
「ワールドカフェのハーベストに関する研究」という発表をされた田坂逸朗さん(ファシリテーター/広島修道大学講師)がおっしゃるには「白い紙より、少し茶色いクラフト紙のほうがみなさんよく書き込んでくれる」とか。ぴかぴか真っ白の紙に書き込むには、少し心理的なハードルがあるようです。経験に基づいたツールの選択、さすがと思いました。そして、「えんたくん」用紙がクラフト紙なのはこのため? なんて思ったり。そこまで考えているとしたら、すごいなあ(単に段ボール屋さんの製品だからかと思っていた浅い私)。

でも、そんなちょっとしたことで成果が変わるのなら、ツールを工夫してみる価値があると思いませんか。このブログを書いている理由もそのあたりにあります。確かに「よいツール」を使うと明らかに成果が違います。しかし、「よいツール」って少しお高いものが多いんです。お値段を見て安いだけのものに変更しがちですが、ちょっとけちったせいで成果もいまいちなんてもったいない。かといって、「どのツールがいいのか?」なんて調べている時間もない。そこを私が(趣味だから)調べておくので、皆さんに効果的な備品調達をしていただきたいなーというのがこのブログの趣旨のひとつです。

おまけ:研究発表の内容は、元の論文がドラフト段階なのでまずは非公開とのこと伺いましたが、グラレコな人として特に有意義なセッションだったと思います。論文たのしみ。

不透明インクでファシグラ!サクラクレパスのピグマックスツインを超おすすめ

$
0
0

これまで当ブログではファシリテーション・グラフィックに向いた水性マーカーを「ファシグラマーカー」と呼んで、国産では次の3種類をお勧めしてきました。

  • プロッキー(三菱鉛筆
  • 紙用マッキー(ゼブラ)
  • アクアテック(寺西化学工業)

すべて透明インクの水性顔料マーカーです。どれも裏移りせず、発色がよく、太字でしっかり書ける優秀な品々。

しかしこの3商品、同じ色名どうしでの発色はやや異なるので「違う色」なのですが、色のラインナップ字体はどれも似たようなもの。特にグラフィックレコーディング用として、もう少し淡い、微妙な色合いが欲しいなーと思っていました。

そこに発見されたのがサクラクレパスの「ピグマックスツイン」!!

www.craypas.com

f:id:nummy:20160603075018j:plain

なんと「しろ」までラインナップ。

ネットにある情報が断片的なのでどんなものかよく分からず(おい)のオーダーでしたが、これは買ってよかったシリーズ!

f:id:nummy:20160603075019j:plain

f:id:nummy:20160603075020j:plain

インクは「不透明調」。不透明水性顔料マーカーといえば「ポスカ」ですが、ポスカは乾くのが遅く、またペン先へのインク共有にポンピング(芯を紙に押しつけて出し入れ)が必要と、スピードが求められるファシグラには不向きです。
ピグマックスツインはプロッキー並みにさっと乾くし、ポンピング不要でくっきりはっきりインクが供給されます。不透明調なので色合いも柔らかで「コレが欲しかった!」という逸品。
※「しろ」はインクが吸い込まれてしまって、うまく使える気がしないのですが……

しかし、こんなにいいマーカーなのにリアル店舗で見ないですねえ。ばら売りで買うのがちょっと面倒そうなのが難点。ほんとに、簡単にはっきりした色が出せて使いやすいマーカーだと思うのでみなさまもぜひ。サクラクレパスさん、学校向け以外にももっと推してください!

 

模造紙を壁に貼る:マスキングテープについて考えよう

$
0
0

ファシリテーショングラフィックの模造紙を壁に貼るのには、養生テープがよく使われます。しっかり固定できて壁も傷めないのでとてもよいのですが、難点は紙に貼った側のテープをはがせないこと。しかも養生テープはそもそも目立たないといけないものなので、緑など色つきのものが多いのです。これはファシグラを写真に撮って再利用するときにはちょっとじゃま。ということで、私は半透明の養生テープか、マスキングテープを愛用しています。

マスキングテープはとても便利で、掲示物を貼ったりなんだかんだワークショップのときは重宝するので、いつも文具エプロンバッグの中に入れています。こうやってつけておくこともあるけど、開封して間もない(重い)ときはときどき落っこちている(汗

f:id:nummy:20160607065013j:plain

そして、マスキングテープにも良い悪いがあります。

まず、100円ショップのものはやめましょう……。手で切りにくいものや粘着力が強すぎるものなど、使いにくい品質のものが散見されますので、買ったはいいけど使えないなんてことになったら悲しいです。

そして、かわいいテープの中には粘着力が弱くて紙を固定できないものもあったりします。

f:id:nummy:20160607065011p:plain


この図のように、対角線上にテープを貼ればわりとしっかり固定されるものですが、それでも最低限の粘着力は必要。

お勧めできる商品は、まずふつうの、3Mや日東電工などの塗装用マスキングテープでしょうねー。ドラフティングテープではちょっと粘着力が弱いと思います。お買い求めの際は「マスキングテープ」ですよ!

 

かわいい柄付きテープでしたら、カモ井加工紙(mt)か、ニチバンのプチジョアをお勧めします。プチジョアのほうが粘着力が強め(でも紙は傷めにくい)で、お勧めですよ!
※別に柄なんてついてなくていいんですが、実は私マステ買っちゃう病で……消費しないといけないのですよ……  

 

そして、使いやすいようにmtのテープカッターをつけて使っています。このカッター、とても便利です。

f:id:nummy:20160607065014j:plain

 でも、やっぱり現場では少し不安だから養生テープも一緒に準備しておきたいですねえ。

見栄えも重要ですが、やっぱり「その間しっかり固定されていること。用が済んだらきれいにはがせること」が最重要なのです。

アメリカンプロッキー?  Sharpieフリップチャートマーカー

$
0
0

いわゆるファシリテーションの技法はアメリカ発祥のものが多いですし、フリップチャートに書きまくる! っていうのもアメリカっぽい気がします。私がイーゼルパッドを初めて見たのも、アメリカ系企業日本法人でのことでした。

そんな思い込みを前提に進める今回の投稿は、じゃあアメリカのファシグラ用品ってどうよ、というテーマです。

用紙のほうはフリップチャートとか、それを発展させた3Mのイーゼルパッドなどアメリカ感の強い製品が揃っていますが、マーカーはどんなものなんでしょうね? マンハッタンのSTAPLESでは「それっぽいもの」見つけられなかったんですけど……。
と思っていたら、実は身近な某所にありました。「Sharpie フリップチャートマーカー」。

f:id:nummy:20160608200713j:plain

使いかけなんですが、珍しいのでもらい受けてまいりました。

Sharpieは(おそらく)アメリカでのサインペンNo.1ブランド。その水性バージョンということは「アメリカンマッキー」と言ったほうがいいのかも。そしてアメリカのファシグラマーカーとして普通に手に入るものは、たぶんこのSharpie一択なのかも……STAPLESの通販サイトで「Water based marker」って検索しても、使えそうなのはほんとにSharpieくらいですよ。

www.staples.com

f:id:nummy:20160608200714j:plain

インクの感じは、使いかけなので評価しにくいですが……ごく普通の水性マーカーという感じです。ペン先も丸芯(Bullet)で、そんなに特筆すべきことはないです……。しかもなんかペン先がしゃりしゃりしているというか、毛羽立っているというか(ペン先の繊維の先端がしっかりまとまっていなくて、ほぐれていると思われます)。

f:id:nummy:20160608200716j:plain

f:id:nummy:20160608200717j:plain

おもしろいのは、こうやって長くつなげられることくらいだ(用途外使用)。

ところで、アメリカといえばGrove Consulting International(「ビジュアル・ミーティング」著者のデビッド・シベット氏の会社)ではオリジナルの平芯マーカー売ってるのですよね。これがアメリカ最高峰のマーカーなのかな。しかし8本で20ドルって、なかなかのお値段ですよね。

Charters® Markersgrovetools-inc.com

 

ビジュアル・ミーティング  予想外のアイデアと成果を生む「チーム会議」術

ビジュアル・ミーティング 予想外のアイデアと成果を生む「チーム会議」術

 

 アメリカン紙モノ 

 

プロッキーやマッキーのカートリッジと替え芯はメーカー直販で買えますよ!

$
0
0

明日のイベントに備えてファシグラマーカーのインクチェックなどをしておりました。ときどき全部書いてみて、インクにかすれがないかなーなんてチェックします。とはいえ、中綿式のマーカーは徐々に色が薄くなっていくので替え時がいまいち分からないんですけどね……。

それはさておき、グラフィックレコーディングなどしているとインクがなくなったくらいで新品を買っているのは資源もお金も置き場ももったいない、という気がして、もっぱらカートリッジでインクを補給しています。

こんな感じでストックしています。

f:id:nummy:20160611220057j:plain


ところが、カートリッジってあまりお店では売ってないのです。私の場合は地元の大手文具店(ナガサワ文具センター)がプロッキー・紙用マッキーとも黒・赤・青は置いてあったり、シモジマでプロッキーのインクがそこそこ取りそろえられていたり、まあまあ恵まれた環境ですが、それでも灰色やうすだいだいといった「グラレコ必須色」は店頭で見たことがない。じゃあ通販、となりますがこれがまたすべての色が揃っているわけではなかったりして。

と悩んでいたのですが、先日プロッキーもマッキーもメーカー直販で全色購入可能だったりするのを発見しました。灯台もと暗すぎる。

プロッキーカートリッジ | 三菱鉛筆オンラインショップ

www.zebraservice.jp


送料も、三菱鉛筆は216円。ゼブラにいたっては無料というすばらしさですよ!

実は、シモジマでプロッキーのカートリッジを買うと定価70円のところ48円で買えてしまうんですけど、さすがメーカーの矜持を感じるなあ、と感銘を受け、今度は直販で調達しようかなーなんて思っています。200円ちょいの交通費で買い物行って帰ってはなかなかできませんから!

というわけで準備万端にして、明日のTEDxKobeに臨みます!

TEDxKobeでグラフィックレコーディングしました

$
0
0

TEDxKobeです! ちょっといろいろありすぎて、整理しきれないんですけど速報的ポスト。徳島から玉有朋子さんに来ていただき、チームを組んですべてのトーク(パフォーマンスも!)グラフィックレコーディングしました。
TEDxってかっこいいよね……びびる……。

IMG_0365

春先から密にコミュニケーションをとり、企画にしっかり関わらせていただき、結果も運用も素晴らしいアクティビティでした。TEDxKobeのみなさまには本当に感謝でいっぱいです。

DSC_1644

というわけで、また気づいたこと(特に、かっこいい会場で雰囲気に合った作業をする)など投稿しますね。

_1590043

(写真はTEDxKobeのFlickrから)

「グラフィックレコーディング体験セミナー」のお手伝いをしました

$
0
0

さる6月15日、大阪イノベーションハブで開催された「グラフィックレコーディング体験セミナー」のお手伝いをしてきました。役割は、セミナーの様子をグラフィックレコーディングすること。4時間のセミナー、模造紙3枚がっつりグラレコしてまいりました。

f:id:nummy:20160619174524j:plain

 

上町座オープンセミナー『グラフィックレコーディング体験ワークショップ』

このセミナーは「グラフィックレコーディング勉強会」のプログラムです。

www.facebook.com


平日午後にもかかわらず、30名近くの方にご参加いただき、関西でグラフィックレコーディングに対する関心が高まっている! と感じました。わりあいお堅いイメージの会社からもオフィシャルに来られている方もいらっしゃいましたよ!

今回、ファシリテーショングラフィックやグラフィックレコーディングにあまりなじみのない方には「プロッキー」も知名度すごく低いんだ……orz と、広報不足をやや悔やむ経験ではありましたが、みなさんに「灰色のプロッキー」がかなりヒットしたようで、うれしい限りです☆ グレーがあるのは「プロッキー」と「紙用マッキー」だけですよ! とりあえずどちらか購入して、会議室の備品にしちゃってくださいw 

 

今回使用した文具
模造紙:マルアイ 20枚入り 無地(主催者にて用意)

マルアイ 無地模造紙 白 20枚 マ-シ21

マルアイ 無地模造紙 白 20枚 マ-シ21

 

 

マスキングテープ:カモ井加工紙(主催者にて用意)  

 マーカー:プロッキー (一部、ピグマックスツインとパイロットゲルマーカーを使用)

 

  

 カモ井のマステはmtではなく、塗装用の黄色いもの。よく付きましたよ!


プロッキーもカートリッジと替え芯でエコに使い倒しましょう(替え芯編)

$
0
0

愛用のホワイトボードマーカー・パイロット「ボードマスター」の替え芯交換手順は以前お伝えしました。

facigraworks.hatenablog.com

 

プロッキーもカートリッジや替え芯を交換しながら使っていますので、コツなどをお伝えしますね。

f:id:nummy:20160621225649j:plain

使い古しのペン先は、手で抜くことができます。説明書には「紙などでつまみ」と描かれていますが、捨ててもよい手袋など(ビニール袋でいいと思う)をつけて抜くのが一番お手軽かと思います。そのまま手袋をひっくり返して捨てられますし。

f:id:nummy:20160621225650j:plain

f:id:nummy:20160621225652j:plain

抜いたところに、新しい芯をそのまま差し込めば完了です。とっても簡単。
インクが替え芯に浸透するまでには、少し時間がかかります。交換後4時間たって線の濃さはこのくらい。「大丈夫?」なんて書いてますけど、まだ少しムラがありますね。

f:id:nummy:20160621225655j:plain


実はこれ、インクカートリッジを使いかけのペンだったからこんな「やや満足でない」結果になったようです。説明書には「カートリッジも同時に交換してください」って書いてあるんですよね。ペン先交換のタイミングは、インクがかすれてきてカートリッジを取り替えるとき、これはきちんと守ったほうがよさそうです。
新しいカートリッジに差し替えて一晩ほど放置すると、書き味がよくなりました。

難点は、カートリッジ・替え芯とも店頭ではあまり売っていないことかな……。Amazonでは売っているようですし、メーカー直販でも良さそうですね。まとめて計画的に通販がよさそうです。 

 

facigraworks.hatenablog.com

エコ☆ファシグラライフをみなさまが送れますように!(笑)

プロッキーもカートリッジと替え芯でエコに使い倒しましょう(カートリッジ編)

$
0
0

前回はプロッキーの替え芯(ニブ)交換の手順について書きました。

facigraworks.hatenablog.com

 でも、よく考えたらカートリッジのほうが交換頻度は高いはず……というわけで、今回はカートリッジの交換手順です。

f:id:nummy:20160626172341j:plain

軸の細字のほうを回すと、カートリッジを交換できます(ちょうど、写真ではマスキングテープの下あたりが境目です)。キャップをとらなくていいので、周りを汚しにくくて便利(マッキーはキャップをとる必要があるのです)。

f:id:nummy:20160626172343j:plain

まずは古いカートリッジを抜きましょう。上手にやれば素手のままで、手を汚さずそのまま抜き取れます。心配な方は紙やビニールを使って抜いてください。あ、ゴミを捨てる場所の準備は前もって、お忘れなく!

次はカートリッジを準備します。カートリッジ色の付いているほうを持って、白いキャップを抜き去ります。そのままペン軸に差し込んで、カートリッジのカバーを抜けばいいのですが……

f:id:nummy:20160626172344j:plain


これが意外とうまくいってくれないんですよ。何回差してもカートリッジが一緒にくっついて来てしまう。このときカートリッジ本体を持つと、ときどきえらい目にあう。
もうプロッキーセット一周するくらいインクの交換をしていますが、なかなかうまくならないんですよねえ。コツをつかんだらまた記事にします。

ファシグラマーカーは商品の種類が少ないし、なかでもプロッキーはデファクトスタンダードということもあり他の方のものと取り違えやすく、多くの方がそうしているように、私もシールやテープを貼って目印にしています。インクが切れるたびに軸のメンテナンス面倒だし、カートリッジはホントに助かります。なんといってもストックを持ちやすい。もっとプロッキーとカートリッジが普及してくれるといいのに! と思い続けております。

facigraworks.hatenablog.com

いちおうAmazonも全色扱ってはいるのね。10本まとめ買いだけですが…

灰色10本。……共同購入しますか?

 

なにかと便利なプロッキー(灰)と紙用マッキー(グレー)を一本持ちませんか

$
0
0

先日の「グラフィックレコーディング体験セミナー」で(いつものように)灰色のプロッキーでレコーディングしていたところ、何人もの方から「プロッキーにそんな色があるんですね!」と声をかけていただきました。

facigraworks.hatenablog.com

 たしかに、灰色プロッキーは15色セットにしか入っていないし、店頭に置いてあることも少ないし、見るのが初めてという方も多かったかもしれません。今日はそんな知られざる(?)グレーのファシグラマーカー(水性顔料マーカー)について書きます。

どのように使うの?

グレーは目立たないので、文字を書くには不向きです。主にグラフィックレコーディングで陰影をつけるのに多用します。文字中心のファシリテーショングラフィックでは「微妙な強調」としてアンダーラインを引くのにもよいと思います。
ファシグラマーカーの色は強いのでやや目につらいこともありますが、グレーならほんのりいい感じ(このあたりは人によるかもしれませんが……色の見え方、感じ方は人それぞれなので)。
また、レイアウトの目印を軽くつけておくのにも便利です。

どんな製品があるの?

国内ブランドの水性顔料マーカーでグレーがラインナップされているのは、プロッキー(三菱鉛筆)と紙用マッキー(ゼブラ)のみです。

プロッキー<細字丸芯+太字角芯> | プロッキー | PROCKEY | 水性サインペン | サインペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

ZEBRA | ゼブラ株式会社 | 紙用マッキー / 極細

ゼブラ 紙用マッキー グレー

ゼブラ 紙用マッキー グレー

 

 この二つ、インクの色が少し違います。

f:id:nummy:20160629200525j:plain

写真はわかりにくいなー……。
プロッキーのほうがやや赤みがかっていて、紙用マッキーは青っぽい傾向。色が異なるためか、プロッキーを主につかうグラフィッカーでもグレーだけは紙用マッキーを使っている方も見かけます。紙用マッキーのほうが色が濃く出ますしね(私はどちらかというとプロッキー派)。

どこで買えるの?

残念ながら(少なくとも私の行動範囲では……)店頭で単色をあまり見かけません。
東急ハンズではプロッキーが渋谷店や池袋店にあるのかな?
紙用マッキーは細字+極細しかないみたいです。

hands.net

ロフトにもないんですよね……おそらく、一番置いてある可能性の高い全国規模のお店はユザワヤだと思います。三宮店にはプロッキーが全色揃っていました。
紙用マッキーならヨドバシ梅田で見かけたなあ、って常にチェックしてるのかよ!(はい)

通販ではおなじみアマゾンで扱っていますね。他の通販でもあると思います。

私が購入したのは三宮の富士商会という老舗の安売り文具店。

twitter.com

だいたい何でも揃う&基本20%オフの素晴らしいお店です(意外とナガサワ文具センターで売っていない!)。こんな感じに皆さんの地元の文具店でも扱っているかもしれません。探してみてはいかがでしょうか。

グレーや黄色のマーカーは目立ちませんが、うまく使うとなかなかいい仕事をしてくれます。ぜひ取り入れてみてくださいね!

TEDxKobeSalon Vol.5でのグラフィックレコーディング

$
0
0

 3月6日に開催されたTEDxKobeSalon Vol.5 "Cultivating Ideas"の写真が公開されましたので振り返りしたいと思います。写真はTEDxKobeのFlickrから引用しています。

TEDxKobe’s albums | Flickr

Salonとは「少人数のスピーカーとTEDMovieの上映を基本としたイベント」です。このVol.5では1名のスピーカーと4本のTEDMovieによるプレゼンテーションを見て、参加者同士で意見を交換しあうセッションが行われました。 いわゆるTEDxとは少し雰囲気が違いますが、アットホームな感じでよかったです。

http://tedxkobe.com/about/tedxkobe.com

 スピーカーはTEDxSapporoオーガナイザーの鈴木卓真さん。トークの内容をグラフィックレコーディングしてきました。
内容は鈴木さんのTEDxとの出会い、そしてTEDxSapporoをオーガナイズするにあたっての想いについて(そうだ、そういえば今週末はTEDxSapporoイベントだ!)。

img_5110_27317119444_o

 

tedxkobe.com

tedxsapporo.com

模造紙を2枚用意していただいたので、Q&Aの内容やTEDMovieについても少し描いてみました。……英語でレコーディングできる能力が欲しい……。 

img_5111_27895021136_o

 TEDxKobeでグラフィックレコーディングを取り入れてみたい、というお話を年明けにいただき、Salonではトライアルのような感じで描かせていただきましたが、アイデアを話し合うセッションや懇親会では指さしながら、話のネタとして活用いただけたようでとてもうれしかったです。

実は私、動画を見るのがあまり得意ではないので今まで積極的にTEDMovieを見ることはなかったんです。でも、みんなでプレゼンテーションを見て、そのアイデアについて話し合うという経験をしてみて、TEDの価値が分かった気がします。「アイデアを広げる(Ideas worth spreading)」っていうのはコミュニケーションなんですねえ。グラフィックレコーディングがそのコミュニケーションのお手伝いになったとしたらとてもうれしいです。
TEDxKobeの皆さんはグラレコを活用する! という前提で6月のイベントも考えてくださって、準備を一緒にしっかりしてくださって、ホントに幸せなイベント作りでしたよ!
TEDxKobeは単なるイベントではなくてコミュニティ、ということですので、これからも何らかの形で関わらせていただきたいなー、参加者として行くだけでもいいよなーなんてすっかりTEDxファンになってます。そんな6月のTEDxKobe振り返りはまた書きます。

紙用マッキーもカートリッジでエコに使い倒せますが替え芯は廃盤です

$
0
0

プロッキーと並びカートリッジ交換でエコに使えるファシグラマーカー「紙用マッキー」。こちらもカートリッジの交換方法を書きたいと思います。カートリッジはメーカー直販で購入可能ですが、残念ながら替え芯は廃盤だそうです……。

www.zebraservice.jp

紙用マッキーのカートリッジは2本セットで売られています。

f:id:nummy:20160704225108j:plain

黒はよく使うので2本入りはうれしいのですが、その他の色はもしかしたらちょっと持て余すかな(私にとって紙用マッキーはサブだって事情もあります)。

まず、太字のほうのキャップを外して、さらにペン先の部分を取り外します。ペン芯がむき出しになるので周りを汚さないように。

f:id:nummy:20160704225114j:plain

使い終わったカートリッジは軸の中に入ったままなので、そっと抜き取ります。

f:id:nummy:20160704225113j:plain

新しいカートリッジのキャップを外します。そして、ペン先のほうに差し込みます。

f:id:nummy:20160704225115j:plain

f:id:nummy:20160704225116j:plain

これがプロッキーと大きく違うところなのですが、意外と差しやすい。
どちらかというとマッキーのほうがプロッキーより失敗なくカートリッジをスムーズに取り替えられる印象です。

ファシグラマーカーって使う人はものすごく消費するので、ぜひカートリッジも使ってみてくださいね。店頭であんまり売っていないのは本当に残念。でも、ゼブラの通販は送料無料ですよ! 

エコファシグラマーカーの過去記事はこちら。

facigraworks.hatenablog.com 

facigraworks.hatenablog.com

facigraworks.hatenablog.com

 

 

三菱鉛筆のホワイトボードマーカー「お知らセンサー」の角芯を使ってみました

$
0
0

プロッキーで日頃たいへんお世話になっている三菱鉛筆さんのホワイトボードマーカー「お知らセンサー」。中綿式なのですがインクの残量が窓から見えて、替え時が分かりやすい優れものです。職場の備品が実はこの「お知らセンサー」の丸芯タイプなので、たまに使って「丸芯にしては悪くない」なんて思っておりました。

 その「お知らセンサー」の角芯をこのたび発見。平芯派のわたくし、早速買い求めて試してみました。

f:id:nummy:20160707230621j:plain

んんー、ちょっとかすれる……。
黒で書いた文字、線幅が安定していないのがお分かりになるでしょうか。なんかガタガタしてるんですよね。

どうやら、ペン先の状態に個体差があるようなのです。青のマーカーはとてもスムーズに書けました。平芯は接地面が大きいので、ペン先の精度がとても重要! ってこと、考えてみればあたりまえなんですけど使ってみるまで気づきませんでした。

中綿式にしては比較的インクが濃く出るので悪くないマーカーなんですけど、線をコントロールしにくいのはちょっときついかなあ。丸芯は書きやすいんですけどね。
たかがマーカーのペン先とはいえ、本当に各社違うものだなあ……とちょっとしみじみしました。

まだまだ、マーカー探求の旅は続きそうです、っていうかやっぱり私にはパイロットのボードマスターがベストなのかも。

(というわけで自分に合ったマーカーを探す練習会を8月に大阪でやりますー。しかし、もう満席なのです……また機会があればこのブログでもお知らせします!)

賛否両論?コクヨ「ヨクキエール」はマイクロファイバークロスのホワイトボードイレイザー

$
0
0

 最近は100円ショップで買ったマイクロファイバークロスを持ち歩き、立ち寄った会議室のホワイトボード掃除をしまくっております。この半月で某市役所の会議室と、某公共施設のホワイトボードをぴかぴかにしてやったわ……! 

そもそもマイクロファイバークロスがよい、ということに気づいたのは3Mから発売されている「洗えるイレーサー」を知ったから。その後職場でもマイクロファイバークロス張りのイレイザーを発見したよ、ということは以前の記事で書きました。

facigraworks.hatenablog.com

 でも、このときはうっすらぼんやりした記憶しかなくて、商品を特定できていなかったんですね。そうしたら、今日、とある会議室で再会しました! Tanoseeじゃなくて、コクヨでした!

その名も「ヨクキエール」!!
f:id:nummy:20160713223439j:plain

……薬事法ではアウトなネーミングですが、文房具なら問題なし!

やっとご紹介できる! といそいそAmazonのページを見たら、評価がごっつい賛否両論。

「消えねー」「いや、消えるよ?」の応酬。どっちかというと消えない派のほうが多いのかなあ。

私個人の感想では、まあまあ普通に使えるイレイザーという印象です。布がよれて困った、ということもなく……。 
少なくとも、消す面を常にきれいにしておけるという点ではとても優れていると思うのですよ。かちかちにインクがこびりついて盤面を汚すわ傷つけるわ……っていうのよりなんぼかまし。

あ、私は職場ではMyクロスでホワイトボードの掃除をすることはないんです。それはこのイレイザーのおかげ、ではなく、ちゃんと掃除の方が毎日拭いてくれているから。朝になればすべての会議室のボードがぴかぴか、なんてすばらしい。毎回感謝してファシグラしています! 

 


パイロット・ボードマスター書き比べ! 手法によっても適したマーカーが違うかも。

$
0
0

最近ホワイトボードマーカーコレクターみたいになっていまして、ついに「パイロット ボードマスター」のほとんどの字幅を買いそろえてしまいました。

www.pilot.co.jp

www.pilot.co.jp

この中で手元にないのは「ボードマスター 中細字」と「ボードマスターS 細字」だけですね……。しかしこのラインナップはさすがパイロット、万年筆のそれを彷彿とさせます。

「ボードマスター」の特長はくっきりはっきりした字がストレスなく書けること。そして何より、入手しやすいのですよね。ペン先の品揃えに差はあれど、ちょっとした文具店なら必ず置いてあると思います。そして「何かしら置いてある」ということは、カートリッジが入手しやすいということでもあり、これがたいへん便利です。
ホワイトボードマーカーはボードマスターに限る! とちょっと思ってます。

書き比べしてみました。すごく差が出る。

f:id:nummy:20160718215614j:plain

当ブログでも何回か書きましたが、視認性という点から言えば中字平芯が優勝な気がしています。とはいえ、もしかすると書き癖によっては読みにくくなることもあるかもしれない……なんて最近は思っているのです。

それは、先日の7/9にFAJ関西支部定例会に参加したことが一つのきっかけです。

この日のテーマは「ファシグラ・プロ 未来につなげる夢のコラボ」。FAJフェローの加藤彰さん・ちょんせいこさんとともにホワイトボードに書きまくろう! という夢の企画。70名近い参加者がそれぞれホワイトボードに書く姿を見て、私の最適解が必ずしも他の人に合うわけではない、ていうか私の「中字平芯」もホントに最適解なのか? と思ったのです。

なんと、ホワイトボード・ミーティング®認定講師の方は大きなホワイトボードに「ボードマスターS 細字」で書くこともあるのですよ……! これはホワイトボード・ミーティングの、参加者間の距離の設定の特長によるものかなと思いますが、ファシグラにこんな細いマーカーを使うことがかなり衝撃でした。

書く人によって、ホワイトボードや椅子の状態によって、最適なマーカーはきっと変わります。それを見つけるために、当ブログではいろいろな文具をご紹介したいと思い、また今日もなんか買っちゃうのでした。

よっちゃんに書いていただいた私のこと。見事です。そして私はこんな感じです。

f:id:nummy:20160718215616j:plain

 

元気になる会議-ホワイトボード・ミーティングのすすめ方

元気になる会議-ホワイトボード・ミーティングのすすめ方

 

 

 

 

 

「議論の可視化にできること vol.1」に参加しました

$
0
0

Tokyo Graphic Recorderの清水淳子さんの呼びかけで、グラフィックレコーディングやファシリテーショングラフィック、つまり議論の可視化についてのカンファレンスが先月30日に開催されました。
初回のこの日のテーマは「議論の可視化を仕事にするということ」。プロとして仕事をされている先達の皆さんのお話を伺いました。

peatix.com

スピーカーはこの4名のみなさん。

清水さん含め、この世界でのトップランナーなみなさん。これは行かなくちゃー、ということで東京まで文字通り、飛行機で飛んでいきました(このタイガースジェットには乗ってない)!

そして、行ってよかった! 清水さんをはじめ、運営のみなさまありがとうございました!(すごいホスピタリティでしたよ)

https://www.instagram.com/p/BIdhvKjAbpU/グラフィックレコーディングは松本花澄さん。シンプルで大胆でステキ。

マーカーはNeulandのArtMarkerですよ……。

f:id:nummy:20160801223208j:plain

この日はそれぞれ、この仕事を始めたきっかけや事例をご紹介いただいたり、大事にしていることをお話くださったのですが……。
結局、大事なことって「問いの立て方」や「事前の設計」「場作り」「介入のしかた」だったりするのです。
皆さん共通でおっしゃるのがこのようなこと。 それは「ファシリテーションに大事なこと」なんですよね。グラフィックがあろうがなかろうが、大事なことって同じなんだ!

グラフィックレコーディングが知られるようになって、似顔絵入りの議事録、みたいな認識も見られる現状なのですが、グラフィックレコーディング/ファシリテーション・グラフィックを実践する人たちの多くは(というか、私の知る限り全員)それをよしとは思っていないのです。やっぱり、ファシリテーションの一つの手法なんですよね。それを先達の皆さんから、会場でお話した皆さんから聞けて、なんだか自信とモチベーションが沸いてきました。

次にすべきことは、実践と発信なんでしょうね。私はあまりそういうのがうまくないですが、やらんといかん。と思いました。

さて、このイベント、なんと100名満員御礼で全国から同志が集まっていて、会いたい人にたくさん会えた! というのも収穫でした。仲間がいるのは心強いね。
実は、清水さんとお会いするのも初めてでした……以前、Skypeで文房具談義はしたことあるんですけど。笑

「議論の可視化にできること」はまたテーマを変えて続けて行く予定だそうです。この分野に興味のある方には行く価値のあるカンファレンスだと思います。遠方からでも、ちょっと無理しても、ぜひ。

あ、この日のメモは私はたいしたこと描いてません! なぜなら、オフィシャルにグラフィックレコーディングもスケッチノートもあるから、自分に必要なことだけ描いたのだ。周りがよく見えるので、よかったです。

「マジックインキ」のファシグラマーカー・「アクアテック ツイン」を全色揃えてみました

$
0
0

以前もご紹介した寺西化学工業の「アクアテック ツイン」。柔らかでスムーズな書き味と、チューリップみたいなデザインがステキな水性顔料マーカーです。「マジックインキ」でおなじみの寺西化学工業の製品。

 

facigraworks.hatenablog.com

guitar-mg.co.jp

思い切って、と言うんでしょうか、13色すべてそろえてみました……。もうね、毒を食らわば皿まで、っていうか……。

f:id:nummy:20160808221947j:plain

色の雰囲気はこちらです。相変わらずiPhone写真で「雰囲気」どまりですがご容赦くださいませ。

f:id:nummy:20160808221948j:plain

f:id:nummy:20160808221949j:plain

以前も書きましたが、インクの発色が鮮やか! 楽しく元気な雰囲気になりそうですね。乾くのはプロッキーやマッキーに比べるとやや遅めで、手のべたべたは必至かもしれない……。

ただ、全13色なのに、不思議なことにセット売りは12色セットまでしかないのですよ。コンプリートのためには単品で買い足さなくてはならないと。「黄土」はどのセットにも含まれていません。私は10色セットをまず買って(それしか見つけられなかった)、そのあと単品で「茶」「黄緑」「黄土」を買い足しました。
あとは「灰」があれば完璧なのに!
ファシグラマーカーはホントに「好み」だなあと思う今日この頃なので、便利な灰色はぜひラインナップしていただきたい物です。 

ところで、単品はなかなか売っていなくて、探し回ったあげくヨドバシ・ドットコムで注文したんですけど……。
ああ……こんなふうに届いてしまった……orz


ついでに、プロッキーの替え芯も一つ注文したら……


「まとめて発送」ってあの通販サイトもこの通販サイトも意味があったためしがないorz

マジック 水性ペン アクアテック 12色 MAQ50C-12

マジック 水性ペン アクアテック 12色 MAQ50C-12

 

 

「アイデアを実現する 神戸クリエイター会議」のお手伝いをしました

$
0
0

話は前後しますが、さる7月16日に神戸デザインクリエイティブセンター「KIITO」で行われた「アイデアを実現する 神戸クリエイター会議」でグラフィッカーとしてお手伝いをしてきました。

https://www.instagram.com/p/BH6E-aBAru7/

Kobe Active Creator's Meetingのお手伝いにきました☆ 面白い話たくさん出るか?楽しみです。

「『デザイン都市・神戸』創造会議」として、有識者で構成される委員の皆さんが定期的に行っている会議の一環なのですが、このたびは市民からも公募して「〜やりたいこと」を話し合い、なんならみんなで動き出しちゃおうみたいな意欲的な集まりでした。
「『デザイン都市・神戸』創造会議」はよくあるアリバイ作りみたいなものでは全然なくて、「東遊園地の芝生化」や「お試し移住」なんかはこの会議ももとになったと聞いています。今、東遊園地(ただの公園)とってもすてきですよ。

urbanpicnic.jp

livelovekobe.com

 

さて、私が担当したテーブルは、「自転車のまち・神戸」と題して、自転車利用の可能性を話し合うチーム。はじめは二つのテーブルに分かれて話していたのですが…途中で1チームに合流して、16人もの大人数で話し合うことになっちゃいましたw

f:id:nummy:20160812143316j:plain

大人数でアイデアの発散をし、3時間という短い時間のなかである程度の形を作る……たいへん難易度の高い場でしたが、ファシリテーターの方の促しや、参加者として来られた方がさっと論点を整理してくださったりして、何人もファシリテーターがいた感じ。「船頭多くして〜」なんてよく言われることですが、参加者みんなが「Facilitativeであること」を意識しているとすいすい進む、ということを実感した半日でした。

主にポストイットで進めたので、それほどファシグラをたくさんした! という印象はないのですが、楽しい会議なのでホワイトボードもイラスト多めで書いてみました。

f:id:nummy:20160812144805j:plain

なんと、このグループはもうさっそくコミュニティが動き出していて、街の実走や話し合いなどを進めています。そんなふうに、街が動きだすことにファシグラがお役に立てていたらうれしいなあと思っています。

くっきりはっきり! シヤチハタ「アートライン潤芯 ホワイトボードマーカー」のポテンシャルに期待

$
0
0

「シャチハタ」ではなく「シヤチハタ」です、のあのシヤチハタさんもホワイトボードマーカーを作っています。

www.shachihata.co.jp

シヤチハタですよ! ものすごくくっきり(特に赤)してそうな妄想にかられませんか? というわけで購入してみました。

f:id:nummy:20160814225246j:plain

なんとなく軸もはんこっぽい…あの、訂正印とかの、細いサイズのネーム印(ネーム6)の軸と同じ樹脂を使っているような気がするんですけど。笑

f:id:nummy:20160814225248j:plain

キャップのくびれはペン芯交換&インク補充の工具になるようです。たしかに、ペン芯根元はひっかかるような形になってますね。とことんエコ&コスパで攻めていく製品のようです。
しかし、どんなにエコ&コスパに優れていてもやっぱり書き味がよくなくちゃ意味がありません。書き比べをしてみましょう。

f:id:nummy:20160814225249j:plain

新品ということもありますが、なかなかくっきりはっきり書けて快適です。ペンの太さもほどよく持ちやすいので、書きやすいと思う方は多いのでは?

とはいえ、入手性はいまひとつ……。店舗で見かけたことがないんですよねえ。もしかして、スタンプ印売り場にあったりしないよね(また見てきます)。ファシリテーション文具にとって入手性の優先度は高いと思っているので、ややポイントダウン。

さて、この「アートライン潤芯 ホワイトボードマーカー」のもう一つのウリは「乾きに強い」こと。キャップを閉め忘れても、3日間も性能が維持されるそうですよ! 72時間!
防乾性能をうたっているものとしては、ステッドラーのホワイトボードマーカーもありますがステッドラーは48時間。シヤチハタのほうが1日長い! さらに、発色もシヤチハタの方がよい。ステッドラーは「紫色がある」という点においてのみアドバンテージがある、みたいな地位になってしまいました……。

ステッドラーの記事はこちら)

facigraworks.hatenablog.com

 

防乾性能はぜひともテストしてみなくてはいけないのですが、シヤチハタのサイトによると

※当社データ:気温20℃、湿度65%の条件下(使用条件により性能が異なります。特に気温が高い状況でのご使用の場合はペン芯が乾きやすくなりますので、必ずキャップをしめてください。)

 とのこと……。この猛暑の中、キャップを開けっ放しにしておく勇気はありません。月末のファシグライベントが終わったら、涼しくなったらシヤチハタvsステッドラーを開催しましょうか(でも基本的に物を間違った使い方するのに心理的ハードルがあるので、なかなか思い切りがつかない)。

Viewing all 206 articles
Browse latest View live