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パイロット「ボードマスター」グローバルモデルからみる世界ホワイトボード事情

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たいそうなタイトルをつけましたが、単なる海外お買い物情報です。

マレーシア(クアラルンプール)に行く機会があって当然のように文具店パトロールをしてきたわけです。マレーシアでは日本メーカーの文具が多く、おなじみのものがたくさん並んでいます。しかし、扱われているのはほとんどがグローバルモデルでして、ちょっと見慣れないものもあるのです。日本国内モデルにラベルを貼ってそのまま売ることが多い台湾とはちょっと事情が異なる感じ。

たとえば、以前ちらっと触れましたが、シヤチハタの「アートライン」。これは国内モデルとグローバルモデルが全く異なります。色も日本ではラインナップされていない紫やピンクがあって、カラフルなんですよねえ。

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facigraworks.hatenablog.com

(こちらはSuria KLCC紀伊國屋書店で購入)

 国内モデルはこちらで記事にしています。

facigraworks.hatenablog.com

 

そして、みなさんにぜひお伝えしなければならない! のはパイロット「ボードマスター」のグローバルモデルです。

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こちらが本体。日本国内とまったく同じで、ラベルなどが異なるだけなんですねえ。
そして、なんと、バイオレット(紫)が売られてるんです!

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えー、国内ではバイオレット、売ってないじゃない……。

www.pilot.co.jp

パイロットマレーシアではこのように紹介されている……。

Pilot Pen Malaysia

とても気になったので、パイロットコーポレーションのお客様相談室に「バイオレットはどこの国で売っていますか?」と問い合わせてみました。
そして、超迅速にお答えくださった内容がこちら。

インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレーシア、中国、香港、イラン、南アフリカ、チリ、などに出荷実績があります。(欧米にはほとんど出ていないようです)
なお弊社ではお客様の輸出入に関するサポートはできません。

とのこと。東南アジアが狙い目のようですね。発色もボードマスターらしく、くっきりはっきりしていてとても見やすいので紫のバラを描きたい方はぜひ(しつこい)。

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※Neulandは平芯の優位性を発揮している。


そしてマレーシア、なんとボードマスターのカートリッジをダース売りしていますw

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12本入り。観光客でもアクセス可能な、ふつうのお店で売っています。というか、これを購入したのはおしゃれスポット・PavilionのTimes Bookstoresです。観光スポットですよ。マレーシアの人って、そんなにホワイトボードマーカー使うんでしょうか(そんな方いたら、ぜひお友達になりたいです!)。

お値段は12本入りで22MYR。このとき1MYR=26.5JPYくらいのレートだったので1本48円前後! ずいぶんお得ですので、ついでのあるボードマスターヘビーユーザーの方はぜひどうぞ(?)。鼎泰豐と同じフロア(Level6)にありますよ。

なお、お客様相談室から「国内モデルと海外モデルは同じ製品。保証はしないが、本体とカートリッジを組み合わせて使っても問題ないはず」との回答もいただいています。自己責任にはなりますが、レッツトライですよ。そうだ、ファシリテーション仲間へのお土産にしよう……笑。

 

なお、こちらは10本591円(記事公開時)。 

 

 


ここのところ、いろんなグラフィックレコーディングやファシリテーションを実践していた話

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2月の後半から3月の上旬にかけて、自分的には最高の頻度でグラフィックレコーディング周りの実践の機会をいただいておりました。内容を公開できない企業内研修からアツい思いを語る個人イベントのサポートまで、さまざまなフィールドに関わることができてうれしいかぎり。今日はそのうちオープンなイベントについて備忘メモ。

コンセンサス・デザイン・フォーラム2017

コンセンサス・デザイン・フォーラム2017〜なぜ、協働はうまくいっていないのか。ーみんなで今よりさらに前に進むために学びあう場〜

wakuwaku-ws.com

3回目を迎えるコンセンサス・デザイン・フォーラム。今年の副題は「なぜ、協働はうまくいっていないのか。ーみんなで今よりさらに前に進むために学びあう場」。
よくある行政イベントとは一線を画す、「嘆き」から始まったこの場。最初のグラフィックの「どんより」ぶり……。協働を大切にする陣営の置かれている状況を表していると思うのですが、それでも「嘆き」をシェアすることで生まれる心の安らぎ。そういったことをグラフィックでつまみ上げることができていればうれしいです。

また、OST(オープン・スペース・テクノロジー)でグラフィッカーがバタフライやバンブルビーの役割を担うことをできるのかも? という、新しい気づきもありました。

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前回のCDF2016の記事はこちら。 

facigraworks.hatenablog.com

 

村井が語る☆行政と付き合う上で言ってはいけない10の言葉

村井が語る☆行政と付き合う上で言ってはいけない10の言葉


明石市職員・村井さんがコミュニティ&行政への想いをゆるい場でアツく語る場、レコーディングで参加しました。
「ごちゃまぜ」がキーワードの村井さんが作る場らしく、参加者がとっても多彩。自己紹介された皆さんのポイントを紹介できていたらうれしい。
会場がステキなショップなので、照明の加減で写真はうまく撮れなかった……。

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デザインフォーラム2017 "人と自転車が共存する街kobe"

デザインフォーラム2017 "人と自転車が共存する街kobe"公開用

デザインフォーラム2017 “人と自転車が共存する街KOBE”神戸スタイ輪グ! | 特定非営利活動法人 神戸デザイン協会


昨年夏の「神戸クリエイター会議」から始まった神戸の自転車コミュニティ「CHARiN-KOBE」のコーナーをレコーディング担当しました。継続的に関わっていくことのよさってあるよね。そして、行政のイベントもその場限りではなくちゃんとムーブメントが継続していくのだと思えてそれもうれしいのでした。

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神戸クリエイター会議の記事はこちら。 

facigraworks.hatenablog.com

 

その他にも、常駐先企業様では全国社員会議(全国大会的なイベント)でのアイデア発想コーナーをに企画から関わらせていただくなど「なんか面白いことが起きてるよ」と思うこのひと月ほどでした。

ゼロ地点から、自ら仕掛けていくのはあまり得意ではないですが、0.001でも何かの種があればそこから育てるお手伝いはできると思っていますので、お役に立てそうなことがあればお声がけくださいね。

「ホワイトボードマーカー選手権」がはてブで人気なので便乗してホワイトボードマーカー豆知識まとめを書いたよ

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staffblog.cookpad.com

 

ホワイトボードマーカー選手権2017 - Cookpad Staff blog

個人ではボードを揃えるのが難しいから、こういうの待ってました☆マーカーも適材適所なんだけど、ボードマスターってかなり万能なので安心してお勧めできる。

2017/03/16 16:44

 

クックパッドさんのホワイトボードマーカー比較記事がけっこうなブックマーク数になっていて、自称ファシリテーション文具エバンジェリストとしてはうれしい限り。クックパッドさんみたいな「技術」な会社でもアナログなホワイトボードが活用されているのね、ってことがうれしいのです。
で、コメントで疑問とか豆知識がわりと書き込まれていましたので、便乗して追記してみるよ。

油性ペンで書いちゃった時の対策

ホワイトボードマーカーで塗りつぶすと消せる、これは正しい。仕組みはこちらをご覧ください。
日本筆記具工業会 ホワイトボードマーカーのページ
ただ「油性ペンが置かれているような環境に置かれているようなホワイトボードマーカーはだいたいカッスカス」というのも真理。Myホワイトボードマーカー持ち歩くか、そこまでするならアルコール入りのウエットティッシュ持ち歩く方がよっぽどあり得るシチュエーションではなかろうか。「油性」と言っても最近はたいていアルコール系溶剤なので、エタノールで落ちます。もちろんプロッキーのような水性マーカーも言うまでもなく。

facigraworks.hatenablog.com

ホワイトボードの汚れを落とす

消毒用エタノールがもっとも手軽だと思われます。マイペットやマジックリンといった洗剤は界面活性剤が残っているとマーカーを傷めるかもしれません。それと、ホワイトボードの材質によっては盤面を傷めてしまうこともあるので要注意。きっちりとお掃除するのなら使うのもありかな。各メーカーから専用クリーナーも販売されていますが、エタノール+水拭き+水拭き+マイクロファイバークロスで充分かも。なので、3Mの「クリーナー30」っていうのをもらったのにまだ試す機会がないのです。 

facigraworks.hatenablog.com 

 

3M スプレー クリーナー30 330ml cleaner30

3M スプレー クリーナー30 330ml cleaner30

 

 

ホワイトボードマーカーのインク補充

ボードマスターはカートリッジ式でとても手軽。慣れれば会議しながら取り替えられるよ(と言ったら、仲間にどん引きされました)。パイロットは中綿式のホワイトボードマーカーもインキ補充できますよ(パイロットは「インキ」表記)。他のメーカーも、直液式はカートリッジが用意されているものが多いです。中綿式ではシヤチハタもインク補充可ですね。書きたいときにカスカスなのは、切れたのに放置しているという習慣の問題。 

facigraworks.hatenablog.com

 

雨の中で使えるホワイトボードマーカー

ホワイトボードって光を反射して見づらくなるので、基本的には屋内用なのでしょうね……キットパスホワイトボード用ならなんとかなるかもしれないけど、視認性はよくない。

facigraworks.hatenablog.com

 

プッシュ式のホワイトボードマーカー

ノック式のことですよね、あるよ!(中綿式だから使ったことないけど!)

 

それにしても、ボードマスターを備品で置いてもらえる会社さんはけっこう恵まれてると思いますよー。ボードマスターってインクが濃い=インクの減りが早い、ということなので、目先のお値段が高く見えちゃうのですよね。

 

facigraworks.hatenablog.com

 よければ、「ホワイトボード」カテゴリーの記事も見てくださいね。

ホワイトボードマーカーなのにツインマーカー、サクラクレパスにあります

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ホワイトボードマーカーって、意外に形が似たり寄ったり。もちろん、軸が太い細い、ニブがどうこう、はありますけど「ノック式」や「ツインマーカー」というバリエーションがあまりない。一応どちらも商品としては存在するんですけど、各社出しているという状況でないのは技術的な問題なのか、単に売れないのか。

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今日ご紹介するツインホワイトボードマーカーはサクラクレパス製で、おそらく大手メーカーで唯一のツインマーカーなのではないかと思います。軸はピグマックスツインと同じ型ですね。中綿式で、太字・細字ともしっかり固めの感触のニブがついています。

色目はこんな感じ。中綿式にしてはしっかり発色しているなっていう印象です。

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実はこのマーカー、珍しいなーと思って昨年夏に購入していたんですけど、あまり使う機会がなかったのです。昨年の「ファシグラ100本ノック」ワークショップではみなさんにお試ししてもらったんですけど、そこでもそんなに目立った感想はいただいていないんですよねえ。

facigraworks.hatenablog.com

 もしかするとこのマーカー、太字と細字を一人が使い分けるというよりも人それぞれの好みに合わせてどっちかを使う、という状況に合うのかもしれないです。ということは、ファシリテーターが持ち歩くマーカーというより、オフィスなどの備品として公共的に使うというほうが向いているのかな。一人で使い分けするとしたら、ホワイトボード・ミーティング®で使うと便利かもしれないと、ちょっと思いますが(WBMは細めのマーカーのほうが向いている、と今の理解)。

そんなこんなでブログも書けず死蔵していたこのツインマーカーなのですが、ついにMyマーカーとして持ち歩いている方を発見しました。
そこで「サクラのツインマーカー持ち歩いてるんですね! どんなところがいいですか?」って聞いたら。
「非常勤の職場の備品で、書けるやつ確保してるだけであんまり理由はないねん……(ごめん)」という回答でした……。お、おう……。

私の感想ですか、えーとね、ちゃんとしたマーカーだとは思うんですが。あんまり弱点は見つからない、とも思うのですが。しかし。

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ごめんなさい。

 

 

タムラカイさんのラクガキ講座を受けにパナソニックのWonder LAB Osakaに出かけたよ!

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「ラクガキコーチ」として知られるタムカイさんこと、タムラカイさん。

tamkaism.com

ラクガキだよ! 自由に描こう! というのに書き方の説明はロジカルで、でもやっぱり描いてみたら楽しいというユニークなメソッドを展開されているので、ぜひ一度お会いしてみたかったのです。最近はグラフィックレコーディングの活動もされていて、まあそのうちどこかでお目にかかることはあるだろうと思っていた矢先、大阪でラクガキ講座がある! という噂を伺いました。

peatix.com

ただ、会場がパナソニックさんの本社所在地なのです。大阪っていっても門真市なのです。神戸からは1時間強かかってしまい、心理的にめちゃくちゃ遠いのです(でも、以前そこまで通勤してたんですけどね)。そんなわけでしばらく考えて……やっぱり行くことにしました。笑。なお、楽しすぎて写真ほとんど撮ってません。イベントページでご覧ください……。

*満員御礼*【講師:タムラカイ氏】「絵心ないので…」が劇的に変化する!ラクガキ&エモグラフィ講座


受付を済ませ、渡されたのはぺんてるのサインペン!これです。

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タムカイさん愛用の落書きノート筆記具だそうですよ。そして、机の上には模造紙と、なぜかポスカ。どうやら準備の手違いだったようですが、みんなでカシャカシャ振るのは意外と楽しかったです(動画あります)。

今回の講座は「『絵心ないので…』が劇的に変化する!ラクガキ&エモグラフィ講座」と銘打っており、絵に対して苦手意識のある方のハードルを下げることが目的でした。ですから、描くことは線や、マルや、ほんとにシンプルなことばかりですがそれでも2時間があっという間でした。まさに、童心に返って「うひひー」って感じでペンを走らせる。いったいなぜ、大人になると絵を描くこと、人前で字を書くことにすらハードルが上がってしまうんだろう? このハードルが下がったら、もっと楽しい世の中になるような気がするのですが。

そしてやはりタムカイさんのナビゲーションが素晴らしい。ハードルを下げる、楽しませる、そういうことを自然にしている方なんでしょうねえ。はるばる駆けつけた甲斐があった! そして、今回は静岡や徳島のグラフィック仲間も駆けつけてきており(強者)、仲間と体験を共有できたのもよかったことのひとつです。考えを深めていく上で、経験の共有は重要なのです。

講座で具体的に何をやってみたかは、タムカイさんの著書をご覧くださいね。表情をシンプルに描き分ける「エモグラフィ」や目標をバックキャスティングで考える「スパイラルマップ」など、本をみてやってみることもできますよ。とにかくうひひうひひと描いていたので、詳細を説明することができないw とりあえず私のスパイラルマップ(一部)どうぞ。

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会場のWonder LAB Osakaもステキな施設でした。社内施設でありながらも外部の方Welcomeな場所って最近多くなっているようですが、大阪ではまだまだ少なく、先駆け的な存在であります。ワークショップ部屋、Fab施設にキッチンまであって(パナソニックのキッチンはいいぞ)。Fab道具だけではなく、ワークショップ道具も常備されてますよ。

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でも、ここにあるマーカーが油性だったのは痛恨の極みですので、ますます私はファシリテーション文具啓蒙活動に力を入れねばと決意を新たにいたしました。

 タムカイさんの本、おすすめよ!

 

アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編 (エイムック 3485)

アイデアがどんどん生まれる ラクガキノート術 実践編 (エイムック 3485)

 

 

 

ワークショップ、参加者ひとりひとりに渡すマーカーは何がいいのか問題

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ワークショップで参加者一人に一本ペンを配ることがたまにあります。私が運営で関係するイベントで「一人に一本」という場合はだいたい大きなイベントで、予算も厳しいのでできるだけお安いものを……というパターンがほとんど。ほんとうはプロッキーをお配りできればいいのですが、お財布事情でそうも行かないという。
そこで候補に挙がってくるのは「ぺんてるサインペン」か「ラッションペン」。今日はこの日本が誇る定番水性マーカーたちをご紹介しようと思います。

ぺんてる「サインペン」

定価は税抜き100円。実売価格は70〜80円くらいが多いでしょうか。
ペン先を少し寝かし気味に使うと、当たりが柔らかくて表情のある線が書けますね。

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 寺西化学工業「ラッションペン」

こちらは定価が税抜き70円。実売価格は50円前後のことが多いと思います。お値段が安くてよいのですが、ちょっと字幅が細いかなー(ちょっとカリカリするのです)。

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 プロッキーとの比較や、ポストイットに書いてみた見本をどうぞ。

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どちらもインクがすぐ乾いてくっきり書ける優れもの。

ポストイットに書くという用途では、いかにキーワードだけを書いてもらえる字幅になるかが筆記具に求める機能だったりしますが、その点ではぺんてるサインペンもラッションペンもちょっぴり細すぎるような気がします。でも、一人一人がペンを持って気兼ねなく書けるという状況もまた大事。ワークの充実とご予算とを天秤にかけて、バランスがよいのはやはりこの二品かなあと思うのです。

(とはいえ、個人持ちのポストイット用マーカーはもう少し改良の余地があるかもね)

あなたはホワイトボードマーカーのキャップをペン軸の後ろにさす派? ささない派?

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ちょっとした事情で最近、ぺんてるのホワイトボードマーカー『ノックル ボードにフィット』の写真をしげしげ眺める機会が多かったのです。この写真、なんか違和感があるなあと思い続けていたのですが、あるときふと気がつきました。

 利用時の写真、キャップがペン軸の後ろ(おしり)にささっている……!
リンク先の、こんな感じ……!

www.pentel.co.jp

ノックルの特徴はペン軸の後ろをノックしてインクを補給することですが、私はかねがね「ボタン押しにくいし! 使えねーし!」みたいな感じで、このインク補給機構をあまり評価していなかったのです。でも、キャップはペン軸につけておくのが前提なんですね。私はホワイトボードマーカーのキャップを利き手と反対(つまり左)に持っておく派。そりゃあ使いにくいわ……ボタンをそのまま押す設定じゃないんだもの……。ホワイトボードのイラストは、そのことに気づいた時の私の気持ちです。

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すごーく目から鱗が落ちた気づきだったのですが、次に「そもそもホワイトボードのキャップって書く時軸につけておくものなの?」という疑問が。
だって、ホワイトボードマーカーって使うとき、何本も左手に持ってるじゃないか。いちいちペンに差すのってめんどうじゃないか。

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と言ってこの写真の持ち方を家族に見せたら「そんな持ち方見たことない」と反論されました。家族は(ファシグラ度はそれほどでもないので)書いたらその都度ボードのトレイに戻すのだそうですけど、それでもやっぱりキャップをペンの後ろにつける習慣はないとのことでした。

ほーらやっぱりキャップは手で持っておくものじゃん! とドヤ顔になりかけたのですが、サンプル2ではまずかろうと念のためFacebookで友人たちに聞いてみることにしました。問いを投げかけてから半日くらいの結果です。

  • 差す 5名
  • 差さない 7名
  • 長時間書く時は差すが、頻度は高くない 1名

サンプル13ですが、両派拮抗している感じかな。

差す派の理由は「キャップをなくすといけないから」が多数派。差さない派は「つけても落っこちる!」という理由で、どっちにしてもキャップはなくなる運命のようなかんじ……笑。たしかにパイロットの「ボードマスター」は安定しないんだ。

この結果、キャップがなくならないホワイトボードマーカーが求められている! と言えそうですね?となると、またぺんてるさん出番ですよ! ということになりそうですね?

 昔の「ボードにフィット」レビューはこちら。しばらく使ってみて、書き味はとても気に入りました。

facigraworks.hatenablog.com

【4/26追記】
その後2名、「差さない派」が増えました。

  • 差す 5名
  • 差さない 9名
  • 長時間書く時は差すが、頻度は高くない 1名

なくしそう問題の対策で「差す/差さない」が分かれるし、書くときのバランスの問題でも「差す/差さない」が分かれるんだという、面白い発見。

Neulandがセールをやっているので、BigOneのTipsをご紹介します

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たいへんたいへん。2017年7月31日までの注文で、Neuland製品が購入金額に応じて10%〜20%割引になるそうですよ。購入をお考えの方はこの機会にぜひ。

global.neuland.com


ざっくりした経験談はこちらから。

facigraworks.hatenablog.com

 さて、みんな大好きBigOneですが実はキャップの開け方にコツがあるってご存じでした?
ふつうに引っぱっても抜けないんだよ! キャップをポキッと折るように開けるのがコツだよ!

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……とドヤ顔で言っていましたが、実は公式Blogにそんな記事が掲載されていました。

https://blog.neuland.com/en/the-bigone-trick-with-the-click/

ユーザーが編み出したコツどころではなく、これこそが正しいキャップの開け方だったようです……。

ところで、私自身はカラフルな色を使いこなす自信がなく数色だけ使おうかなという気持ちにそろそろ落ち着いてきていますが、いろんな方がNeulandを取り寄せるようになってきたのでこれからのグラフィックファシリテーション界隈が楽しみです。買うだけ買っておくのはやめられそうにないので、道具のアドバイスができるといいなあ。最近は自分で描くより、コーディネートみたいなほうに魅力を感じているのです。


America's favorite? Sharpieフリップチャートマーカーを買ってきました

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以前、拾ったに等しい「Sharpie Flipchart Marker(シャーピー フリップチャートマーカー)」を使ってみたよという記事を書きました。

facigraworks.hatenablog.com

でもこのマーカー、もらい受けてきた使いかけでして、書き味がどうもいまひとつ。そんな状態のものでレビューしてもいいのかなあと思いつつ約1年。アメリカに行く機会を得ましたので、こんどこそリベンジ! とSharpieのセットを探してきました。というか水性マーカーはやはりSharpieしかなかったのです。

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黒が2本入った7色セット計8本、10.99ドルでした。
世の中には平芯(Chisel)もあるようなのですが、店舗にあったのは丸芯(Bullet)のみ。どうも、平芯は手に入りにくいようです。

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前回は「ペン先が毛羽立っている」と描きましたが、新品ではさすがにそのようなことはなく、なめらかな書き味。とはいえ、丸芯ですから線が細い。ちょっと迫力に欠けるよねえというのが正直なところです。裏抜けしないという点はしっかりしているのですが、ふつうの水性マーカーだなあと。f:id:nummy:20170612224845j:plain写真は、イーゼルパッドに描いています。まあ、正直……うん、そうだね、やっぱりプロッキーさいこう。

アメリカのカラーマーカーは紫と茶色が必ず含まれているのが面白いところ。軸がピンクのように見えても、描いてみると強い青みピンク〜紫なことが多いです。人種によって視認性の高さも違うんだろうなーと思わせられます。

ところで、色はほんとにメーカーそれぞれで違うんですね。緑がいちばん顕著かなと思いますので比較写真を(色調整がうまくできないので、相対的なものとしてご覧ください)。

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Sharpieの緑がいちばん黄緑っぽいです。その下のGrove*1はとても綺麗な緑。これがいちばん好きかも。好みのインク色&ペン先でファシグラマーカー作れたら言うことないですねえ。

ビジュアル・ミーティング  予想外のアイデアと成果を生む「チーム会議」術

ビジュアル・ミーティング 予想外のアイデアと成果を生む「チーム会議」術

 
Visual Meetings: How Graphics, Sticky Notes and Idea Mapping Can Transform Group Productivity

Visual Meetings: How Graphics, Sticky Notes and Idea Mapping Can Transform Group Productivity

 

*1:Grove Consultants International。『ビジュアル・ミーティング』のデビッド・シベットの会社です。こちらのオリジナルマーカーをひょんなことからいただきました。この記事はまた後で書きますね。

Charters Marker:もっとも入手困難なファシグラマーカーか?

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いわゆるビジュアルファシリテーションやグラフィックファシリテーションの「元祖」といわれるデビッド・シベット氏のコンサルティング会社がGrove Consultants International(以下Grove)。

www.grove.com

ファシリテーターコンサルタントの派遣やトレーニング提供だけでなくビジュアルミーティングのテンプレートなどを販売しているのですが、オリジナルのファシグラマーカーも商品ラインナップに揃っていたりします。

Charters® Markersgrovetools-inc.com


その名も「Charters® Markers」。おそらく、日本在住者にとってこのマーカーがいちばん入手しにくいのではないでしょうか……。送料がね、えげつないのです。

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20ドルの商品の送料が175.88ドルからって、なんだよ、アハハハハハハ
(おそらく、ロールペーパーなどの大きなものと一緒に買うのが基本なのだと思います)

そんなCharters Markerですが、実際使われてているところを見るとなかなかあこがれます。
例えばこの動画をご覧ください。


Charters Markers

※平芯(この場合は斧型?)の短い方の角っこ(動画ではheelと言っている)を使うなんて、その発想はなかった。プロッキーやNeulandでもこの使い方はできるのですが、ニブがGroveより少し短いのでこれほどうまく行かないのです。

私個人は2年前のFAJ関西支部イベントでレイチェル・スミス氏のワークショップに参加して、それ以来気にかかっていたマーカー。
思えば叶う? ものです。Groveのトレーニングに参加した方からお土産でいただきました。(ずっと置いてあったものなのでインクがかすれてるのもあるけど……との注釈つき。確かに黒はかすれてた)
全8色。

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底面に三角のスタンド? がついていて、自立します。これは他のどのファシグラマーカーにもない特徴(でも、立ててたらインクがかすれてしまうではないですか……)。転がりにくくするためのものなのかな。

描画線はシャープです。heelで描くって、こういう発想なのかも。Sharpieよりずっと濃い色で描けていいですね。もちろん裏写りしません。さすが元祖発のファシグラマーカー。紙用マッキー好きの方はたぶん好きだと思います。

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ペン先は他のマーカーとの比較でご覧くださいね。

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今回のお試しで、ペン先によって描く絵や字のテイストが変わることが実感できました。このマーカーだと英語描きたくなるし、アイコンもGrove風というか、bikablo風というか、そんなの描きたくなりますよ。 

ビジュアル・ミーティング  予想外のアイデアと成果を生む「チーム会議」術

ビジュアル・ミーティング 予想外のアイデアと成果を生む「チーム会議」術

 
Visual Meetings: How Graphics, Sticky Notes and Idea Mapping Can Transform Group Productivity

Visual Meetings: How Graphics, Sticky Notes and Idea Mapping Can Transform Group Productivity

 

 

 

ドイツを感じる bikablo® トレーニングの話を聞くイベントをやってみた(またやるよ)

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「bikablo®(ビカブロ)」ってご存じでしょうか。

Neulandのショッピングサイトや、グラフィックファシリテーションのワークショップでこんな本を見かけたことはありませんか。

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これはアイコンやフォーマットを集めた「ビジュアル辞書」で、bikabloというのはそもそもドイツ生まれのグラフィックファシリテーションメソッドそのものを指すのです。単なる図案集というわけではないのね。このメソッドのトレーニングは世界各国で開催されています。

このたびグラフィッカー仲間の小針さんがドイツのケルンまで4日間のコース(基礎+アドバンス)を受けにいったというので「ええなー、話聞かせてー」と無責任に言っていたら報告会しようということに。もう一人巻き込まれたナカムラさん*1と一緒に企画して、7/7(金)、七夕の夜に東京は大崎でイベント開催して参りました。

bikablo20170707.peatix.com

当日は18名もの方が来てくださる大盛況。そうそうたるグラフィック実践者が集まって、なんかすごいことになってましたよ……!

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先に結論から言うと、たいへん楽しく有意義で暖かい場になったので、関西(神戸)*2でも開催することにしました! だから内容についてはあまり細かく触れませんが、「グラフィックファシリテーションのメソッドを知る時間だったはずなのに、それだけではなく"appreciativeな場"づくり、みたいなことまで気づきがあったよ」となったのが特筆すべきことでしょうか。アプリシエイティブとはひとことで日本語に訳すのがとても難しい言葉ですが、「感謝する」とか「よいところを発見する」とか受容的というか楽な気持ちになるというか、うれしくて快適な感じ……と思う、そんな場になりました。イベントのファシリテーターは私が担当しましたが、たぶん私の場作りではなくbikabloメソッドの持つ哲学と、小針さんの勇気、そして参加してくださった方々の好奇心がそんなふうにさせたんじゃないでしょうか。システムとデザインで世の中だいたいどうにかなると信じている私としては、bikabloスゴイ! と興味津々度がさらに増しました。

f:id:nummy:20170712220901j:plain(おやつはappreciativeだ←なんだそれ)

もちろん「bikabloアイコンを描いて、そこから考える(しかもNeulandのマーカー使える)」機会も作りましたよ。

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これはみんな収集つかないほど盛り上がりました笑

最近、多くのグラフィック実践者の目が海外に向いているような気がしているのですよね。文化の違いを感じたり、文化を越えてわかり合ったり、そんなことにグラフィックファシリテーションはきっと役立つものなので、海外に目が行くのも必然なのかもしれません。そんなことを思いつつ、私はいつbikabloトレーニングにいけるんでしょうねえ*3

Welcome to the world of bikablo®! - bikablo® akademie

*1:写真はナカムラさんに撮っていただきました

*2:神戸開催はPeatixで告知します!「ファシリテーション文具案内」をフォローしてくださいね。

*3:9/18・19にシンガポールであるんですけどね。その前後の週が予定詰まりすぎで行ったら死ねます。シンガポールなら近いのに……(すでに距離感覚がおかしい)

ISOT2017 「はにかむ」が(個人的)ファシリテーション文具大賞だ!

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「ISOT」という名で文具ファンの方ならご存じかと思いますが、「第29回国際文具・紙製品展」が去る7/5〜7日に東京ビッグサイトで開催されました。

www.isot.jp

この催しは本来メーカーとバイヤーなどを結ぶ商談会なので文具業界に一ミリも関係ない私は入場できないのですが、今年は「文具PRサポーター」と称してブロガーを招待してくださる企画があり、この枠で参加してきました。

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あら私インフルエンサーらしい(100均模造紙、文具エプロンバッグやNeulandの買い方にかけてはある意味インフルエンサーかもしれん……)

3日間で関連展示会合わせて50000人近くが参加したという巨大な展示会ですが、当ブログは徹底的に「ファシリテーション文具」目線で面白いなにかを探してまいりました。

で、早速ですが、個人的な「日本ファシリテーション文具大賞2017」を発表いたします。

エポックケミカル株式会社「マーカーのお家 はにかむ」!(ジャーン)

www.epoch-chemical.jp

 

https://www.instagram.com/p/BWOxYeSjpcd/

思ってもみなかったところでテーブル用マーカーに良さげな子発見! #isot #エポックケミカル #ハニカム #水性マーカー #ワークショップのテーブルに #tweet

水性マーカーです。キャップが連結しているためかさばらない、散らからない。立てておくことができる。

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これはワークショップで各テーブルに備えておくマーカーとしてとても便利ではないでしょうか……。こども向けとして売っているようですが、それだけではもったいない……!

テーブルにはプロッキーやマッキーの箱をそのまま配ることが多いのですが、これ、とても邪魔なんですよね。

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FAJ沖縄サロンではこんな工夫をしているのですが、スペースは「立てて置く」には叶わない。この「はにかむ」は丸めて立てることもできるし、広げてコンパクトに収納することもできるし、キャップはなくさないし、かなりよい。しかも、グレーもセットされているところがいいですよね!

これで平芯があったら最高です。ぜひラインナップして欲しいなあ……と思うファシリテーション目線です。

エポックケミカルさんは「ラップにかけるペン」でよく知られていますが、実はそもそも筆記具や化粧品容器、プラスチック製品などを生産する会社だそうです。OEMも数々手がけられているとのことなので、某社とか某社とかと組んでさらにファシリテーション目線な「はにかむ」も現実味があるような気がする……!
とはいえ、「はにかむ」そのもののデザインがとってもかわいい(つやのある軸!)ので独自ブランドで平芯採用する路線で行ってくださったらうれしいです。

エポックケミカル はにかむポップカラー6色セット 550-0900

エポックケミカル はにかむポップカラー6色セット 550-0900

 

Amazon在庫切れ。ヨドバシではがっちり売ってるー! (なぜかブックマークで貼りつかない…)  

http://www.yodobashi.com/product/100000001003456921/?gad1=&gad2=g&gad3=&gad4=56278881131&gad5=16822597508273557657&gad6=1o1&gclid=CjwKCAjwqcHLBRAqEiwA-j4AyEfp-ACo8zEcNbqkfSYAPQi-kzneGaVi9vfjeO6Z8M3GtG9eWNmCwxoCSzEQAvD_BwE&xfr=plawww.yodobashi.com

 

ISOTレポートはあと何回かアップします!

ISOT2017:UKから黒船来る?「Magic Whiteboard」を試してきました

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以前にもホワイトボードシート(簡易型のホワイトボード)について記事にしたことがありますが、ISOT2017でこんなホワイトボードシートを発見しました。
ブースには燦然と輝く「私♥日本」。

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きっと「I♥NY」的なアレですね。あるいは「Superdry 極度乾燥(しなさい)」的な。こちらの会社、その名もMagic WhiteboardさんはUKの会社なのできっと後者。

静電気で貼り付ける方式、「フリップチャートスタンドいらず」がこちらの製品のウリ。方眼罫入りのシートが用意されているところがフリップチャートっぽいなあという印象でした。

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会場で描かせていただきました。

この手の製品は描いたり消したりするときにシートがよれてしまいがちなのですが、Magic Whiteboardは動きがあまり気になりませんでした(しわにはなってるけどね)。静電気貼り付けに適した素材でブースの壁を作っているというだけではなく、製品じたいがけっこう優秀なのかもしれないです。いただいたサンプルで試したところ、自宅の凹凸がある壁紙にもかなりしっかり貼りつきました。

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正直、競合品と思われる「セーラー どこでもシート」や「コーワライティングシート」と比較してすごくいい! というわけではありません。貼りつく強さや、文字を消した後の跡残りがすこしよいというくらいです。実は、Amazon.co.jpですでに扱われているのですがこれがバカに高い。正直、これではお話にならないというお値段です。
しかし、直販では同じサイズ(600×800)を比較するとだいたい同じくらいですね。

  • セーラー どこでもシート ¥3,500(税抜)
  • コーワライティングシート ¥3,180(税込み・参考価格)
  • Magic Whiteonard £28.33≒¥3,965(税抜き・2017年8月20日の試算)

Magic Whiteboardが少し高いような気がするでしょう? ただ、Buy 2 Get 1 freeなのでまとめ買いするともう少し安くなるのですね。日本でも直販くらいで買えたらうれしいですねえ。

www.magicwhiteboard.co.uk

Magic Whiteboardで特筆すべきは、競合品にはないA0サイズ(1200×900)が揃っていることだと思います。ファシグラの盤面は大きければ大きいほどよいと信じている私は、このサイズを推します! 日本でお手軽に使えると面白いと思いますので、販売会社さんぜひ。

もう一つ面白いのは「簡易ブラックボード」があることです。
その名も「Magic Blackboard」。

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Magic Whiteboardはdry erace(一般的なホワイトボードマーカー+から拭き)で使いますが、こちらはwet wipe方式。不透明の顔料マーカーで描いて、ウェットティッシュなどで拭くタイプですね。
会場ではシヤチハタの海外仕様製品で描きました。「Artline Massimo」といって、日本で売られているマーカーだとピグマックスに近い感じがしましたよ。もちろんポスカはよく合うと思います。

www.artlineworld.com


拭き取りはアルコール入りのウェットティッシュ(これもUKからの持ち込み品)を使いました。ノンアルコールでも消えると思うけど、アルコール入りが確実。

さて、今回のISOTでは商談がまとまったのでしょうか……大判とかブラックボードは今のところ日本で入手しにくいので、選択肢として入ってくるとと面白い製品だなーと思います。

競合品については以前の記事をどうぞ。

facigraworks.hatenablog.com

 参考まで、とてもお高いAmazon.co.jpのリンク。見るだけでどうぞ。

 

ISOT2017:Magic Whiteboardをじっくり試す。静電気式のふせんについて。

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前回はISOT会場でMagic Whiteboardを試したことについて書きました。

facigraworks.hatenablog.com

 
その際サンプルをたくさんいただきましたので、家でじっくり試すことができました。
いただいたのはA4版の「Magic Whiteboard」とふせんサイズの「Magic Stickynote」。サンプルというか、製品版をくださってるような気がするんですけど。

www.magicwhiteboard.co.uk

まずは、A4版のほうから。

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使用したマーカーはパイロットのボードマスターS極細です。

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我が家の壁紙は写真でもおわかりのとおり不規則にデコボコしているデザインなのですが、しっかり貼りついていて描く・消すどちらも支障ありませんでした。

そしてふせんタイプのほうです。

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こちらはボードマスターと付属のマーカーで書き比べ。付属のマーカーのほうが字幅がやや太いです。消したときに綺麗なのはやっぱりボードマスター……パイロットおそるべし。

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さて、このMigic Stickynoteのような「静電気で貼り付けるふせん」は他にも売られています。例えば、ダイソーで買えるこの「静電気でつくふせん」。表面がつるつるしていて、もしかしてこれも同じものかもしれない、とホワイトボードマーカーで書いてみました。

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おわかりになりますか? マーカーで書いたところのピンク色が削れています。
ホワイトボードマーカーの溶剤(アルコールベース)が表面の色を溶かしてしまうようです。油性ペンで使うものではないんですね……。

実はNeulandにも「Slickynotes」という、静電気で貼り付けるタイプのカードが売られています。

global.neuland.com

こちらは色つきの表面は油性マーカーまたはOutliner(顔料マーカー)で。裏面はホワイトボードマーカーで書けて、から拭きで消すことができるというちょっと変わった商品です。

静電気式はちょっと貼り替えなどの扱いにくさが苦手であまり深く突き詰めたことがなかったのですが、こうしてみるとさまざまな製品があるんですね。
今のところ「こういう使い方が面白そう!」というアイデアが思い浮かばないのですが、Magic Stickynoteはホワイトボード的な使い方ができるふせんとしてストレスなく使える機能性があると思います。何か思いついたらワークショップなどで使ってみたいと思います。

理想の「ファシリテーションのファシリティ」についてがっつりお話しして考えたこと

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ファシリテーションが売り物のコンサルティングファームケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさん、当ブログが気になる方だとご存じの方も多いのでは。私も社員の方の著書やブログなど拝見してすごいなー、書いてるなー、こういう感じに仕事やりたいよねーなどと思っていました。
そしたらなんと、そのケンブリッジさんのオフィス移転に関するディスカッションに呼んでいただきました。ブログやTwitterをご覧になって、ファシリテーションに適したオフィスを作るのなら「ファシリテーション文具エバンジェリスト」の話も聞くとよさそうだということで。いやあ変な肩書き、名乗っておくものです。

情報はオープンでOK! ということですので、そのとき考えたことを書いておこうと思います。楽しかったので長文です。
移転にあたっての背景は、白川さんのブログでどうぞ。

blogs.itmedia.co.jp

Neulandさすがです

私が呼んでいただいたのは「新しいオフィスでどういうファシリテーションの道具を備えるか?」というディスカッション。コンセプトや基本設計は決まっていて、壁の素材や備え付ける設備などを決めていくための時間でした。例えば、壁をホワイトボードにするならどんな素材? マーカーは何を使う? みたいなことを「大物から小物まで」総合的に考えようということです。

結果からいうと、5時間ほどのディスカッションで決めるべきことは決まり、ケンブリッジさんらしいしつらえの方向性が出たように思います。ここに施工会社さんのプロの目線が加わって、そうとう使いやすくてステキなオフィスになるのではないかしら。「ステキ」というのは意識高くキラキラ、という意味ではなく、書く(描く)ファシリテーターにとって「漲る!」方向性ですね。というわけで思いっきり書きまくって、お掃除が楽で、というグッズをご紹介させていただきました。漲る文房具。漲る壁。

それにしても「こんなのないかなー、作る?」って考えた物がNeulandにはけっこう揃っています……やはり恐るべしNeuland(そして会社の備品として買うなら「あり得る!」お値段ということに気づきました)。
例えばこんなのとか(画像:NeulandPDFカタログより)。f:id:nummy:20170906214539p:plain

自分を知っていればいろいろうまくいく

たった半日参加して、こんなに楽しく決まるディスカッションができたのはなぜか? と帰りの新幹線の中で考えていました。
それはやはり、自分たちが新しいオフィスをどう使いたいのか? がすでに議論されていて、決まっていたから。それは、自分たちのワークスタイルが確立していて、しかも言語化されているからに他ならないからじゃないかと、それが今のところの結論です(いやもちろんファシリテーションもすばらしかった)。

悲しいことに、施設を作ってもあまり使われていない、作ってからどう使うか決める、なんなら放置、みたいなお話も界隈ではときどき耳に入ります。私は「よい道具は人の行動を決めてくれるから楽にやりたいことを実現できるよ」という主義ですが、それも「やりたいこと」があっての話。やりたいことがはっきりしていないのにいい道具を持ってもあんまり意味はないのだろうなあ。いい道具を使ってみたいからこれをやる、みたいなのも嫌いじゃないですけど、それは例外ですよね。
逆に、オフィス移転を考えるときはワークスタイルや自分たちの強みを改めて考えるいい機会になるのかもしれないですね。たぶん、従来と何かが変わった時に引っ越しを考えるのでしょうから。

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個人的には目標がひとつ達成できたぞ

当ブログを立ち上げた理由のひとつに「ビジネスの現場で、場面に適した文具を使ってもらいたい!」という想いがありました。特に共同作業の場で、多くのビジネスパーソンが道具に無頓着なのがとても気になっていたのです。「必ず『プロッキー』をご用意くださいね」とお願いしているのに、油性マーカーを新しく買ってしまう、そんな世界はもう嫌だ。だから「こういう場面にはこういう理由でこの文具が向いているだろう」ということを発信したかったのです。
ケンブリッジさんはもちろんそんなレベルは超越していて、それでもなお「ファシリテーション文具のことを聞いてみよう」と思ってくださったわけで、ほんとうにうれしい限り。ケンブリッジさんがお客様にファシリテーションを伝えれば、いっしょによい道具も伝わるわけです。最高か。

今後も「モノ」を使って「いい世の中になる」ことをじわじわ考え続けよう、と思う一日でした。

 

課題図書(私は読んだ!)。 

 


お知らせ:全国フォーラムに登壇するですと!

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10/22に東京で開催される『ビジュアルファシリテーションフォーラム』に登壇することになりました。

www.vfforum.com

これがね、文具についてお話しするのではないのですよw
地域での実践者という立ち位置でお話しさせていただきます。
どのセッションもたいへん豪華な実践者であふれています。描く人、描かない人、どちらの立場からも「なんか気になる」という方にぜひお越しいただきたいと思います。

それから、もうひとつお知らせがございます。

こっそりと個人のポートフォリオ的なサイトを立ち上げました。まだ内容全然なくてほぼティザーサイトですが、こちらはもう少しまじめに考えたことも書いていこうと思っていますので、生暖かく見守っていただけましたら。

https://www.onyourmarkers.com/

以上、単なるお知らせでございました。(お知らせなのでこのエントリはフォーラム終了後くらいに削除します)

切る文具もファシリテーションの現場にひとつ持っておこう!

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外国のグラフィックファシリテーターの文具談義に触れる機会がありました。多くがアメリカベースの方だったのですが、カッターなどの「切る文具」がホットトピックだったのはお国柄だなあと。日本ではあらかじめカットされた模造紙を使うことが多いですが、諸外国ではロール紙が主流なことと、USだと国内移動も飛行機が中心で、でもいちいち預けてられないみたいな事情があるのでしょうね。

刃物は原則的に機内持ち込みができませんが、実は刃渡りが短いものや刃がカバーされているものの一部は国内線に持ち込み可能です。
※保安検査場ではあらかじめバッグから出して、検査員に見せてくださいね。
※国際線にはいっさい持ち込みができません。
<ご参考:念のため公式でご確認を>

JAL - カミソリ(電気カミソリ)・ハサミ・爪切りは機内に持ち込めますか。

Q&A詳細ANA

What Can I Bring? | Transportation Security Administration TSA(US国内の規準)

 

機内持ち込みできるような小型のはさみ類は持ち運びに便利=ファシリテーターに便利ということ。私も携帯用のはさみをペンポーチに入れてあります。テープを切るのに便利ですし、ちょっとした紙工作をグラフィックに貼り付けて演出するのも楽しいもの。

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これは順位発表に合わせてメダルっぽいのを貼ってみました。あ、お菓子の袋を切るのにも便利ですねw

では商品のご紹介。まずは愛用品の「フィットカットカーブ ツイッギー」。

私は東京へは基本的に飛行機移動ですが、このはさみは持ち込みできています(もし引っかかったら放棄する覚悟で持ち込んでいますが……)。
なんといっても切れ味がいいし楽なのですよね。ベルヌーイカーブ刃、おそるべし。自宅のはさみも全部買い換えてしまいました(キッチンばさみも!)。キャップをとればすぐ使えるし、片手で刃の解放・ロックが簡単にできるのがポイント高いです。

実は以前はこちらを使っていたんですが、持ち手を引き出すワンアクションが手間に思えて使わなくなってしまいました。 意外とそのひと手間がグラフィックには影響するのです。

スムーズに利用することを考えると、こちらもいいのかな。

 

USの皆さんはカッターが主流みたいです。素早くロール紙を切り取るにはカッターのほうがいいのかもしれません。
紹介されていたのは3Mのペーパーカッター。 

3M スコッチ 安全設計ペーパーカッター 14-TB

3M スコッチ 安全設計ペーパーカッター 14-TB

 

カバーの間に紙を挟んですーっとスライドする方式。これで大きなロール紙をぴーって切るのを想像するとなんだか楽しそうですよ! ロール紙を使う機会があれば買っちゃうかも。


もう一つ、OLFAのタッチナイフをオススメしていた方もいましたね。ロングセラーの懐かしさ。 

オルファ(OLFA) タッチナイフベンリー 171ST

オルファ(OLFA) タッチナイフベンリー 171ST

 

ただ、これは刃渡りが短いとはいえ刃先がとがっているので飛行機ではもしかしたら引っかかることがあるかも? 

いずれにせよ「切る」文具をひとつ持っておくと工夫の幅がひろがるのでオススメです。

ビジュアルファシリテーションフォーラムでお話をしました

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ビジュアルファシリテーションに関する日本で初めての大きな集まり、かもしれない、「ビジュアルファシリテーションフォーラム」。台風せまる10月22日に東京で行われたこのイベントになんと「登壇者」として参加しました。

www.vfforum.com

うーん「登壇者」っていうとなんか違和感がある。セッションでもお話ししたし、普段からやりとりのある方はご存じかと思いますがなんせ私の主義は「弟子はとらん!」「先生ちゃう!」なので、なんとなくお話するオバチャンくらいに思ってください。

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名札のマステは登壇者マークですって

この大盛況ですよ。これは全体セッションね。

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そんな感じで、常葉大学の安武伸朗教授、牧之原市の武田てるみさんとご一緒に「テーマセッション2:語り合い学ぶ場をつくる」というお話をさせていただきました。

ガチの場でした。刺激的でした。

タイトルからすると学ぶ場を地域でつくる……という趣旨になるかと思いきや、お話はどんどん広がり、ビジュアル言語の功罪みたいなところまで話が広がっていったのが興味深かったです。
絵の(いわゆる)上手さ、精緻なレイアウト、そのようなものが成果に影響を与えるのだろうか? このへん、実はがりがり描いている人の間でも話が正確にはかみあっていないと感じることが多い、なかなか複雑なテーマだと思うのです。

私は個人的にがっつりやりたいテーマなんですよね……よく言われる「感性・エモさ」だけを取り上げてもいけないと思うし、ロジックだけで進めてもうまくいかない。どちらの極も本質的には理解できない特性の人ってそれぞれ一定数いて、可視化はそんな人たちをつなげて救うツールになるのではないか、と内心思っています。なんといっても私は感性を理解しにくい性質なのですが、描くことによってちょっと歩み寄れたかもしれないと感じているので。

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グラレコはわなみんが描いてくれました!キャー!

作例をみて考えてみよう

そんな話題の中で、例に出してちょっとウケた写真がありますのでここでご紹介しますね。
昨年の大河ドラマ真田丸』の軍議のシーン、表現手法を変えて書き留めたものです。
1)字ばっかり

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2)少し図解とイラストを添えて

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3)がっつりレコーディング

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このシーンは大坂冬の陣勃発前の軍議を描いたもの。例えて言うなら「豊臣株式会社の最高戦略会議」みたいな一コマです。「このシーンにはどれがふさわしい?」とともに「あなたにはどれがふさわしい?」も一緒に考えられるといいかもしれません。

私たちはこの世から逃れられないのだ

セッションの中では「描く人はふつうの言葉とビジュアル言語のバイリンガルになるといいですね。ビジュアル言語について伝えたい相手には、まだ残念ながらふつうの言葉しか通じない。だから言語化していくことをサボってはいけない」みたいなことを口走った覚えがあります。
フォーラムを終えた今、なぜ描いているかと問われたら、今言えるのはこの(言いたいことの伝わらない)世の中から逃げられないなら、伝える-受け取ることのギャップに立ち向かわねばならないと思っているから(だって機嫌よく生きていたいもの!)と答えるかな。この世にあるありとあらゆる手段を使って立ち向かいましょう。文具も使って(笑)←いやほんとにいい道具は無駄なリソース使わないから世の中楽になるんですよ……
(次回は文具の話をします)

ぺんてるさんがファシリテーション文具に本気出している

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ビジュアルファシリテーションフォーラム(VFF)のスポンサーはなんとあのぺんてるさん。
当ブログでもホワイトボードマーカーやサインペンをご紹介していますが、どうやら「発想」「ファシリテーション」向けの商品開発に注力してきつつあるようです。

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サインペン! サインペン!

VFFではあふれんばかりにカラフルなサインペン(や、筆ペンやプラマン)をご提供いただき、そして新商品(候補)の「Kumikae-Note」をご紹介くださいました。これからの商品なのでまだ情報はWebに載ってないですよ!

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クールですよね

この「Kumikae-Note」は1辺がゆるやかなカーブを描いた形のふせんが9ますにセットされているノート。いわゆるマンダラ発想法に利用しやすそうなセットです。

大きな特徴はふせんの糊が両端についていること! 下のイラストでは、両端の青い部分が接着部にあたります。これによって鞄の中などでめくれてしまうことなくキレイに使えるということ。壁に貼ったときもはがれにくくなりますね。
サイズ感は長辺が7.5cm(ポスト・イット正方形の辺と同じ)で、比率は16:9にしているそうです。横長ディスプレイと同じアスペクト比ですね。

率直に申し上げると、多人数でアイデアを出し合う場面では利用人数に限界があるような気はします。理由はふせんのサイズが小さく、細いペンでないと書きにくいこと。また糊が両端にあるとしっかり貼りつきすぎて動かしにくいのですね。2〜3人までのグループで、さっと打ち合わせスペースなどにあつまって「ちょっとアイデア出ししてみない?」というシーンには似合いそう。人数がそれ以上になると、プロッキーくらいの太さのペンで書きたいところです(見えないのです)。やはり「ぺんてるサインペン」用というかんじ。

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だいたいこんなしくみです


いや、大きなサイズのふせんと太いマーカーをぺんてるさんが出してくれたら解決です……!

伺った限りでは、ファシリテーション文具の難しさは「マーケットが小さく見える」ことのようです。つまり、使う人が少なそうだということ。私が以前リサーチに協力させていただいたホワイトボードマーカーの新商品案についても、そこがネックで……ということを伺いました。これはちょっと悔しいですね。ファシリテーションと適した文具を広める活動をもっとやっていかなくては……と痛感しました。
ファシリテーション文具に求められる要件は「幼児向け文具」と性質が似ているので、そのあたりをうまく使えればもうすこしマーケットが広がると思うんですけどね。アクティブラーニング周りと合わせてなんとかならないかな。海外のホワイトボードマーカーが異常にカラフルなのも、学校で使うからという背景もあるわけで。
とはいえぺんてるさん、太いマーカーの可能性も探っていらっしゃるようで心強い限りでしたよ。ぜひぜひ今後ともよろしくお願いいたします。

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こんなにアイデアが!(よりによって自分が描いた分の写真がない)

 過去の「ぺんてる」関連記事はこちら。

facigraworks.hatenablog.com

 

facigraworks.hatenablog.com

 

静電気式のふせん、もう少し考えてみよう:magnetic NOTES

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先日「Magic Whiteboard」という静電気で貼ることができるフィルムタイプのカード? ふせん? シート? について記事を書きました。 

facigraworks.hatenablog.com

特性から見るとその名はちょっと違うかもしれませんが、当ブログではこの手の製品を便宜上「ふせん」と呼ぶことにします。

Magic WhiteboardにNeulandのSlickynotes、海外製品が多い中今回ご紹介するのは日本でも普通に買える「magnetic NOTES」。

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magnetic.jp

Made in Finlandなんですけどね。*1

色のついた表面は一般的な筆記具が利用可能。

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試してみた感想は油性マーカーやボールペン、鉛筆などが合うかなという感じです。プロッキーやぺんてるサインペンなどは乾くのに少し時間がかかる気が。
※写真はわざと手でこすっています。ファシリテーション的には、ふせんは手で持って動かすものなのでね。

裏面はホワイトボードマーカーを使うことができる、ということです。

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ボードマスターSでは少しにじみが見られましたが、書いて消してはなかなか快適。

ふせん性能として大事なのはくっつき力(この製品「粘着」ではないよね…)。我が家のような一般的な住宅用壁紙にはやっぱりくっつきにくいですね。しばらくすると重みでズレてしまいました。ホワイトボードやオフィスのスチール間仕切りなどではうまく使えるかな。実際、すいすい動かせて快適という声も聞きましたよ。

注意したいのはこの製品「パラパラ禁止」だということ。手遊びでついパラパラ漫画的にパラパラー、ってしちゃいますけど、それをやると静電気が弱くなってしまうそうです。あーやってしまいそう。

個人的にはインクが瞬時に固まり、ぴたっとくっついてくれているものが好みなのですが、場面によっては面白い使い方もできるかもしれませんね。バランスボールなんかの曲面に貼る……?  みたいに、湯水のように使うのがいいのかなあ。Mサイズ(100mm×70mm)が100枚で800円なので、なかなかセレブなワークショップ感あります。あ、樹脂製品ならではの「透明」は面白いかもね!

 

*1:微妙にサイズや入り数が違うけど……もしかしたらNeulandで売ってるのと同じものかもしれません。

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