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100円ショップ模造紙:レアキャラ?出会えなさすぎるセリアの模造紙

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夏休みに入って、模造紙に関する検索ワードで当ブログにたどり着く方が非常に多くいらっしゃいます。「100均 模造紙」で検索トップに表示される当ブログとしては、セリアの模造紙も夏休み中にご紹介しなくてはいけないでしょう!

セリアの模造紙はプライベートブランド商品で、フルサイズ(四六判・788×1091mm)が4枚入って売られています。

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紙の厚みは書いてないのですよね、手元にあったキャンドゥの模造紙と比較してみたら、少しだけセリアのほうが薄いのかな? という印象でした。……この写真ではそんなに違いがわかりませんが、キャンドゥのほうが透けにくいように見えました。

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薄いとはいえ、水性顔料マーカー(いわゆるファシグラマーカー)で書く限りは裏抜けすることはありませんでしたので、ご安心くださいね。

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セリアの模造紙、十分利用に耐えるのですけどやっぱりネックは「お店になかなかない!」っていうこと。私の行動範囲(三宮〜ハーバーランドあたり)では数ヶ月欠品していたくらいのレアキャラです。ほかの地区では普通においてあるのかなあ(私以外に神戸で100均模造紙に執着する人がいるのか?)。
どうしても必要な方は、お店の方に声をかけて取り寄せてもらう……いやもういっそのこと通販でお買い求めになったほうがいいかもしれません。

マルアイ 巻白上質紙 4枚 マ-シ5

マルアイ 巻白上質紙 4枚 マ-シ5

 

ヨドバシのほうがいいかな

100均のいいところって、地元で手軽に買える、ってことだと思うので。

100円ショップ模造紙総括

  • 品質は問題ない! 少し薄い紙ですが、十分使えます。
  • ダイソーを利用する場合は、サイズに留意(ハーフサイズが売られています)
  • 四六判はだいたい4枚入っているので@25円。文具店で買っても一枚あたり30円〜50円くらいなので、厚みの差や扱いやすさを考えると100均にすごくアドバンテージがある訳でもない。

→というわけで、利用する枚数やお近くのお店によって使い分けするのがいいのかなという結論になってます。いくら裏抜けは心配ないと言っても、リビングの壁紙に万一のことがあっては! と思うとやや不安な手触りではあります。

これまでの100均模造紙に関するポスト

facigraworks.hatenablog.com

facigraworks.hatenablog.com

facigraworks.hatenablog.com

 


オンラインミーティングの決定版?ZOOMはホワイトボードもなかなかでした

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先日、オンラインでのワールドカフェ形式イベントに参加しました。

そのとき利用したオンライン会議ツールが「ZOOM」。SkypeGoogleハングアウトなどに比べるとまだ知名度はそれほど高くないのかな? とは思いますが、ファシリテーター界隈では高品質と定評のあるツール。初めて本格的に経験しましたので、ホワイトボード機能によるファシグラ中心にまとめてみたいと思います。

ZOOMの特徴

ZOOMについて日本語でもっとも詳しく紹介されているのは、田原真人さんのこのサイトかと思います。

zoom-japan.net

PCでも、iOSでも、Androidでもアプリから利用可能なオンラインミーティングツールです。
大人数で接続しても安定していること、途中でブレークアウトセッションという少人数のグループに分けてセッションができることなど、とても高機能。多くの機能が無料版でも利用可能です。無料アカウントでは1セッション40分の制限はありますが、メンバー間でホストをぐるぐる回せば長時間話せるし、40分くらいってキリがいいかも。笑。
以前のメニューは英語表示しかできませんでしたが、日本語化されてかなり使いやすくなりました。

ZOOMのホワイトボード

以前、オンラインホワイトボードについてはこんな記事を書きました。

facigraworks.hatenablog.com

 この「A Web Whiteboard」は簡単に使えるのですが、解像度の調整ができず異なるデバイスでは画面が途切れるという致命的な欠点がありました。
ZOOMのホワイトボード機能はそれぞれのデバイスに合った表示でとても快適です(iPhoneでは使えないようで、それは残念)。

こちらがMac OS

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こちらはiPadです。

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iPad版のほうが描画色が少ないなどやや機能制限されているように思えますが、そんなに凝る必要もないと思いますし十分ではないでしょうか。ペン先の太さも細かく調整できますし、いわゆるグラフィックレコーディングにも耐えられるクオリティでした。

※でも、グラレコががっつり必要ならもっとドローイングに特化したアプリで描いて、その様子を画面共有するほうがいいかもしれません。レイヤー機能はありませんので。この画像はMacペンタブレットで書きました。

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ホワイトボードの保存には気をつけろ

今回参加したイベントはワールドカフェ形式でしたので、ブレークアウトセッションを設けて4人ほどのグループでセッションがありました。
このブレークアウトセッションは会議のホストがメンバーや時間を設定します。そして、時間が来るとシステムが無慈悲にセッションを終了します。そのときホワイトボードは……どこにも保存されていません(涙)。
ワンクリックで保存できますので、こまめに保存しておくほうがよさそうです。ブレークアウトセッションでは終了30秒前に注意が表示されますので、そこでしっかり保存、話を終えるようにすることが必須かと思います。

保存したホワイトボード画像(PNG形式)はMacなら「書類」>「ZOOM」の中のフォルダ、Windowsなら「ドキュメント」の中を探っていくとあります。

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iPadのホワイトボードはもっと大変だった

iPadのホワイトボードを使いながら「保存」メニューを探したのですが……なくない?
保存メニューがないような気がします……。スクリーンショットをとっておけということなのでしょうかorz

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ゲスト参加だと描画の遅延が起きやすいらしい

今回、2回のセッションとも私がホワイトボードのホストだったので感じませんでしたが、他の方からは「描いたつもりでも反映が遅かった」という声も聞かれました。あり得る話ですね。次の機会にはゲストとして試してみたいと思います。

字はやっぱりテキスト入力がいいだろう

ペンタブレットでへろへろ書くより、字はテキスト入力のほうが断然おすすめです。フォントサイズも調整できます。字を書いていると、線が引っ張られてしまうこともあって修正がなかなか面倒ですし、ある程度のタイピングスピードがある方なら、絶対テキスト入力のほうがやりやすいです。それを絵と組み合わせたらけっこういいグラフィックになりそう。

事前に練習できます

自身で一人だけのミーティングを開始すれば、ホワイトボードの機能を試すことができます。
セッションに入れば待ったなしの状態になりますから、グラフィッカーをしようという方は事前に練習しておく方がいいですね。

初めての本格的ZOOMだったのでわたわたしながらの参加でしたが、とても可能性を感じるセッションでした。次の機会にはさらに「グラフィックは? ハーベスティングは?」という点に注目して参加してみたいと思います。

 

ZOOM Cloud Meetings

ZOOM Cloud Meetings

  • Zoom
  • ビジネス
  • 無料

 

ホワイトボードマーカーを使い倒すワークショップを開催しました

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さる8/27、大阪のフューチャー・ファシリテーション・カフェでホワイトボードマーカーを使い倒すワークショップを開催しました。

https://www.instagram.com/p/BJm53wfA2bz/

ファシリテーション文具を楽しみつつファシグラやってみる会を開催させてもらいました。たぶん界隈初のアプローチ。#enjoyfgatffc #ファシリテーショングラフィック #文具 #ホワイトボード

名付けて「ファシグラ100本ノック! 楽しく・分かるホワイトボード術」。大げさなタイトルやなー。

要は、アオナミのホワイトボードマーカーコレクションを使ってみてご自身に合うマーカーや書き方を探してもらう会です。ワーク内容と会場の都合上ごく少人数制となり、今回は8名の方にご参加いただきました。

当日のスライドは公開しています。よろしければご覧ください。

このワークショップでは徹底的に「道具=ホワイトボードマーカー」にこだわりました。だってね、ホワイトボードマーカーってそうとう変わった筆記具ですよ。ノートにボールペンや鉛筆で書くのとはずいぶん違います。
そんな違いを意識して、体の動きやペン先から手に伝わる感覚などを言語化して、「○○だから書きやすい!」を実感していただくことにフォーカスしました。ある程度言語化できないと再現性はないし、うまく書ける理屈がわからずやみくもに練習しても決して上手くならないと思うのです。「練習あるのみ」とはよく言われる言葉ですが、もし、よくない方法をひたすら練習していたら? 正しい、その人に合った方法がわかっていてこその努力と根性だと思います。でも、私はできたら努力も根性も避けて生きたい……。笑

ホワイトボードマーカーをいろいろ取り揃えて、実際にいろんなマーカーを試していただけました。

https://www.instagram.com/p/BJnR1fagfug/

個人の持ち物です。#ホワイトボードマーカー #おかしい #変態 #ファシリテーショングラフィック

さらに、参加された方にはおススメマーカーとして「ボードマスター 中字平芯」を一本ずつプレゼントして使っていただきました。書きやすい! と好評でしたが、個人個人で書き癖は違いますので、ご自身にとって書きやすいと思えるペンのヒントを持って帰っていただければ嬉しいです。

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お話をいただいてから構想こそ練りまくったものの、最後はえいやとやってみたこのワークショップでしたがなかなか楽しい&実のある時間を過ごせました。今回参加できなかったけれど次回があれば、というお声もいくつか伺っていますので近々またやりたいなと思っています。

実は今回、Facebookでイベント告知したらすぐにお席が埋まってしまったので、当ブログでご紹介する余裕がありませんでした。よろしければ、Facebookで「フューチャー・ファシリテーション・カフェ」をフォローしてください。情報を早くお届けできると思います。

 

nu boardにする?Butterfly Boardにする?モバイルホワイトボードを考える

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みなさん、もちろんMyホワイトボードマーカーと持ち歩くモバイルホワイトボードはお持ちですよね? と煽ってみる。

先日のワークショップでは意外と皆さんご存じなかったので、今日はノートタイプのモバイルホワイトボード(今名付けました)について書きます。

私が使っているのは「nu board(ヌーボード)」と「Buttefly Board(バタフライボード)」です。これ以外にノートタイプのホワイトボードがあったらぜひ教えてください。

nu board

nu board(ヌーボード)シリーズ一覧 – 欧文印刷株式会社

CANSAY nu board (ヌーボード) A4判 NGA403FN08

CANSAY nu board (ヌーボード) A4判 NGA403FN08

 

バイルホワイトボードブームの火付け役。サイズがいろいろ揃っていて、用途に合わせて使いやすい。

ホワイトボード性能もばっちりです。透明フィルムが字のこすれを守りますし、コピーをとるにも反射を押さえられます。

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一方、リングノートタイプなので、持ち歩きはややかさばります。
カバーの透明フィルムがちょっと汚れをためこみやすいかなー。と思いつつも、普通にアルコールでがんがん拭いています。無事です。
水拭きで消せるマッキーの跡もちゃんと落ちたよ。 書きやすさはnu boardです!

facigraworks.hatenablog.com

Butterfly Board

バタフライボード 公式サイト|ButterflyBoard

バタフライボード A4 薄色方眼

バタフライボード A4 薄色方眼

 

 こちらはとてもおしゃれ&広げればA2までスペースを拡張できる新しいモバイルホワイトボード。

はじめはクラウドファンディングで始めたんですよねー。今はAmazonなどで購入できます。

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ジョイント部分は磁石で、かなりしっかりくっついています。しかも薄い!8面あるのにほんとに薄い!(nu boardも8面です)私は会社の机に入れて、ヒアリングの時なんかに持って行ってます。

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ただ、ボードそのものの品質はnu boardに比べると少し見劣りするかな。ベース(紙のようです)が反ってしまったり、インクをはじいて書くときちょっとストレス、ってこともある。インクのかすれ、分かるかな?

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特徴でもある強力磁石のジョイントですが、個人的には電子機器や時計に影響しそうで、ちょっと怖いんですよね。職場の机はスチールなので、くっついてしまうこともあります。笑。

もちろん、基本的な使用にはちゃんと耐えてますよ! 薄さを求めるならButterfly Boardです。

付属のマーカーについて

どちらの商品も「パイロット ボードマスターS極細」が付属しています。 

 昔はnu boardには「パイロットホワイトボードマーカー 極細」(中綿式の)がついてたんですが、どうやらこのマーカーのイレイザー付きのは廃盤になっちゃったらしいのですよね……。 
正直、「ボードマスターS」は極細でもA4に対してはやや太字なので、この仕様には少し不満が残るところです。私は「パイロットホワイトボードマーカー 極細」(イレイザーなし)を別に買って使うこともあります。↓これです。

 nu board用の超極細マーカーも売られていますが、ちょっとお高いのよね。 

CANSAY nu board ホワイトボードマーカー3本セット(黒) BSLC00BL03

CANSAY nu board ホワイトボードマーカー3本セット(黒) BSLC00BL03

 

 筆記具メーカーさんは、モバイルホワイトボード用のマーカーもちょっと考えてみられるとよいのではないかと思います。

日本メーカーのファシグラマーカー(ほぼ)全色の色比べしました

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ファシリテーショングラフィックに向いた紙用のマーカーを個人的に「ファシグラマーカー」と呼んでいます。条件はこんな感じ。

  • 水性であること
  • 顔料系であること
    (上記は裏移りしないこと、という条件)
  • 太字(平芯)で書けること
  • 日本でふつうに入手可能であること

日本メーカーの商品では4種類がこの条件を満たしていると思います。残念ながら、外国メーカーの商品は入手困難な気がします(染料系インク疑惑もある)。

この4種のファシグラマーカー、単純に好奇心で買いそろえていったらほぼ全色そろってしまいましたので、どうせならとカラーチャートを作ってみました。
f:id:nummy:20160906194327j:plain例によってiPhone撮影なので正確な色ではありませんが、それぞれの雰囲気の差を感じてみてくださいね。

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「ほぼ」全色、と書きましたが、ここに揃っていない色は紙用マッキーの蛍光色5色です。これはすでにメーカー廃番になっており、店頭にデッドストックがあれば手に入る、くらいの感じ。たぶん単品での入手は困難だと思います。紙用マッキー20色セットがあればそれに含まれています。私はどちらかと言うとプロッキー派なので、その5色のためにマッキー在庫倍にするのも……と思い、あきらめています……(プロッキーの蛍光を使った感触では、ファシグラに蛍光色はいらん! と思いますが)。

さて、総評です。ピグマックスツインは不透明調なので色が大きく異なります。特に緑系の差が顕著ですね。グラフィックレコーディング指向の方は、ピグマックスツインをサポートの色として1セット持っておくといいかも。

他の3種類は同色でも色合いがもちろん異なるのですが、こちらは好みの問題かなーと思います。傾向としては「プロッキー=透明感あり」「紙用マッキー=明るめ」「アクアテックツイン=こってりくっきり」という感じです。これは実物を見たほうがいいですね。FAJ関西支部の定例会にお越しいただければお見せできますので、ぜひご参加ください(だいたい出席していますが、10月はすみません、欠席します)。

どれかを選ぶなら「プロッキー/紙用マッキー/アクアテックツイン」はペン先の好みも合わせて好きに選べばいいじゃない! と思っています。よく見るとこのカラーチャート、紙用マッキーの線ががたがたなのは私の書き癖が合っていないからです。こんなふうにファシグラマーカーに限らず筆記具は「合う・合わない」がありますので、またワークショップでもできればなあと思っています。

おまけ

マーカー選びのご参考に、過去記事も見てね。 

facigraworks.hatenablog.com

facigraworks.hatenablog.com

facigraworks.hatenablog.com

facigraworks.hatenablog.com

facigraworks.hatenablog.com

 

クラフト紙にファシグラしてみよう:マーカーの発色は気になるよね?

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以前、こんな記事を書きました。 

facigraworks.hatenablog.com

 

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クラフト紙を使うと、ファシグラ(特に、ワールドカフェの落書きとか)が捗る! みんなが気軽に書いてくれる! という仮説です。

じゃあクラフト紙を導入してみようかなー、と思ったときに、文具系ファシリテーター(何それ)として気になるのはやっぱりマーカーの発色。今日は「クラフト紙に適したファシグラマーカーは何?」がテーマです。

今回用意したクラフト紙はセリアで売られている包装紙。いろいろな色調があるクラフト紙ですが、色の濃さは薄すぎず濃すぎず、だいたい中間くらいかと思います。えんたくんの用紙はもう少し色が薄かったように記憶しています。

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この用紙に、国産ファシグラマーカー4種で書き比べしてみました。

全体比較

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プロッキー 

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紙用マッキー 

ゼブラ 水性ペン 紙用マッキー 15色 WYT5-15C
 

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アクアテックツイン

マジック 水性ペン アクアテック 12色 MAQ50C-12

マジック 水性ペン アクアテック 12色 MAQ50C-12

 

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ピグマックスツイン

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もっとも発色がよいのは、紙用マッキーのような気がしますね。色が沈んでしまわない。プロッキーは透明感が強い分、背景色に負けてしまっています。発色がはっきりしているイメージのアクアテックツインは意外に沈んでしまう色(水色など)もあったりして。インクの世界は奥深いですね……。

もちろん、ピグマックスツインは不透明調ですから使い勝手はばつぐん。ピグマックスの白はクラフト紙のために! とも言えるかも(?)。黄色は意外と見づらいですけどね。どのマーカーも黄色はいまいちなので、紙の色のせいでしょうね。

ワークショップでみんなに書いてもらうという時には紙用マッキー、グラレコするならプラスしてピグマックスツインがベストな組み合わせかな、これが今の考え方です。

www.xn--zdk4ayc8078a.net

ホワイトボードにクレヨンの味:キットパス ホワイトボード用

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日本理化学工業から「キットパス」という固形マーカーが出ています。クレヨンみたいなかんじの筆記具ですね。

ホワイトボード用キットパス/日本理化学工業株式会社

クレヨンみたいなホワイトボードマーカー

2016/09/16 19:31

 以前からあるスタンダードなキットパスもホワイトボードに書いて消せるそうですが、最近「ホワイトボード用」と銘打った新商品が発売になりました。どうやら、従来型キットパスは水拭きで消すのに対し、ホワイトボード用はマイクロファイバークロスを使えばから拭きで消せるようです。ファシグラでいちいち水拭きしていては書く手が止まってしまいますが、から拭きOKならちょっと興味があります。

買ってみました。

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Amazonなどでは売っていないので、日本理化学工業の直販サイトから。
ペン先(?)は平らです。角を使って書いていく感じかな。チョークみたい。
色は黒・赤・青・緑・橙の基本5色が揃っています。

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お試しに、NuBoardに書いてみました。

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うーん、発色が薄いかな……もっと濃く書きたくて、ぐりぐり書いてしまって(もともと筆圧強い)ちょっと疲れました。字を書くファシグラにはあまり向いていないですね……。
※あ、NuBoardじゃなくてふつうの壁掛けのホワイトボードでも同じような感触でした。

ただ、ちょこっとイラストを描く、なんていう用途には最適です。イラスト寄りのファシグラにはうまく使えばかなり効果的じゃないでしょうか。先日のワークショップでも、かわいらしく使っている方がいらっしゃいました。

消すときはちょっと力が必要かなーと思えるのも、やっぱりイラスト向きと思うゆえん。

オンラインショップはこちら!

www.kitpas.com

ホワイトボードシートってどうよ、と思ったので調べてみました

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だいたいどんな会議室にも備えられている、という理由でホワイトボードを推している当ブログですが、「だいたい」ということは、たまにはホワイトボードのない会議室だってあるわけです。私もそんな会議室(っていうのかそれ)に当たったことはたしかにあります。

そんなときは模造紙やイーゼルパッドで代用することが多いですが、やっぱり「書いて消す」ことができるホワイトボードにはかなわないよなあと思うことしきり。人前で何かを書くことに抵抗のある方も多い中、消せない、っていうのはかなりプレッシャーですよね。逆に、ホワイトボードのかんたんに消せちゃうところがファシグラへのハードルを下げているんだろうなあと思います。

ならば、臨時にしつらえる「ホワイトボードシート」はいかがでしょうか?
この分野、商品はいろいろあるのですがとりあえずおなじみの文具メーカーの商品をいくつかピックアップしてみました。


ひとくちに「ホワイトボードシート」といっても、その特性はぜんぜん違うのですよね。一時的に使うものもあれば、施工費用や時間を節約するけど恒久的に使うものもあり。では一言ずつ感想を書きましょう。

スリーエムジャパン ポスト・イット ホワイトボードフィルム

ポスト・イット ホワイトボードフィルム DEF 3x2

ポスト・イット ホワイトボードフィルム DEF 3x2

 

 おなじみ3Mのホワイトボードシート。粘着面はポスト・イット強粘着の接着剤がついていて、貼ってはがせる……そうですが、実際には貼り付けた後に動かすのはそう簡単ではないそうです。3Mの中の人からは、手軽に施工するためのものでどちらかと言えば貼りっぱなしにするのだと伺いました。

書き心地は普通のボードと変わりません。スムーズに書き消しできた記憶があります。

セーラー万年筆 どこでもシート 

セーラー万年筆 どこでもシート

セーラー万年筆 どこでもシート

 

 当ブログでは初登場のセーラー万年筆! なぜか、セーラーはドイツからシートを輸入して「どこでもシート」という名で発売しています……そんなところがまたセーラーっぽいわけですが……(褒めてます)。

これは静電気で貼り付けるタイプ。ロールペーパーのようにミシン目が入っており、好きな長さに切って使うことができます。

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静電気ってどうなの? 貼りつくの? とちょっと心配だったりしますが、それは大丈夫。書く時はしっかり貼りついていますよ。ただ、消すとけっこうよれたりするんですよね……私は筆圧も消す圧も強いので、ちょっと使いにくいなあと思うことはあります。

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でも、手軽なので「一時的に使うホワイトボードシート」といえばまずはこのタイプ。セーラー以外にも、「コーワライティングシート」なども同じタイプです。 

コーワライティングシート 60x80cm 25枚

コーワライティングシート 60x80cm 25枚

 

 

コクヨS&T ピタボ 

コクヨ ホワイトボード ピタボ 吸着シートタイプ 無地 FB-P115W

コクヨ ホワイトボード ピタボ 吸着シートタイプ 無地 FB-P115W

 

 こちらはマグネットがつくシートなんだけど、吸着式(吸盤のようなしくみらしい)なんだそうです。これは使ったことがないのでなんとも言えないのですが……マグネットが使えるのはほんとうに画期的ですよね。

コクヨS&T マグボ

コクヨ ホワイトボード マグボ マグネットタイプ 無地 FB-H23W

コクヨ ホワイトボード マグボ マグネットタイプ 無地 FB-H23W

 

 これはシートそのものがマグネットになっていて、スチール面に貼って使うものだそうです。そんなにスチール壁っていっぱいある? って思ったけど、そういえば某市役所のホワイトボードはだいたいこれでした。

マグネット式はほぼ固定式だけれども必要な時に動かして使える! という利点があります、といいたいところなんだけれども。この商品かどうか分かりませんが、マグネット式はたいそう重くてなかなか動かしづらかったです……
それから、普通の据え置き型のホワイトボードよりは傷がつきやすい印象があります。

こうしてみると、静電気方式以外のシートって、シートと名乗ってはいてもやや設備系という感じがします。純然たるノマドなシートは静電気式、ということになるのかな。

でも、でも、聞いてください。どこでもシートとかを使いたいシチュエーション(ホワイトボードが足りない)って、ホワイトボードをレンタルできることが多いよね……やっぱり据え置きやスタンド型の、ふつうのホワイトボードにはかなわない。というわけで、一時的な利用には

ホワイトボードのレンタルおすすめ。超おすすめ。


イーゼルパッドでアウトドアミーティングをしてみませんか:ちょっとしたコツも紹介しますよ

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7月に「デザイン都市・神戸」創造会議のイベント「神戸クリエイター会議」でファシグラのお手伝いをして、そのまま自転車コミュニティのミーティングにも参加させてもらっています。

 

facigraworks.hatenablog.

design.city.kobe.lg.jp

夏の朝活的なミーティングなので、会場は神戸市役所のお隣に広がる都心のオアシス・東遊園地(といっても乗り物はない)で集まっています。芝生をはった東遊園地は「デザイン都市・神戸」創造会議の象徴みたいな場所でもあります。
そしてその場にイーゼルパッドを持ち込んで。おお、なにこのステキな感じ。

https://www.instagram.com/p/BKb7bCRAzwk/

アウトドア de イーゼルパッド すてきでしょ? #postit #easelpad #urbanpicnic #東遊園地 #ポストイット #ファシリテーション


緑の中での話し合いはなんだかうきうきして、ぜひみなさまにもアウトドアミーティングをおすすめしたいところです。とはいえ、実際にやってみると細かく気になるところは出てきますので「アウトドアミーティングのTips(というか気づき)」をご紹介したいと思います。

Lessons and Learned

  • 風が吹くとめくれ上がってかなりたいへんなことになる
    →クリップを用意しておこう(粘着部はさすが3Mの強粘着、盤石です)
  • アウトドア、紙を貼るところを確保できるとは限らない
    →東遊園地では期間限定オープンカフェの設備を使わせていただきましたが、そんないい物があるとは限らない。イーゼルパッド2台持ちとか、荷物を利用するとか、事前の下見と工夫は必須と言えるでしょう。イーゼルパッドからはがした紙の粘着部にゴミがつく問題もあります。
  • 小物はどうやって置く?
    →ファシグラマーカーやポスト・イットなどの小物も置き方を工夫する必要があるでしょう。これも、カフェ設備に助けられました。

とにかく、室内とは違って思わぬ不便が発生してしまうのがアウトドアミーティング。今回はカフェ設備のある公園ですからそれなりにカバーできましたが、ハリルホジッチ流にスポーツの現場で使う方にとっては、また別の苦労もあるかもしれません。
とりあえず、「クリップ」「マスキングテープ」あたりは必須かな……。ポスト・イットも必ず強粘着でないといけないでしょうね。

それでもなお、アウトドアミーティングは楽しいし! 何かが生まれそうだし! ぜひ一度体験してみてください(寒くなる季節だけど!)。

 

 日本代表チームモデルがやや安い……やや、ですが……。

おしらせ:イベントしますよ!

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イベント2本、お知らせです。

日本ファシリテーション協会 関西支部定例会

来る11月12日は日本ファシリテーション協会(FAJ)関西支部の定例会です。

www.faj.or.jp

FAJの定例会は基本的には会員向けで、非会員の方には参加費をご負担いただいているのですが11月は「オープンFAJ」ということでどなたでも参加費無料です! 
今月の会場は「アネックスパル法円坂」。最寄り駅は森ノ宮または谷町四丁目、あの真田丸の近所です(便乗。笑)。

そして、関西支部ではお昼ご飯を食べながらゆるーくファシリテーション談義(?)をする「ランチアワー」という時間がありますが、今月は私が担当します。
題して「ファシグラしてるけど、何か質問ある?」
……なんというか思いつきだけで恐縮ですが、よろしければお越しください。FAJ会員でない方は12時半から初回参加者説明会に参加していただきたいのですが、ちょっと寄るだけでも何か得られるようにしたいと思います。
定例会のワークもいろいろ面白いのを取りそろえていますよ。

ファシグラ100本ノック! ホワイトボードと仲良くなろう

それから、8月末に開催した「ファシグラ100本ノック!」をもう一度開催することになりました! 

facigraworks.hatenablog.com

 前回と同じプログラムを予定していますので、都合が合わなかった方にぜひぜひ。でも、ちょっとはアップデートがあるかもよ……。

お申し込みは下記のフォームからお願いします。気楽なイベントですので、自分に合ったマーカーを見つけたいくらいの気持ちでお越しください。

www.kokuchpro.com


お申し込みお待ちしてます!

達人はポスカをも使いこなす:山田夏子さんのワークショップに参加しました

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グラフィックレコーディングだのファシリテーショングラフィックだのに本格的に取り組み始めて約1年。そうなんです、まだやっと1年くらいなんですよ。そういうわけで、最近は直接的に「学ぶ」場に出かける機会を増やすようにしています。このたびは10月16日に開催された山田夏子さんの「グラフィックファシリテーション1Dayワークショップ」に参加してきました。

対話を見える化する!グラフィックファシリテーション1Dayワークショップ | ワールド・カフェ・ネット

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久しぶりに東京まで。珍しくスカイマーク

https://www.instagram.com/p/BLmkoWnAfgN/

食べちゃう前に記念撮影 #skymark #kitkat #ukb #hnd #食べてる暇はない #いつもは青組


夏子さんには7月の「議論の可視化にできること」でお話を伺いました。 

facigraworks.hatenablog.com

 感性の占める割合が大きいグラフィックファシリテーションの世界を見事に言語化し、私のような左脳人間にもわかりやすい説明をされるのを聞いて、ワークショップがあれば必ず参加しなくては! と思ったのでした。

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表情いろいろ。目ん玉飛び出た表情、もっとわかりやすく描きたいなあ。

念願の夏子さんのワークショップ、内容はまだ私の中で言語化&身体化しきれておらず、ブログで報告できるレベルになっていないのですが、せっかくですので画材についてご紹介しておきます。

当ブログでは以前「水性顔料マーカーといっても、ファシグラにはポスカは向いてない」と書きましたが。

facigraworks.hatenablog.com

しかし! この日、夏子さんは主線をポスカで書いてました(驚)。色はNeulandとPanPastelです(セミナーなので、ここでは写真アップなしで)。

描いている途中でポンピングしないとインクがかすれる、とはおっしゃっていましたが、何事もないかのようにすらすら描いてらっしゃいましたね……。インクが乾くのに時間がかかる(プロッキー比)こともポスカの問題ですが、聴いて描く流れや色塗りのタイミングが適切で、その点もほとんど気にならなかったです。

ファシリテーションの筆記具に関しては、聴く→描き残すというプロセスによっても使える商品が変わってくるのかもしれません。また、逆に筆記具がファシリテーターのあり方にも影響を及ぼすのでは……? なんてことも考えてみたり。

年明けの「アドバンス編」もとても楽しみです。

 ↓これで主線を……!

 

描く環境に合わせてちょっと工夫しておくこと:マーカーにラベルを貼っています

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特にグラフィックレコーディングをするときに多いのですが、会場の照明が十分ではないことがあります。プレゼンテーションのためには照明を落とさないといけませんからね。

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こちらはTEDxKobeで描いている風景。この写真のように、用紙そのものにはクリップ式のランプなどで明かりを確保していただくのですが、困るのは「マーカーの色を区別できない」点です。スピードが求められる場面でこれはけっこうきつい。
そこで、マーカーのキャップに色名を書いたシールを貼ることにしました。

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プロッキーと紙用マッキーには、すべてこんなふうにシールを貼っています。影になりやすい文具エプロンバッグの中でもしっかり判別可能。

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ピグマックスツインはありがたいことにキャップに色名が刻印されているので、作業は不要でした。すばらしい。
(アクアテックツインはキャップがまるくて貼りにくいのと、グラレコに使わないので未処理です)

ところで、ラベルシール選びは難しい。マーカーの軸のような樹脂面にしっかり貼りついてくれるシールは意外と少ないのです。

  • 強粘着(樹脂面に貼れる)
  • 手でこすったりしても文字が滲まない
  • マーカーのキャップに貼ることができる面積

この条件を満たすシールはなかなかない!
探したあげく、エーワンのラベルシール「フリーラベル カバーオンタイプ」を半分に切って使うことに落ち着きました。

www.a-one.co.jp

ほんとうは丸いのが欲しかったんだけどなあ。

でもこのラベル、最初にしっかりと貼り付けておけばかなり強力です。今年の初めに使い始めましたが、まったくはがれたことがありません。
たしかに手間はかかるのですが、暗い場所で描く人はこのひと手間をかけておく価値がありますよ。

おまけ:ついに例のNeulandを買いましたが、色がぜんぜん分からないので色見本までシールにするに至る。

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エーワン フリーラベル カバーオン 56面 01301

エーワン フリーラベル カバーオン 56面 01301

 

 カスタマイズはしないに越したことはない! と信じているのでピグマックスツインはすばらしい。

 

ホワイトボードにこだわるワークショップその2を開催しました。ファシグラ練習素材について考えた。

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8月に開催したホワイトボードマーカーを使い倒すワークショップ「ファシグラ100本ノック!」の第2回を12/3に大阪のフューチャー・ファシリテーション・カフェで開催しました。今回は10名の方にご参加いただきました! みなさまありがとうございます。

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内容は前回とほぼ同じなのですが、今回はもうすでにばりばりファシグラを実践されている、かつ、Myホワイトボードマーカーをお持ちの方がたくさんいらして、もう私どうしようかしら…みたいな感じ。汗。このワークショップでは「中字平芯」の魅力を知っていただきたくて、パイロットのボードマスターを一人1本おつけしているのですが……もう持ってるよね? みたいな。仕入れちゃってるので、いらないと言われても参加費は割り引きできず、ストックとしてお持ち帰りいただきましたが。

このワークショップでは、練習の題材としてYoutubeで公開されているトークイベントの動画を書き取ることにしています(私が公開しているスライドには含めていません)。こういう練習に使える動画って、探すのがなかなかたいへんなんですよね。参加された方からも「なにか練習に使える素材ってありますか?」なんて質問がありました。

しかし、ある程度聞き取りやすくて、会話になっているような題材ってあまり公開されていないのです。さらに、このワークショップはわずかですがお金をいただいていますので、著作権フリーの素材しか使えない。ほんと、ファシグラ練習素材って探すのたいへんなんですよ……。

講演をひたすら記録するグラレコなら、TEDトークはある程度使えるかもしれません。とはいえ、TEDトークには「日本語で話されている素材が少ない」という弱点があります。それから、日本のTEDxトークはだいたい持ち時間をいっぱいに使うので、結構長くて疲れますw

また、会議を書き取るファシグラはやはり会話を題材にしないといけません。これを満たしてくれる素材も少ないんですよねえ。
ファシグラの練習にはやっぱりその場でリアルトークをするのがいいのかもしれません。よく使う「模擬会議」ってなんとなく予定調和になって練習にならない気がするのですが、そんなときはペアインタビューがいいよ! って教えていただきました。なるほど、それはいいかもしれませんね。

というわけで、今後はただ教えるようなワークショップではなく、有志の皆さんと一緒にファシグラを研究するコミュニティを作れたらなあなんて思っています。最初はFAJ(日本ファシリテーション協会)内でのクローズドなものにするかもしれませんが、また次の展開がありましたらご参加くださいませ!

おまけ:今回の看板はNeulandのホワイトボードマーカーで書いてみました。

前回の様子はこちら。スライドも共有しています!

facigraworks.hatenablog.com

Eテレでデーモン閣下と付箋の使い方を学ぼう:『しまった!』はWebでも見られるよ

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「付箋の使い方を教えてくれるEテレの番組がある」と聞いてさっそく調べてみましたら、デーモン閣下がアクティブラーニングの進め方を伝授してくれていました。

www.nhk.or.jp


教育番組なので、過去の放送もすべて解説付き、無料で閲覧可能です。フレームワークまで教えてくれてます。すばらしい……
そしてこの付箋の回、10分間でコンパクトにまとまっている……! さすがEテレ

「付箋で情報を整理するときのポイント」

  1. キーワードで情報を書く
  2. 付箋に書く情報は1枚に1つだけ
  3. 付箋の中からグループを見つけだす

大人でも、一枚のふせんについつい文章を書いたり、いくつものポイントを書いたりってやってしまいがちですよね。このような付箋の使い方を小学生のうちから身につけておけば、将来楽しみです。

「アクティブラーニング」って言葉はちょっとバズワードな感じが強くて、学校大嫌いな私にとっては懐疑的に見ちゃってるところはあります。でも、本質的にはよい取り組みだと思うのでぜひよい方向に進めて欲しいですねえ。先生だけではたいへんすぎるから、社会でサポートできたらいいですね。

当ブログ的補足

番組のご紹介だけでは何なので、ファシリテーション文具エバンジェリスト的補足を少々。

筆記用具は太めのものを使おう

1枚の付箋にたくさんの情報を詰め込んでしまう理由の1つは「細字のペンを使うこと」。太字で書けば、自動的に1枚1キーワードが達成できることも多いのです。道具1つで意外と変わるものですよね。
この番組ではぺんてるのサインペンを利用していますが、それでもこれだけ書き込んでしまう。一人1本ペンを支給するとき、予算の関係でぺんてるサインペンやラッションペンを選びがちだけれども、できたらプロッキーor紙用マッキーにしたいよね! それも、「細字側を使うのは禁止!」くらいに縛りを設けるくらいでちょうどいいです。ホントに。

※もちろん、これは一般的な話で、できるならばその人の特性に合わせる対応もしたいところ。

付箋は消耗品であることを伝えよう

物を大切に使うことはもちろん大切ですが、それぞれにちょうどよい密度があるのだという感覚も子供のうちから身につけておけるとよいなあと思います。付箋はどんどん使う物だから、もったいなくないよ! 裏まで使わなくていいんだよ! と強調してから授業に入ってほしいですねえ。あるいは、グラウンドルールとして掲示しておいてもいいくらい。
子供にとって「もったいない」「無駄にするな」の呪縛は意外に強いような気がします。

↓お徳用です。いかがですか。

 

 

【書評】『ふせんの技100』

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手帳評論家の舘神龍彦氏は以前「手帳王子」と名乗っていらしたと思うのですが、気がついたら「(人呼んで)ふせん大王」に即位してらっしゃいました。しかも奥付のプロフィールは「ふせん評論家・手帳評論家」になってるよ。

そんな舘神さんの新刊が『ふせんの技100』。さまざまな種類の付箋を取り上げ、ベーシックな使い方から「その発想はなかった!」というアイデアまで100連発で紹介する本です。これは、自称・ファシリテーション文具エバンジェリストはチェックせねばなりません。 

ふせんの技100 (エイムック 3484)

ふせんの技100 (エイムック 3484)

 

本書は3つの章に分かれていますが、まず第1章を「発想と関係を生み出す」と題してファシリテーション的な使い方を多く紹介しているのに好感が持てます。アイデアを書き出しグルーピングする方法(一般的な75×25mmの付箋や、ポスト・イット強粘着ノート アイデアパックを紹介)や、会議テーブル上で議事録をとる方法としてイーゼルパッドが紹介されています。余談ですが、備品置き場にずーっとあって、みんな「海外から取り寄せた物」と信じていた「正六角形の付箋」は国産だ! Amazonで買える! と分かったのは大収穫。

こんなのです。アイデア広がりそうでしょう。

正六角形の付箋(ふせん) アイデアを見える化

正六角形の付箋(ふせん) アイデアを見える化

 

 しかし、100連発で紹介されている「ふせんの技」とはいえ、その中でファシリテーション的な用途で紹介されているのは実際のところ10あるかないか。用途の評価軸でも「みんなで」ってマークされているのは少ないんですよねえ。

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「正六角形の付箋」でさえ「自分で」=一人で使う物とされている(p.16より引用)。

もちろん、個人の動きから物事を進めて行ければファシリテーションではありますが、いまのところ付箋はパーソナル文具という性格が強いのかなあと思わざるを得ません。

まあ、ファシリテーションにとって文具などしょせんツールの1つに過ぎず、少ない種類で応用が利く方が便利ですからそんなにバリエーションは必要ないかもしれません。でも。せっかく付箋と筆記具との相性について1ページ割いているのだから、細字のペンだけではなく、マーカーについてひとことあってもよいのでは! と思うのですよ。(ここは、私が宣伝頑張れということか。笑)

総評

大好きな付箋の本! ということでついつい足りないと思うところも目についてしまうわけですが、おそらくこの本の想定する読者は「手帳術好きな人」「日々をなんとかしたい人」が多いのではないかと思います。読者の多くは(この本のおおかたがそうであるように)おそらく付箋をパーソナル文具としてとらえているのではないかと思いますが、きっとファシリテーション的な使い方も想定読者の日々をなんとかする、よりよくすることにつながるはず。そんな方々に「アイディアパック」とか「イーゼルパッド」の存在が伝われば、当ブログはとてもうれしいです。

著者が唱える「書くべし・はがすべし・そして貼るべし」。これはいい言葉ですね。一人でも、大勢でも、どんどん使っちゃいましょう!

 ↓「"みんなで"ふせん」の定番品!

 

 


ホワイトボードマーカーはどのぐらいカラフルであるべきか:Neulandのホワイトボードマーカー13色

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身近な会議室に備え付けられているホワイトボードマーカーの色バリエーションはどのくらいでしょうか。
だいたいは、黒・赤・青の3色でしょうか。もしかすると、3色あるって優秀なほうかもしれませんね。黒と赤だけとか、場合によっては黒と青だけなんてこともあってこれは意味がよくわからない。

日本国内でふつうに流通しているホワイトボードマーカーは黒・赤・青・緑・橙の5色。パイロットのマーカーでこの5色が揃っているので、どこでもわりあい入手しやすいと思います。逆に「パイロットしかこの品揃えをしていない」ともいえるのですが……。国内メーカーでオレンジがあるのは、あとはキットパスくらいじゃないかなあ。ちょっと特殊ですよね。

facigraworks.hatenablog.com

 多くの国内メーカーは黒・赤・青(あと、あって緑)というラインナップなので、まあ3〜4色あれば事足りるという考え方なのかもしれません。

そういえば、先日「スタイルフィット」に入れる5色を一所懸命考えたら結局ボードマスターの配色になったので、必要十分な気がしますね。

https://www.instagram.com/p/BO6zbfWgLuu/

打ち合わせ用にひさびさ、スタイルフィットを引っ張り出してリフィル購入。この色合いはホワイトボードマーカー笑#文房具 #stationery #スタイルフィット #三菱鉛筆 #stylefit #uni #ホワイトボードマーカー の色には #理由がある よね#黒じゃなくて #ブルーブラック ですが

世界に目を向けると、ホワイトボードはもう少しカラフルなようです。

例えば、以前ご紹介したステッドラーのホワイトボードマーカーは、基本5色に加えて紫もセットになっています。

facigraworks.hatenablog.com

 先だって訪れたマレーシアでは、なんとシヤチハタの紫とピンクも発見しました。

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この色、国内では売られていないんですよねえ……。

facigraworks.hatenablog.com

 なんとなく、世界はもっとカラフル。

ならば、というわけで、カラフルなファシグラマーカーの最高峰・ドイツのNeulandからホワイトボードマーカーを購入いたしました。

global.neuland.com

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じゃーん。なんと13色。

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とってもカラフルでテンションあがる! のですが、写真内のボードにも書いているように字としての視認性が「それはどうなの」って色もありますね。特筆すべきは青系のバリエーションでしょうか。なんとなく、このこだわりがヨーロッパっぽい気がします(万年筆からの思い込み)。

先日は看板を描いてみました。

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うん、やっぱりイラスト向きということでしょうか。ちなみにこの看板、Instagramのアイコンが好評でしたが、実は国内で買えるマーカーだけでも再現可能なんですよね……笑

ただ、このホワイトボードマーカーは現在リフィルインクの取り扱いがありません。友人情報では、このインクがEU規準に合わなくなったとかで現在仕様変更中なのだそうです。仕様変更になった際には現在の本体は使えなくなるはずですので、購入を考えている方はもう少し待つ方がよいかと思います。

で、結論ですけどね、

今夜も生でさだまさし」のホワイトボードって、5色だけで描かれてるんですよ。普通のホワイトボードマーカーだけで、あのクオリティなわけですよ。

www4.nhk.or.jp

ホワイトボードマーカーって、インクの消費も激しいし……国産で充分です! とここでは申し上げておきます。

 ↓ 5色どうぞ。

 

Graphic Recorder Network 2017年の描き初め会に行ってきました

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去る1月14日、グラフィックレコーディング実践者のコミュニティ「Graphic Recorder Network」の年頭イベント「描き初め会」に、小雪ちらつく東京まで行ってまいりました。

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この日集まったのは20数名。メンバーとはオンラインでの交流やイベントで一緒に描く機会もありますが、あまりじっくりお話しする時間はとれないもの。それぞれの価値観や問題意識、はたまたこれから取り組みたいことなどをシェアすることができ、飛んでいった甲斐がある午後のひと時でした。懇親会も出たかったんですけど、深夜の高速バスや新幹線では関ヶ原を越えられないような気がして泣く泣く早めに帰ってきました。日本でのグラフィックレコーディング(あるいは、絵が多めのファシリテーショングラフィック)はポジティブなこともネガティブなことも課題をたくさん抱えているので、もっと議論を深めたかった......。

と、まあいろいろ思うところはありますが、当ブログは「ファシリテーション文具」のブログです。ともすれば「マインド大事!」を強調しすぎて初心者参入のハードルが高くなりがちな(グラフィックに限らず)ファシリテーション界隈に、とるに足りない即物的な情報をもって殴り込みをかけようとするブログです。*1そういった「スキル」「ツール」に関するお悩みやTipsもお話することができたのも、この日の収穫でした。

Graphic Recorder Networkは「描く人」「描かないけどグラフィックレコーディングを活用したい人」にとって有用なナレッジを共有する場でもありたいと考えているので、私もぜひ文具周りで協力したいですねえ。まずは「Neulandを取り寄せるための予備知識」あたりでしょうか。ほんとにみんな(私も含め)Neuland見るとテンション上がりますね笑。

facigraworks.hatenablog.com

 これはキャンセルしたときの記事。2回購入+1回キャンセルしてみたら、なんとなく分かりましたので、購入したときの詳細をのちほど。

ところで、これは当日みんなの発表を順番に描いていったものです。下の写真のように、わいわい描いていったりしてね。

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グラフィックする人ってなんでこんなに即興で合作しちゃえるんだろう。どちらかというとおとなしい方が多い印象もあるのですが、紙を目の前にするといたずらっ子(関西弁でいう「いちびり」?)になる人が多いような……。面白い傾向ですね。面白がりな方、グラフィックレコーディングにチャレンジしてみませんか?

*1:いや、マインドやBeingはもちろん大事なんですけど、形から入ることもまた同様に重要と思っているのですよ。

万年筆はステキなコミュニケーション文具だけどファシリテーション文具ではないなあという話

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始めにお断りしておきますが、万年筆大好きです。まあまあはまっている自覚もあります。それでもなお、ワークショップ形式に万年筆は向いていないよ、というお話です。

ワークショップや勉強会に参加すると、万年筆でノートをとっている方に出会うことが多いです。万年筆、つるつる書けて快適なんですよねえ。でも、メンバーに見せ合う用途でA4の紙やふせんに何かを書き込むときも、プロッキーなどの太いマーカーが用意されているにもかかわらずMy万年筆やMyボールペンを使っちゃう方がけっこういらっしゃいます。

これはね、やめた方がいいです。プロッキー(とか)使いましょう。万年筆を使わない方がいいのはなぜか、を写真でご紹介します。

今回のテストでは、そんな場でよく見かけるカジュアル万年筆御三家と純正インクをご用意しました。この子たちが手元にある時点で万年筆の沼っぷりはお察しください。

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写真上から

ふせんは以下のようなラインナップでご用意しました。

では、イーゼルパッドに貼ったところをご覧ください。

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万年筆の字、読めない……。
もちろん、万年筆の方が小さな字を書いているという点は指摘できますが、そもそも細いペン先は小さな字を生みやすいものです。感覚的にも、ワークショップでよくある細いペンのふせんの字数はこんな感じのボリューム感で書かれています。まあ、大勢で少し離れた距離から見ることを考えると、単純に「見えない」ですよね。
それに、字数が増えるとキーワードが複数入るからあとで分類できなくなりますよ。これ困る。

スリーエムの公式アプリ「Post-it Plus」で撮影してもこんな感じ(画面はiPhone6S)。

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拡大表示すれば読めることは読めるけれども、ふせんの移動(ドラッグ&ドロップ)がしにくいですね……。俯瞰できることはとても大事。

それから、万年筆インクの宿命「にじむ」。

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ポスト・イットペリカンがかなりにじんだのは衝撃的でした。ポスト・イットは最強だと思っていたのに。また、アスクル強粘着はどうも「のり」がついている部分がインクをはじくみたい。LAMYで「アスクル強粘着」って書いてあるところ、かなりはじいてます。

ワークショップではいったん書いたふせんを新しい枠組みでとらえ直すため、移動させることがありますよね。万年筆ではインクが手についたり、書いたものがにじんだりしそうだ。なんだか気軽に貼り替え直す感じではなくなってきます。
ぜひ、ぜひ、プロッキー(など)に慣れていただければ!

 

 

 

*1:ペリカーノJr.」はだいぶ前に処分してしまったので、同じようなペン先のこちらを。「ペリカーノ」と同等品です。通称「初号機」、残念ながら日本では現在販売終了しています。インクもエーデルシュタインしか持っておらず、ご勘弁を。

第62回神戸オフィスフェア(2017年)に行ってきました

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2017年、第62回を迎える神戸オフィスフェアは1月26日(木)に三宮の神戸サンボーホールで開催されました。

今年のテーマは「文房具〜真〜発見!」。プロモーション動画を作って市内有数の商店街・三宮センター街で流しているなど、一般の方へのアピールも力強かったです。そのせいなのか、終業後に訪れたらとてもたくさんのお客様で、なかなかの大盛況でした。

bungu.org

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今年の全体的な印象は、各社ともシャープペンシルにとても注力しているかんじ。芯が折れにくいシャーペンが揃っているんですよね。シャーペンというと学生の、勉強用の筆記用具というイメージが強いですが、少子化でもそこに資源をつぎ込んでいくんだねーと感じました。大人も勉強するときはシャーペン派の方って多いのかな(私は万年筆とか、ボールペンなのです)。ゼブラの営業さんには「芯を折るつもりで、横向きに力を入れて書いてみてください!」と挑戦を受けました。笑。当然デルガードの勝ちですよねえ(ウチにもありますよ)。 

ゼブラ シャープペン デルガード 0.3 P-MAS85-W ホワイト

ゼブラ シャープペン デルガード 0.3 P-MAS85-W ホワイト

 

 さて、ファシリテーション文具であります。私が見て回ったなかでは、次の各社に気になるものがありました。

  • スリーエムジャパン
    当然のお名前ですね。笑。今年力を入れているのは「@!テープ(あっとテープ)」やポップアップタイプのポストイットなど、ややパーソナルユース寄りの商品が多いようですが「ミーティング・ソリューション」は健在。イーゼルパッドの価格をあと1000円下げる! と言ってくださった営業某氏の言葉を私は忘れませんよ……いっしょに頑張りましょう……。 

    facigraworks.hatenablog.com

     

  • 寺西化学工業
    アクアテックツインを展示していました! オフィスフェアでファシグラマーカーを見たのは初めてだったので感動。補充用インキが入手しにくいんです……とご相談したところ、大手文具店に取り寄せを頼んでください、とのこと。100円ぽっちのものでも、大丈夫みたいですね。営業の方曰く、「発色と耐光性には自信があります!」だそうです。たしかにアクアテックツイン、(理屈は分からないのですが、経験的に)耐光性のありそうなインクのつやがあります。 

    facigraworks.hatenablog.com

     

  • プラス
    ホワイトボードなどの大物がメインなので私のような個人には手が出ないのですが、「ミーティングツール総合カタログ」をいただきました。「ミーティングツール」というくくりでカタログを作っているところに好感度アップです。

    www.plus.co.jp

  • ぺんてる
    ホワイトボードマーカー「ノックル ボードにフィット」はかなり推しアイテムのようでした。細〜中字の試し書きもさせてもらいましたよ。

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    書き味は中〜太字と同じで、ペンのコントロールがしやすいです。細めの字幅が出たことで使える場面に幅が広がりました。ホワイトボードは滑って書きにくいと思われている方、ぜひ一度試してみてください。 

    facigraworks.hatenablog.com

     

  • 積水化学工業
    なんと養生テープをどーんと推し。「スマートカットテープ」というカラフルな養生テープです。こちらはとても気になったので購入してレポートします! 

     

と、まあ、終業後の2時間程度ではとても回りきれないボリュームのイベントでした。お話しさせていただいた各社の営業マンさんとも、推し商品を熱く熱く語ってくださって、愛を感じました。たぶん一日でもいられる……来年は休みとるか……(?)。

お客さんの熱気もなかなかで、どうやら学校関係者の方も多く来られていた様子。学校といえば、そう、これからはアクティブラーニング。(前も書きましたが)まあ、この言葉自体には私は懐疑的とはいえ、ファシリテーション文具が普通で必須のものになるチャンスといえる流れです。たぶん、文具業界がこれから進むべき方向の1つなんじゃないかと今年も思いを新たにいたしました。なにとぞよろしくお願いいたします。

https://www.instagram.com/p/BPzOPcfA-aD/

神戸オフィスフェア、各社のくださるサンプルが大盤振る舞いすぎる件#神戸オフィスフェア #sarasa #zebra #lihitlab #3m #postit #sampling #ゼブラ #サラサクリップ #スリーエム #ポストイット #強粘着

Neulandのマーカーを買ったので気づいたことを書いてみる

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1年くらい買うだの買わないだのぶつぶつ言っていたドイツのワークショップ用品メーカー「Neuland(ノイラント)」について。昨年秋に仲間内で盛り上がったりちょっと円高傾向だったりしてついに取り寄せてみましたらあっという間に追加注文する羽目に陥りまして、つごう2回取り寄せてしまいました(私はいつもこうなんだ)。

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2回購入+1回キャンセルすると、なんとなくプロセスも見えてきます。ファシリテーター/グラフィックレコーダー仲間の中には「購入したいけど、海外通販がよくわからなくて……」と躊躇している方もいらっしゃいますので、そんな皆さんに向けて「購入経験から得た個人的気づき」を共有したいと思います。

【留意事項】

この記事は個人の経験に基づくものです。今後の購入時にはプロセスや価格、手数料などが異なることがあります。
当ブログでは個人輸入代行や翻訳等のサポートは一切行いません。
この記事を参考にして個人輸入を行なった際に損害等が発生しても、当ブログは一切の責任を負いません。購入はご自身の責任において行なってください。

Neulandとは

こちらの記事をご覧くださいな。使ってみたら印象変わりました。

facigraworks.hatenablog.com

 

facigraworks.hatenablog.com

 

注文のプロセス

こちらのリンク先で、ASIA→All Countriesと進みます。いろいろ選んでショッピングカートに入れてください。注文するタイミングで連絡先などを入力する画面が表示されます。個人情報のページ、組織名が必須項目だったことには要注意。会社の名前をでっち上げることになる羽目(それは私)。
アジア向けは注文ごとに送料を計算して見積もりが来ます。送料は基本料金とお急ぎ便の金額が提示されます。基本料金は船便*1で来ましたので、お急ぎ便は航空便だね。船便といっても10日~2週間くらいで届きますので、送料倍額払う理由はあまりないんじゃないでしょうか。

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基本料金でよいのであれば、メールへの返信は特に必要ありません。サイトのショッピングカートでプロセスを進めればOKです。ただし、海外通販なので何か込み入ったことが起きないとも限りません。その場合は英語でメールをやり取りする必要が出てきます。以前、注文しかけてキャンセルしたときのやり取りから思うと、(グローバルクオリティ的に)スピーディで誠実な対応をしてくださると考えています。

気になるお値段

送料と関税には謎が多い。同じようにマーカーやなんかを買っているのですが、前回は関税かからず、2回目は関税4000円+通関料200円。
前回は重量5キロ、318ユーロの注文。今回は重量4キロ、247ユーロ。安い方に関税かかるのなんでや……。
そして、送料も前回43ユーロなのに、なぜか軽い(箱サイズは同じ)今回は46ユーロ!
謎が過ぎます。
支払いはユーロ建て、クレジットカードやPaypalなどの方法が取れます。クレジットカードの場合は、だいたい到着日くらいに請求が来ている……というかんじ。
Amazonみたいに、相場を読んでのピンポイント注文は難しいですw 大局を見て注文しましょうw)

どうやって届くの?

国内は日本郵便で配送されました。関税が課せられたときは、配達の方に現金で支払いました。

Enjoy!

マーカーや付箋などの小物類だけでしたら、問題なく取り寄せできると思います。最近日本からの注文が多いなーとNeulandが感じたら儲けものですので、興味のある方はチャレンジしてみてください。買うなら一気に買っちゃおうぜ!近くのお友達同士で共同購入するのもひとつの方法かなと思います。
英語といっても、通販サイトなので定型的な文章がほとんどです。どうせグラフィックファシリテーション/レコーディングを学ぼうと思ったら英語の資料にあたる必要が出てきますから、ひとつがんばろうじゃありませんか。

で、次はたぶん、No.One WedgeとArtBrushをコンプリートする羽目になる。このカシオミニを賭けてもいい。

*1:と通関書類に書いてあった

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